FC2ブログ

ホルムズ海峡

ホルムズ海峡でタンカー2隻が被弾した。

かつてなら瞬間的に2円程度は円安に振れていたろうに、
原油が少し上昇したに止まる。

攻撃の主体は分からないが、イラン製の武器が使われた模様で
英米ともにイランの責任であると非難している。

目下米国はイランに原油制裁を加えて両国間は緊迫度
を高めており、安倍首相がハメネイ師とトランプ大統領との
仲介の労をとっているところ。

その成果については、米朝の間で画策した文大統領同様に難しそうで
ノーベル平和賞などのご褒美を簡単にもらうことなどできないと言うことか。



地政学リスクはやはり安全資産としての円が見直されるようだ。

特にホルムズ海峡での事件勃発~原油価格上昇~貿易収支赤字拡大
~ドル需給ひっ迫~ドル高の発想で円安と思うのだけれど。

一時的にはホルムズ海峡の事件に市場は反応しなかったとはいえ
油断の国日本は事態が長期化すればその影響から逃れられない。

やはりホルムズ海峡と言えば円安という反応で正解ではないだろうか。



そしてもう一つ気になるのが香港情勢。

「逃亡犯条例」についての改正議論が立法府で行われているが
それに反対する民主勢力が大規模デモを行い北京政府との
対決姿勢を鮮明にしている。

一国二制度が50年保証されているはずの香港に対する北京政府の
圧力は日々強まっているが、これを嫌気して香港の株価が下落している。

雨傘革命以来の民主化運動については影でCIAが動いている
と言われるが、まさに米中対決の図式だ。

このままでは16日のデモはさらに大規模になる見込みで
30年前の6月4日に起きた天安門事件の再来にならなければ良いが。


.
スポンサーサイト

梅雨寒

6月13日(木)  晴  27度

入梅して以来梅雨寒がつづいていたものの、
今日は一転して梅雨の晴れ間となった。

今日はわが誕生日だけれど、この歳になると嬉しさも中ぐらい。

この水無月は梅雨で忌み嫌う向きも多いが、自身としては
紫陽花、ビワ、そして薄暮の季節であり結構好ましいと思っている。

20190613102811b16.jpg


本日は成城のIさんと美登利寿司にて昼から一杯。

続いて世田谷の歴史散歩にご案内した。

前回は安政の大獄で処刑された吉田松陰ら長州藩士を祀る
松陰神社に赴いたが、今回は井伊家の菩提寺である豪徳寺へ。

このお寺には大獄を仕掛けた13代の直弼を含め歴代藩主および
主要な家臣たちが眠っており、都内とは思えないなかなか重厚な趣だ。

201906131908041d1.jpg

(豪徳寺三重塔)

そして誕生日を祝うべき家人との夕食は自作自演。

チキン・イタリアンつまりトマトソースととろけるチーズを加えて
二度焼したもので、盛り付けは最低だけれどこれが結構好評。

このところ運転技術はじめ様々な能力の衰えを自覚することが
多いだけに、料理の腕だけは日々上がっているのは嬉しい限りだ。

20190613190737dd1.jpg



.

2100年

過日厚生労働省が発表した人口動態統計によると
年間の出生数は91万人と1949年の269万人の
ほぼ1/3へと減少した。

特殊出生率は1.42と低位安定しているものの、
団塊ジュニアが40代後半となり分母となる子供を産める
女性の数が減っていることが大きく作用している。

かといって社会が世知辛くなり安心して生み育てる環境が
整備されない現状において劇的に人口が増加する可能性は皆無だ。

いよいよ人口減少による社会激変は待ったなしと言うことだ。



戦後の人口予測が2010年に1億3千万人をピークに減少に
転じるとしていた通り、相場の予測と異なり人口予測は当たるものだ。

したがって現在のゼロ歳児が80歳になる2100年に、世界の
流れに反し日本の人口は減り続け5千万人と明治半ば頃の水準になる。

そして日本人の半数は東京に集中し、地方都市は消滅することになる。

つまり目下10万人程度いる市町村の大方は2万人程度になり、
それ以下の小規模の村落などは見る影もなくなることになる。

と言うことで何だか先行き昏くなるのだが果たしてそうか。



今年のNHK大河ドラマは全く人気なく、代わって同時間帯に
放送されている「ポツンと一軒家」と言う番組が大いに流行っている。

番組のコンセプトはいたって簡単そして安価なつくりで、グーグルマップで
見付けた人里離れた1軒を探してその住人の生活ぶりを紹介する番組だ。

たいていの場合は集落から10キロ近く離れた場所で7~80代の
老人が棚田を耕すなどして自給して暮らしている。

ということで病気の場合などの不便やクマに遭遇することは
避けられないが、多くの人はそれなりに満足して暮らしている。

特に通信機器の発達により快適に暮らしている人の例もある。

つまり人口減少社会をポツンと一軒家が増える社会と考えれば、
考え方次第では案外快適に暮らせるのかも知れない。

遠い将来を案ずるよりは産むがやすしか。



.

已みません

4月から5月にかけての皇室報道の量には驚いたが
6月に入りようやく落ち着いた。

その間気になったことのひとつが、4月30日の「退位礼正殿の儀」での
「国民代表の辞」末尾における安倍首相の大失言。

官邸はその事実を否定しているものの「天皇、皇后両陛下には
末永くお健やかであらせられますことを願っていません」と言ったこと。

文書として公表されたものには、「願って已みません」とあるが、
「あられますことを願って」まで読み進んだところで一瞬口ごもり、
「あらせられますことを願っていません」と発声したとのこと。

「願ってやまない」の「やむ」は「已む」と書くが、これが読めなくて、
国民の意思と反対の意味での発言になったというのが真相のようだ。

まあジョークと軽く流せば良いかも知れないが、長命を誇る
国家リーダーのお粗末さが露呈された場面だ。



そして2つ目は「即位後朝見の儀」で新天皇が述べた「おことば」。

平成2年の明仁上皇誓いの「おことば」においては「皆さんとともに
日本国憲法を守りこれに従って責務を果たす」と国民主権・平和主義尊重の
決意が示されていた。

しかし令和においては「憲法にのっとり」と「遵守」からニュアンスは
一段と軽くなり、日本国憲法への思い入れが消し去られたこと。

また象徴像を継承するとの明言が避けられたことも。

つまり上皇の「おことば」が換骨奪胎され、改憲を目指す勢力に
都合の良い方向へと流されたということだ。



上皇はリベラル、護憲を強く滲ませていたことから安倍首相も
折り合いの悪さを感じていたと言われる。

それだけに改元前から皇太子への報告そして改元後の内奏
などこれまでとは一変した首相の皇室への接近が注目されるところ。

すでに

①天皇が安倍はじめ改憲派に取り込まれるかも知れない
②このところ内奏が増えがちなだけに天皇が政治への興味を
 示し始めるのではないか

など懸念も広がりつつある。

令和において天皇が時の勢力に政治利用されないことを願うばかりだ。



.

俺流

トランプ大統領はロイヤルファミリー好きと分析されるように
国賓として日本に続き英国を訪問した。

そしてウインザー宮殿での晩餐会でエリザベス女王、
チャールズ皇太子などと記念写真ににこやかに収まった。

ただ大統領をかねてより「差別主義者」と呼ぶメーガン妃は欠席。

またロンドン市内では反トランプのデモもあったようにその歓迎ぶり
は日本とは大きく異なった模様。

ただ大統領自身は全く意に介していないといったところだろうか。



この訪英を前にして米国はメキシコからの全輸入品に
5%の追加関税をかけ、さらに今後も移民流入が続けば
順次25%まで引き上げると発表した。

北米ではNAFTAの後継となる貿易協定の発効が
予定されているところであり、この施策の唐突感は拭えない。

実際対中関税を主導しているライトハイザー補佐官や
クドローNEC委員長なども反対したというが。

それを無視して大統領は強い意志を押し通したようで、
側近の言うことを聞かないのはこれまでと同様だ。

これで米中貿易戦争も収束する可能性は少ないと市場も判断
したようで、それ以来株価は急落しドルも下落を辿っているのである。



トランプ大統領の頭の中はいよいよ2020大統領選で一杯のようだ。

米中貿易戦争において米国は中国と制裁関税をかけあっており、
今月から第3弾が始まり、さらに第4弾も視野に入る。

しかしこの貿易戦争が本格化してくるに伴い大統領の支持率は
下がるどころか逆に上昇しており、今や45%水準と過去最高を記録。

つまり関税は大統領の人気を呼ぶとの計算があるようで、
今後も「非常事態」や「安全保障」を理由に強硬姿勢を堅持しそうだ。

そして株価対策としての利下げについても圧力をかけられているFRBは
中立的姿勢から緩和的姿勢へと転換しつつある。

そして市場はすでに年2回から3回の利下げを織り込んで反応し、
10年国債は買いが買いを読んで2%割れ寸前までいっている。

トランプ大統領は再選に向けどこまで外交、通商、金融市場に
身勝手な俺流を押し通すつもりだろうか?




.

プロフィール

斉藤洋二

Author:斉藤洋二
銀行・生命保険会社にて
長く為替・投資業務に携わった。

特にホンコン、パリ在住の際には
中国・アジア・欧州・アフリカ
各国を見て歩いた。

歴史・料理・音楽に興味がある。

「ネクスト経済研究所」代表

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR