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卒婚

大相撲九州場所が終わった。

白鵬はじめ3横綱が休場、そしてそれに次ぐ力士も
ころころ負けて何を見て良いのか分からない、
まれにみる低調な九州場所となった。

ただ一つの収穫は22歳の若手(貴景勝)が
優勝したことで、これで世代交代が一気に進む期待を抱かせた。

お陰で唯一の日本人横綱を擁護してきた横審もようやく
重い腰を上げて稀勢の里に「激励」という形の引退勧告を行った。

そもそも横審は横綱昇進時も含めて稀勢の里に大甘で、11場所で
30勝余りしか挙げられない横綱の存在を許してきたのは大罪だ。

いくら興行優先とはいえ弱すぎる日本人横綱と強いモンゴルの横綱
という二重基準を作ることからして間違っていたのである。




退屈な相撲中継が終わったと思いきや、貴乃花の
離婚報道が日本を覆った。

やはり貴乃花の商品価値は相撲協会を上回るようで
ワイドショーやスポーツ紙はその話で持ち切りとなった。

報道によればこの夫婦は「離婚」ではなく「卒婚」と言っているようだ。

しかし定義上「卒婚」とは戸籍は抜かずあくまでも家庭内離婚であり、
貴乃花の場合は「離婚」というのが正しいとか。

ともかく夫人としても子供が巣立ち、また相撲部屋が解散して
おかみさんから解放された今こそがそのタイミングだったのかも。

あの気難しい夫では妻もやっておられなかったのだろう。
よく23年も我慢したと言うことか



それにしても太古の昔から熱は冷めやすく、また女性が経済的な力をつけた今
離婚はかつてと異なり自由に行われるようになったのも当然だ。

しかし母子家庭は総じて貧困である現実を目の当たりにすると
やはり極力離婚は回避するに越したことはなさそうだ。

ともかく来年の参院選出馬も取りざたされる今、これからも自己中で
奇行の多い貴乃花は様々な話題を提供し続けてくれるだろう。



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出世争い

大相撲秋場所は白鵬41回目の優勝で終わった。
さらに幕内1000勝の大記録を打ち立てた。

昭和の大横綱・大鵬でさえ32回そして746勝だったのだから
その偉大さが分かろうと言うものだ。

残る記録は双葉山の69連勝ぐらいだが、33歳で
ケガの増えた体でそれを達成できるのかどうか。

もう一つ本人が目標としているのが東京五輪で土俵入りをすること。

つまり長野五輪の開会式で浅利慶太が横綱曙に土俵入りさせたことの再現
を狙っているが、果たしてデイレクター野村萬斎はどうするか?



目下相撲界が抱える大きな問題のひとつは、
人気実力で白鵬を脅かす存在が見当たらないこと。

そんな中で今場所最もファンをうならせた一番が13日目の
幕下下位の豊昇龍(朝青龍の甥)と納谷(大鵬の孫)の一戦。

この午後1時過ぎの対決はテレビでも録画放送されたが、
両者3勝3敗で迎え結局豊昇龍が勝ち出世争いで一歩リードした。

この2人は高卒1年目の18歳で今年1月前相撲で
デビューして以来のライバル。

3月序の口、5月序二段、7月3段目と3場所を19勝2敗と
圧勝して駆け上がってきた。



大方のファンは188センチ166キロで血統の正しい納谷が好きで、
モンゴル出身で玄人好みの豊昇龍はどうやらヒールになりそうだ。

実際185センチ107キロと少し小柄だが、相撲の気風が良く
精悍な顔立ちでなかなか魅力的。

幕下は60枚、120人おりなかなか曲者がそろっており
しばらく苦労しそうだ。

大鵬や朝青龍でもそこを抜けるのに6場所ぐらい、
そして十両を通過するのに3~4場所かかっている。

この二人が関取になって地上波に乗り、人気・実力両面で白鵬の
後継者として名乗りでるのは一年余り後か?

しばらく幕下の取り組みの結果や映像をネットで検索する
日々が続きそうだ。


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ムーンサルト

全米オープンで大坂なおみが優勝の快挙を成し遂げた。

観る者そして国民をうれしくしてくれるのはスポーツの威力だ。

とりわけ激闘の後のインタビューは下手な日本語も加わって
ほのぼの感とピュアさが伝わってくる。

このところスポーツ界ではごたごたばかりが伝えられ
うんざりしていただけに、改めてスポーツの素晴らしさを
実感できたというところだ。



このスポーツの良さを奪い醜さを露出しているのが体操競技で、
その暴力問題およびパワハラ問題にはうんざりしている。

一時は被害者の宮川(加害者の速水コーチも含めて)を擁護する
雰囲気が強かった。

しかしこの二人の関係はDVそのもので、今や思い込みの
激しいこの二人は即刻カウンセリングを受けるべしとの見方へと傾いた。

特に速水コーチの暴力動画が視聴者を凍り付かせ、
二人のいびつな関係を明らかにした。

それを暴力と感じない宮川選手親子、速水コーチ、そして弁護士たち
こそ異常と言うことではないか。



批判されている塚原光男と言えばムーンサルト
(後方二回宙返り一回ひねり)が代名詞だ。

ミュンヘン五輪で見せたこの技にはどきもをぬかれたが、
レジェンドがこのようなごたごたで晩節を汚すことは
回避してもらいたい。

妻そして母で強化本部長の塚原千恵子が金メダリストの
夫と息子を守るためにと語りだした。

大いに問題を明らかにしその暁には老害の年齢に達した
塚原夫妻はじめ現在の登場人物は全員身を引いて、
体操協会は新しい時代へと乗り出してほしい。


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巴里祭

ロシア・ワールドカップもベスト4が出揃った。

ルカクら強烈なトップを有するベルギーとペレの再来と言われるエムバペを
擁するフランスを応援してきただけに準決勝での対決が楽しみだ。

とはいえ残り試合は3試合となり世界が熱狂した祭りの終わりが
見えてきただけに一抹の寂しさは拭えない。



と思っていたら世の中は良くできたもので、
この週末からツールドフランスが開幕したのである。

7月に入ったのに今年はまだかなと思っていたら、
ワールドカップとの重複を避けるために1週間開催を延ばしていたとのこと。

スタートはフランス西部の大西洋に面した街で、
これから3週間フランス全土を時計回りに回ることになる。

ということでスポーツ・チャンネルを契約して毎日中継を楽しむ予定たが、
ロード・サイクルにぞっこんでもないし、フルームと言う強い選手に
ここ数年注目しているものの特段ご贔屓がいるわけでもない。

ただ田園風景、山岳風景、さらに小さな街の佇まいをぼんやり
見ているだけで7月を楽しく過ごせてしまうのだからいたって安上がりだ。



日本は目下大雨で本当に梅雨が明けるにはまだ時間がかかりそうだが、
フランスは巴里祭を前にバカンスシーズンに突入したようだ。

そして驚いたことはシャンゼリゼの記念パレードに
安倍首相が参加すること。

昨年はトランプ米大統領がその素晴らしさに感動して、ワシントンで
軍事パレードを強行しようとしたほどである。

つまり安倍首相はトランプ大統領の影響を受けたに違いないが、
強権的なトルコのエルドアン大統領と似たもの同士と言われるだけに、
軍事パレードへの憧れを抑えきれなかったと言うことだろう。

ともかく15日(日)に予定されるワールカップ決勝で優勝すれば
さらにフランスの夏は盛り上がることになるのだろう。



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ドイツ不振

ロシアワールドカップも始まって2週間が経過し、決勝トーナメント進出を
かけて一日4試合におよび熱戦が繰り広げられている。

おかげで夜中起きたり早朝ビデオを早送りで見たりと
忙しくも楽しい日々を送っているところだ。

とはいえ1年間に2千試合も見ている小柳ルミ子には
遠く及ばない。

近頃本業での活躍はほとんど聞かないが、趣味もそこまで講じるとサッカーの
専門家として引っ張りだこになるのも当然ということだろう。

そしてそのブログはメッシへの愛と
アルゼンチンのふがいなさへの怒りで溢れていると言うのだが
ともかく同国はメッシのゴールでかろうじて生き残った。



サッカーの面白さは単純なルールと波乱にあるのかとも
思うぐらい勝敗の行方は分からない。

したがってサッカーの勝敗予測は本当に難しいようだが、そんな中で
ゴールドマンサックスは、決勝はブラジルとイングランド、そしてブラジルの
優勝と予想した。

証券会社の予測など専門分野でも当たらないのだからと思うが
ともかくご愛敬というところか。

個人的にはベルギーに注目しており、クロアチア、スウェーデン、
スイス、デンマークなど欧州の中小国がサッカー強国を撃破するのが楽しみだ。



そんな中でブラジルに続く4度の優勝を誇る前回優勝した
ドイツが韓国に敗れて予選リーグで敗退した。

さぞやメルケル首相もショックを受けているだろうが、
政治面でも内憂外患だ。

連立相手のCSU党首のゼフォーハ―内相から移民・難民問題を巡り
NOを突き付けられ、連立内閣崩壊の危機が高まってきた。

さらに夏休み突入前のEU首脳会議において、①ブレクジットとアイルランド国境問題、
②ユーロ制度改革と共通予算問題など難問が待ち構える。

これまで欧州の盟主そしてサッカー王国として君臨したドイツも
ワールドカップ敗戦に続いて政治面でもその屋台骨がきしみ始めたようだ。


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プロフィール

斉藤洋二

Author:斉藤洋二
銀行・生命保険会社にて
長く為替・投資業務に携わった。

特にホンコン、パリ在住の際には
中国・アジア・欧州・アフリカ
各国を見て歩いた。

歴史・料理・音楽に興味がある。

「ネクスト経済研究所」代表

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