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恐怖心

昨夜G7財務相による電話会議が行われ、各国は
コロナウイルスに対し協調的に行動するとの声明を出した。

続いて米国が0.5%の緊急利下げを発表し、
金利誘導目標を1.0~1.25%とした。

しかし10年債金利はすでに1%を切っているように市場はさらに
0.5%の利下げを督促している。

日本や欧州はすでにマイナス金利の世界にあるが
米国も土俵際に追い込まれた感が強い。

これまで協調行動とは主に為替政策が中心に据えられてきたが
トランプ大統領が現下のドル高を嫌がっているだけに介入など
ドル高への調整などできるはずもない。

つまり日銀は手詰まり状態にあり、今後円高そして不況へと
進んだ場合どのような手をひねり出すのだろうか?



このようにコロナに感染した金融市場の梃入れ策は乏しいが、
肝心の医療対策も打つ手は見つからない。

そして噂が噂を呼び人々は恐怖心に取りつかれているが
情報過多の時代にデマの拡散を止めることはなお難しい。

ということで人々はドラッグストアに走りマスクのみならずトイペなども
取り合いになる。

いったん恐怖心に襲われると人間は狂気に走る
と言うことだろう。



現在世界の人口は70億人を超え、そして日本人も1.2億人もいる。

つまり世界で3000人も死んだとの報道は恐怖を抱かせるが
母数を考えれば過度に反応する必要がないかも知れない。

インフルはワクチンも治療薬も行き渡っているが
それでも日本だけでも毎年1千万人が罹患し1万人が死んでいる。

その意味ではコロナによる感染者数が1000人を超え、死者が10人
を超えたとしてもそれほど恐れる必要はないのではないか。

実際日本人は毎日4千人死んでおり、そのうち肺炎など呼吸器系を
死因とする死者は300人に達するという。

つまり仮に毎日コロナで死ぬ人が出たとしても確率的には
限りなく小さいということ。

したがって正しく恐れ備える必要はあっても過度に恐怖に
かられる必要はないということではないか。


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PCR検査

新型コロナはイラン、イタリアに飛び火し、米国での流行も
時間の問題と言われる。

日本も同様で政府はこの1,2週間が正念場としその対応方針を出したが、
それは官僚の作文そのもので政府の強いリーダーシップは感じられない。

つまり危機対応力において強権を発動する中国やPCR検査を
積極化させる韓国に大きく劣後しているのは明らかだ。



現状日本での感染者数はクルーズ船を除けば100人程度と報告されている。

実際多くの患者はPCR検査を受けさせてもらえず、
結果として感染者数が小さくみえている。

PCR検査については民間の精度が低いとの理由で、
国は感染研と地方の感染研究所のみに限定している。

その結果多くの患者のニーズに応えられず、臨床医は
患者の診療方針も立てられないのが実情とか。

これは厚生省の医療・薬事行政の規制のせいであり国家的危機を
前にしても許認可権を手放したくないとの自己都合を優先しているようだ。

政府対策会議においても委員たちは私事にかまけては欠席し
実体は厚労省に丸投げだ。

このような環境でもし自分が感染したらどうなるのかと考えると
不安になってくる。



目下政府の最優先課題は5か月後に迫った東京五輪。

したがってその開催を前に風評被害を恐れるばかりに感染者数を
小さく見せ、同時に国民の健康を犠牲にしてでも
開催にこぎつけたいと考えているのではないか。

今や多くのイベントは中止になり、大相撲も無観客興行
になる可能性が高い。

これだけ国民の危機意識が高まる中で政府は五輪開催を諦めて
コロナ対策に専念すべきだ。




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動物学的考察

イクメン俳優と清純派女優の3年にわたる不倫が
発覚して目下メディアは大騒ぎしている。

この俳優はオシドリ夫婦と言われそのイメージが
定着していたが、実態が余りに違っていてその
落差が衝撃を与えたと言うこと。

動物学的に言えばオシドリの雄は家庭に閉じこもるのではなく、
たえず相手を探し求めて出歩くのが習性と聞けば腑に落ちる。

やはり先日まで姦通罪が存在し「不倫は文化でなく犯罪」と言われる韓国同様、
日本では不倫は世の女性を敵に回すと言うことか。



近頃動物学の研究者である竹内久美子・京都大学教授の
「草食男子」と「うそばっかり」を読んだ。

この先生は動物学的考察で社会そして政治問題に
切り込み産経新聞でコラムを書いている。

たとえば男性ホルモンの少ない男は朝日新聞を読み、
共産党を支持する、などその過激発言が注目されている。

と言うことでその著書を読んだが「草食男子」「なわばり」など
人間の行動はすべて動物学的に説明が
つけられると言うことのようだ。



その中で注目されたのが、人間の個体は滅びるがその
遺伝子は子、孫へと引き継がれて行く。

その結果、自分の遺伝子の行き先が気になるのは人間として当然とのくだり


たとえば孫からすれば4人の祖父母がいるが、
その4人のうちで孫を最も可愛がるのは母系の祖母で
逆に最も愛情が乏しいのが父系の祖父だとか。

その根拠は、父親は自分の子供について自分の子供で
あると確信が持てないが、母親は自分の子供である
ことを100パーセント確信している故とする。

と言うことで祖父母が遺伝子をキャリーしている孫を
(特に母系の祖母が)溺愛するのも動物学的に正当化されるのである。



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パンデミック

年初早々のイランでの衝突が過ぎ、金融市場は
平穏無事に打ちすぎていたところだ。

そんな材料不足の中で突然降って湧いたのがパンデミック。

新型肺炎の患者についての第一報が伝わりカジノ、
航空機、ホテルなどの旅行関連銘柄に売りが出た。

さらに安全資産である円が買われているところだが
今のところ世界がパニックになるにはパワーは限定的。

今後不安が増幅されれば金融市場も大きく動くが、
とりあえず少し警戒しつつ様子見と言うところだ。



現状数百人が感染しているとされる武漢は「封鎖」された。

そしてWHOから「緊急事態宣言」が何時発せられるかと
固唾をのんで市場も見守っているところであるが・・・

とはいえ一部東アジア地域が汚染されている段階であり、
パンデミック(世界流行)と言い難いと判断された。

ともかく中国共産党は威信にかけて封じ込めるとしている。
果たして共産党はコロナウイルスに勝てるのか?

17年前のSARS蔓延の時にその発生を中国政府は
3か月も秘匿していた実績もあるだけに、今後政府
発表をどれほど信じて良いか不安は拭えない。



武漢の市場ではネズミ、蛇、こうもりなど様々な
野生動物そしてその生肉などが売られているようだ。

この小動物にウイルスが住みついていると見られているが、
昨今の人、モノの移動は拡大スピードを速めている。

ペストの感染は雲南省の風土病が侵攻してきた
モンゴル軍に伝染し拡散したとの説が有力だ。

その頃と比べ現代の感染そしてウイルス変異のスピード
はかなり早く、治療薬の開発との競争は激しい。

つまりウイルスと治療薬の戦いはエンドレスで、
現代医学は勝ち続けてくれるのか?

21世紀の不安材料の一つがパンデミックと言われているが、
ウイルスの世界経済特に中国経済、市場への影響については注意深く見守る必要がありそうだ。






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依存症

4年前に覚醒剤で逮捕された清原和博の現在を
TVで特集していた。

目下執行猶予中で鬱などを発症する中で生活再建に頑張っているというが
ろれつも回りにくそうで本当に薬を断ち切れたのかよく分からない。

一方芸能界でも酒井法子や沢尻エリカなどの美人女優が
逮捕者に名を連ねるなど後を絶たない。

まさに薬物依存は違法ドラックの多様化と流通経路の確立の結果であり、
今やアルコール依存症以上のゆゆしき問題といえるだろう。



そんな折精神科医でアルコール依存症の専門家の
重盛憲司先生にお会いして話を聞く機会があった。

依存症の基本的認識として押さえておくことは次の点。

①アルコールは合法的な飲み物である
②飲みだしても「安全域」が広くて中毒症になるまで時間を要する。
 つまり程よく飲む限り安全なものであり必ずしも中毒症状につながらない。

一方

①薬物は違法であること
②「安全域」が狭く飲めばすぐに依存症に陥ること

これらの点において医学的にアルコールと違法ドラッグとは
決定的に違い対処が異なるものと考えられているようだ。

実際アルコール依存者と薬物依存者とが対面すれば、
(五十歩百歩に見えるけれど不思議にも)アルコール依存者は
薬物依存者に対して例外なく優越を感じるらしい。



以上のように依存症の原因についてアルコールと薬物の2つが双璧と
考えられてきたが、ここにきて厚労省・久里浜医療センターは
ネット・ゲームを新たな依存症として追加したとのこと。

実際青少年のスマホの普及率は小学生高学年あたりから急速に上昇。

一部は出会い系に流れ事件につながっているし、
多くはゲームにはまる傾向にあり使用時間も平均的に3時間を
超えるという問題が生じている。

また少数ながら寝食を忘れて3,4日ぶっ続けて没頭するなど
明らかに中毒症の兆候を示すものが増えているという。

ネットを通じた相場へののめり込みは時に筆者も危険を感じるところであり、
とりわけ若者はリアルとバーチャル世界の境目が分からなくなりやすいのだろう。

何事も中庸こそ重要ということだ。



プロフィール

斉藤洋二

Author:斉藤洋二
銀行・生命保険会社にて
長く為替・投資業務に携わった。

特にホンコン、パリ在住の際には
中国・アジア・欧州・アフリカ
各国を見て歩いた。

歴史・料理・音楽に興味がある。

「ネクスト経済研究所」代表

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