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パンデミック

年初早々のイランでの衝突が過ぎ、金融市場は
平穏無事に打ちすぎていたところだ。

そんな材料不足の中で突然降って湧いたのがパンデミック。

新型肺炎の患者についての第一報が伝わりカジノ、
航空機、ホテルなどの旅行関連銘柄に売りが出た。

さらに安全資産である円が買われているところだが
今のところ世界がパニックになるにはパワーは限定的。

今後不安が増幅されれば金融市場も大きく動くが、
とりあえず少し警戒しつつ様子見と言うところだ。



現状数百人が感染しているとされる武漢は「封鎖」された。

そしてWHOから「緊急事態宣言」が何時発せられるかと
固唾をのんで市場も見守っているところであるが・・・

とはいえ一部東アジア地域が汚染されている段階であり、
パンデミック(世界流行)と言い難いと判断された。

ともかく中国共産党は威信にかけて封じ込めるとしている。
果たして共産党はコロナウイルスに勝てるのか?

17年前のSARS蔓延の時にその発生を中国政府は
3か月も秘匿していた実績もあるだけに、今後政府
発表をどれほど信じて良いか不安は拭えない。



武漢の市場ではネズミ、蛇、こうもりなど様々な
野生動物そしてその生肉などが売られているようだ。

この小動物にウイルスが住みついていると見られているが、
昨今の人、モノの移動は拡大スピードを速めている。

ペストの感染は雲南省の風土病が侵攻してきた
モンゴル軍に伝染し拡散したとの説が有力だ。

その頃と比べ現代の感染そしてウイルス変異のスピード
はかなり早く、治療薬の開発との競争は激しい。

つまりウイルスと治療薬の戦いはエンドレスで、
現代医学は勝ち続けてくれるのか?

21世紀の不安材料の一つがパンデミックと言われているが、
ウイルスの世界経済特に中国経済、市場への影響については注意深く見守る必要がありそうだ。






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依存症

4年前に覚醒剤で逮捕された清原和博の現在を
TVで特集していた。

目下執行猶予中で鬱などを発症する中で生活再建に頑張っているというが
ろれつも回りにくそうで本当に薬を断ち切れたのかよく分からない。

一方芸能界でも酒井法子や沢尻エリカなどの美人女優が
逮捕者に名を連ねるなど後を絶たない。

まさに薬物依存は違法ドラックの多様化と流通経路の確立の結果であり、
今やアルコール依存症以上のゆゆしき問題といえるだろう。



そんな折精神科医でアルコール依存症の専門家の
重盛憲司先生にお会いして話を聞く機会があった。

依存症の基本的認識として押さえておくことは次の点。

①アルコールは合法的な飲み物である
②飲みだしても「安全域」が広くて中毒症になるまで時間を要する。
 つまり程よく飲む限り安全なものであり必ずしも中毒症状につながらない。

一方

①薬物は違法であること
②「安全域」が狭く飲めばすぐに依存症に陥ること

これらの点において医学的にアルコールと違法ドラッグとは
決定的に違い対処が異なるものと考えられているようだ。

実際アルコール依存者と薬物依存者とが対面すれば、
(五十歩百歩に見えるけれど不思議にも)アルコール依存者は
薬物依存者に対して例外なく優越を感じるらしい。



以上のように依存症の原因についてアルコールと薬物の2つが双璧と
考えられてきたが、ここにきて厚労省・久里浜医療センターは
ネット・ゲームを新たな依存症として追加したとのこと。

実際青少年のスマホの普及率は小学生高学年あたりから急速に上昇。

一部は出会い系に流れ事件につながっているし、
多くはゲームにはまる傾向にあり使用時間も平均的に3時間を
超えるという問題が生じている。

また少数ながら寝食を忘れて3,4日ぶっ続けて没頭するなど
明らかに中毒症の兆候を示すものが増えているという。

ネットを通じた相場へののめり込みは時に筆者も危険を感じるところであり、
とりわけ若者はリアルとバーチャル世界の境目が分からなくなりやすいのだろう。

何事も中庸こそ重要ということだ。



新月

8月1日 (木)  35度

本日は新月、特にスーパーブラックムーンで
物事が刷新されるお日柄とか。

実際1859年以来の強力な太陽嵐が到来し通信機器はじめ
人間・社会への影響があるとされる。

もともとアストロロジー(占星術)は古代バビロニアに始まり
天体と社会の関係を観察した経験則である。

どこまで信じるかは難しいが、とりあえず今夜は「新月のドル売り」との
お告げが出ているらしい。

実際の相場は昨夜のFEDの利下げ発表を受けて逆にドルが
上昇しており、「新月のドル買い」に傾いているように見受けられるが。



本日未明(NY時間31日午後)、FEDは10年半ぶりに
0.25%の利下げを発表した。

市場では0.5%を期待する向きもあっただけに、
目下その失望から損切りの動きが強まっている。

パウエル議長によれば、「今回の利下げは予防的利下げ
そして中期的な金融政策の調整であり長期利下げサイクルの
始まりではない」と発言。

つまり世界経済の不確実性だけを材料に利下げするのは
トランプ大統領への忖度以外何物でもないと思われるのはやむを得ない。

今後もパウエル議長が弱腰を続けるのか否か注目されるところだ。



このように市場のかく乱要因と言えばやはりトランプ大統領。

大統領選を15か月後に控えていることから全ての
行動・発言は白人支持増を増やすため。

特に黒人が多く住むボルチモアを「ネズミだらけ」「最悪」と
断定するなど意識的に人種差別発言を連発する。

さらに中国への批判を繰り返して人民日報と激しいやりとりを
したり、介入によるドル下げへの言及も。

中期的のみならず短期的にもドル高が好ましいと言う
ムニューシン財務長官が存命の限りはそれはないと
思われるのだが。

「新月のドル売り」の現実性はともかく、
トランプ大統領の言動には引き続き要注意だ。



洛陽

現代中国の代表的な都市と言えば北京と上海だ。

一方古代中国はと言えば、長安(西安)そして黄河中流に位置する
河南省の洛陽だろう。

洛陽は戦略の要衝として古代史に再三登場する後漢や隋の首都だ。

書籍が良く売れることを三国時代の故事では「洛陽の紙価を高める」と
言うが、これはまさに洛陽が当時の文化の中心であったことを
示していると言えよう。

同時に紙が貴重品でありすでに普及していたことも見えてくる。



このところ紀元前4世紀の洛陽を舞台に秦の恵王を描く
中国ドラマを毎日見ている。

さすが2400年前の古代中国の社会は現代と大きくかけ離れており、
再発見や新発見をしては驚くことがしばしばである。

そのひとつが紙が存在しなかった事だ。

後漢書には105年に蔡倫が皇帝に献上したと記されていることから、
紀元前後に紙が発明されたと推測できる。

したがって当時の文書は竹簡であり、それを巻くとかさ高くなり
公式文書などの保存に苦慮するシーンがドラマでも再三登場するのである。

とはいえ四書五経などの竹簡への書写で主人公が生活費を稼ぐ
シーンが出てくるなど人々の読書、教養への欲求も根強いものがあった。

この中国の発明品はパピルスや羊皮紙が使われていたトルコ、
エジプトさらに西欧へと時間をかけて伝わることになる。



紙は文字とともに文明の発達を支えた。

しかし19世紀以降科学文明が異様に発達した今、
ペーパーレス社会の到来が現実化してきた。

実際ネットの保存技術をもってすれば、かさばるハードコピーを
取ることなどは極めて面倒くさい作業となってしまったし、新聞も
ネット配信に駆逐されそうになっているのも頷ける。

今後の紙の運命は茶事に使う懐紙や書画の用具などの工芸品
またトイレットペーパーなど日用品に限定されることになるのだろうか。



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月面着陸

宇宙空間については1950年代以来米国とスプートニク、ルナそしてソユーズ

開発するソ連との間で激しいつばぜり合いが行われてきた。

その流れの中で米国はアポロ計画を進めて1968年に
人類の月面着陸を成功させた。

この宇宙空間での各国の争いは現在も続いており、正月早々中国が
打ち上げた無人探査機が世界で初めて月の裏側への軟着陸に成功した。

つまり宇宙を巡る各国の争いは、月の裏側、宇宙ステーションそして様々な惑星へと
広がり、同時に中国が米ロに割って入りその強国ぶりを発揮し米国に迫る。



中国にとっての「宇宙開発」は、中国のハイテク産業育成策
「中国製造2025」の重点領域として位置づけられており、
2030年に米ロに次ぐ「宇宙強国」達成を目指している。

この目標の達成に向け知財権を巡って米中では激しいやりとり
が続いているが、とりわけ中国のハッキングに対する危機感が
米国で募っている。

したがって米中貿易戦争について最大の課題は米国の赤字幅
削減ではあるが、同時に知財権も国防上の観点から重要な課題と
なっている。



このような状況下追加関税導入についての可否を
巡り協議が3月1日をめどに行われる。

1月7日から北京で米中次官級貿易協議が始まり、まず米国からの
輸入の拡大策について2日間協議される。

さらにこの会議に進展があれば劉鶴副首相が米国を訪問し、
知的財産権について議論を深める予定になっている。

協議については現状少し明るい見通しも出ているが、中国では
昨年末に発表された12月PMI(製造業購買担当者景気指数)が
49.4と50を切るなど景気の先行きについて懸念も高まっている。

それだけに米中貿易協議の進展が期待されるのだが
果たしてどうなるのだろうか。


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プロフィール

斉藤洋二

Author:斉藤洋二
銀行・生命保険会社にて
長く為替・投資業務に携わった。

特にホンコン、パリ在住の際には
中国・アジア・欧州・アフリカ
各国を見て歩いた。

歴史・料理・音楽に興味がある。

「ネクスト経済研究所」代表

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