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巴里祭

ロシア・ワールドカップもベスト4が出揃った。

ルカクら強烈なトップを有するベルギーとペレの再来と言われるエムバペを
擁するフランスを応援してきただけに準決勝での対決が楽しみだ。

とはいえ残り試合は3試合となり世界が熱狂した祭りの終わりが
見えてきただけに一抹の寂しさは拭えない。



と思っていたら世の中は良くできたもので、
この週末からツールドフランスが開幕したのである。

7月に入ったのに今年はまだかなと思っていたら、
ワールドカップとの重複を避けるために1週間開催を延ばしていたとのこと。

スタートはフランス西部の大西洋に面した街で、
これから3週間フランス全土を時計回りに回ることになる。

ということでスポーツ・チャンネルを契約して毎日中継を楽しむ予定たが、
ロード・サイクルにぞっこんでもないし、フルームと言う強い選手に
ここ数年注目しているものの特段ご贔屓がいるわけでもない。

ただ田園風景、山岳風景、さらに小さな街の佇まいをぼんやり
見ているだけで7月を楽しく過ごせてしまうのだからいたって安上がりだ。



日本は目下大雨で本当に梅雨が明けるにはまだ時間がかかりそうだが、
フランスは巴里祭を前にバカンスシーズンに突入したようだ。

そして驚いたことはシャンゼリゼの記念パレードに
安倍首相が参加すること。

昨年はトランプ米大統領がその素晴らしさに感動して、ワシントンで
軍事パレードを強行しようとしたほどである。

つまり安倍首相はトランプ大統領の影響を受けたに違いないが、
強権的なトルコのエルドアン大統領と似たもの同士と言われるだけに、
軍事パレードへの憧れを抑えきれなかったと言うことだろう。

ともかく15日(日)に予定されるワールカップ決勝で優勝すれば
さらにフランスの夏は盛り上がることになるのだろう。



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ドイツ不振

ロシアワールドカップも始まって2週間が経過し、決勝トーナメント進出を
かけて一日4試合におよび熱戦が繰り広げられている。

おかげで夜中起きたり早朝ビデオを早送りで見たりと
忙しくも楽しい日々を送っているところだ。

とはいえ1年間に2千試合も見ている小柳ルミ子には
遠く及ばない。

近頃本業での活躍はほとんど聞かないが、趣味もそこまで講じるとサッカーの
専門家として引っ張りだこになるのも当然ということだろう。

そしてそのブログはメッシへの愛と
アルゼンチンのふがいなさへの怒りで溢れていると言うのだが
ともかく同国はメッシのゴールでかろうじて生き残った。



サッカーの面白さは単純なルールと波乱にあるのかとも
思うぐらい勝敗の行方は分からない。

したがってサッカーの勝敗予測は本当に難しいようだが、そんな中で
ゴールドマンサックスは、決勝はブラジルとイングランド、そしてブラジルの
優勝と予想した。

証券会社の予測など専門分野でも当たらないのだからと思うが
ともかくご愛敬というところか。

個人的にはベルギーに注目しており、クロアチア、スウェーデン、
スイス、デンマークなど欧州の中小国がサッカー強国を撃破するのが楽しみだ。



そんな中でブラジルに続く4度の優勝を誇る前回優勝した
ドイツが韓国に敗れて予選リーグで敗退した。

さぞやメルケル首相もショックを受けているだろうが、
政治面でも内憂外患だ。

連立相手のCSU党首のゼフォーハ―内相から移民・難民問題を巡り
NOを突き付けられ、連立内閣崩壊の危機が高まってきた。

さらに夏休み突入前のEU首脳会議において、①ブレクジットとアイルランド国境問題、
②ユーロ制度改革と共通予算問題など難問が待ち構える。

これまで欧州の盟主そしてサッカー王国として君臨したドイツも
ワールドカップ敗戦に続いて政治面でもその屋台骨がきしみ始めたようだ。


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ワールドカップ

FIFAワールドカップが始まって1週間。

日本が予想を覆して快勝したように、有力とされる欧州勢が勝ち進んで
いる一方、番狂わせも結構起きる。

その最たるものがドイツがメキシコに敗れた1戦で、小が大を
食うの言葉通り勝負の世界は厳しいものだ。

これから1か月にわたり国家の意地をかけた戦いの日が続くのは楽しいが
やはり戦争はピッチ内にとどめてほしいとの思いも強まる。



このような環境で為替関係者もサッカーの行方が気になるのか
試合時間と重なるNY市場は動意が乏しくなっており、もっぱら
サッカーの中継がない時間帯のアジア市場がこのところ動きが活発だ。

そしてメルケル首相がサッカーにぞっこんなのに対し、米国は今回の
大会には参加していないせいかトランプ大統領はまったく無関心の風情で
もっぱら貿易分野での戦略に忙しい。

中国からの500憶ドルの輸入品に対し関税を課したが、中国が同額の報復関税で
対応し、それを受けて米国は2千億ドルの追加関税を賦課する検討を始めた。

両者ともブラフとの楽観的な見方があるものの、事態は泥沼状態になりかけており
米国株価も下落基調とその影響の深刻化が懸念されるところになりつつある。



知的財産権について中国はその意識は乏しく、
半導体産業の保護を重要課題とする米国がいらつくのも当然か。

11月の中間選挙まで5か月を切った現在トランプ大統領は国内優先を
打ち出しており、海外との摩擦をいとわない。

ということで米中貿易戦争が本格化してきたが、日本も
これから始まる日米通商交渉でバッシングされる可能性は高い。

2018年下半期は貿易戦争から目を離せない。


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つながり

普段健康番組など見ないが、先日NHKの「ためしてガッテン」
で健康寿命を延ばす方法を特集していたので珍しく視聴した。

それによると健康寿命を伸ばし寝たきりを回避する方法として、
2つを挙げていた。

ひとつは分かり切ったことだが歩くことやラジオ体操などの「運動」。

もうひとつが意外なことに「つながり」で、人とのおしゃべり
による心と頭の活性化。

この「つながり」が免疫力を高めて健康寿命を長くし、
老後の寝たきりを回避する力になると医学的に説明していた。

従って散歩、竹踏みなど求道的に運動に励む夫よりも
友達と頻繁にランチ会をする妻の方に軍配を上げていた。



それでは自らの生活を「つながり」の観点で眺めて見ると、
決してほめられたものではなさそうだ。

サラリーマン時代の人間関係から解放されて「自由」を満喫しているだけに
いまさら新しく人間関係を構築するのも面倒くさい。

ということで付き合いは昔からのお気に入りがほとんどで
新たな友人を作りお昼を他愛ない話でお気楽に過ごす
といったことに慣れていないのが実情なのだ。



このように老後の備えについて「健康」がキーワードになるが、
同時に「お金」もまた重要課題だ。

過日政府が出した骨太方針によるといよいよ年金資金の枯渇が迫り
15歳~65歳とした生産年齢の定義をまず70歳に引き上げて、
さらに年金支給を可能な限り先送りしたいとの思惑が透ける。

実際65歳で仕事をやめると、75歳時点で50%を超える人が
金融資産を使い尽くすらしい。

一方65歳から75歳までの10年間で1千万円稼ぐとすれば
老後破産をする比率が30%に引き下がるとのことだ。

いよいよ高齢化は待ったなしで、いくら健康を維持しても
最晩年を迎える前に破産することになりかねない。

「健康」と「お金」、老後の備えにどちらがというよりも
どちらも必要と言うことだ。

つまり「夫達者で留守が良い」のは永遠の真実なのだ。


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私学経営

日大悪質タックル問題が勃発して3週間が経過したが、
当該選手が潔く記者会見して事の真相が明らかになった。

とはいえ首謀者たる監督コーチがのらりくらり発言した後
監督は病院に逃げ込み、半落ち状態ながらコーチも煮え切らない。

このような環境下関東学連やスポーツ庁が乗り出しているが、
その捜査能力に限界もあり関学側は司法にも訴える見込みだ。

一方日大側は学長も登場しているものの、どうも私学における
運動部の力は絶大で、この問題の主体としての「日大」とは
運動部を管理し同時に経営主体である理事会のようだ。



日大と言えばマンモス大学、大衆大学と言われ系列の約30の
中学・高校を含め学生数は8万人、OBは110万人に及ぶ。

有名人には林真理子、神田正輝、柴田恭兵、小泉幸太郎などがおり、
さらに政治家も多く五輪のメダル数は100個を超えるとかで
スポーツが大学ブランドを高めている。

他方その経営内容を見ると、国などからの補助金100億円を含めて
年間予算は2500憶円に上っており、NHKの予算7000億円と
比較してもその規模の大きさは容易に推察される。

その年収の大半は授業料や受験料で賄われているようで、
その経営はブランド力こそ命と言うことだ。



目下日大はじめ私学にとってはどこも少子化の時代に
生き残りは厳しい。

したがって資産運用にも積極的となっているが早稲田や駒沢が
デリバティブで百億円単位で損失を出したと報じられるように
それほど殖やすことは容易ではない。

ということで学生集め、受験者集めは最重要課題で畢竟箱根駅伝など
スポーツに力を入れることになり、相撲部とならびアメフト部の力が
学内で強くなるのは明らかだ。

したがって理事長がアマ相撲で鳴らし角界に入れば横綱になれたと
言われる田中永寿氏でNO2がアメフト部の内田監督と言うのも当然か。

しかしこの上層部には暴力団との関係やリベート問題がささやかれる
だけに、アメフト部に自浄能力が働くとは考えにくい。

ともかく今回の悪質タックル問題が大山鳴動鼠一匹で終わらず
大学経営に一石を投じそれなりの解決を見て欲しいのだが。



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プロフィール

斉藤洋二

Author:斉藤洋二
銀行・生命保険会社にて
長く為替・投資業務に携わった。

特にホンコン、パリ在住の際には
中国・アジア・欧州・アフリカ
各国を見て歩いた。

歴史・料理・音楽に興味がある。

「ネクスト経済研究所」代表

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