大山鳴動鼠一匹

ロシア・ワールドカップを2か月後に控えたこの時期に
ハリルホジッチ監督が解任された。

日本サッカー協会の田島会長と西野技術委員長が仏・リールの
同氏・自宅まで出かけて通告。

当然同氏は驚き・怒っているようで、さらに自らの恥辱であるとして
東京での弁明の機会を模索しているようだ。

ともかく協会は様々な違約金の発生にもめげずに
賽を投げたわけで、後は西野氏に託されることになった。



ハリル氏は前任のアギーレ監督がイタリア時代の八百長問題での
解任を受けて登板し、ワールドカップ予選を勝ち抜いたのに。

ただ最近の壮行試合で全く結果が出ていないことが理由だが
どうやら選手の反乱が直接の原因とも言われる。

つまり本田、岡崎、香川という日本のスターがハリルジャパンから
放逐されたこと。

このかつての主力選手が海外で出番を失って能力が低下したことが
理由だが,それに納得しない人(協会・スポンサー・ファン)が多数いるようだ。

そして変わるべき若手が成長しなかったことが誤算ではあったが
結局興行的にベテランの人気者を復活させようとの声が勝ったようだ。



これまでの日本代表もこのようなドタバタを何度も経験してきたので
今更驚かないが、とりわけそのたびに岡田武史氏が急遽登板して
結果を残してきたせいだ。

それゆえに高校同窓の岡田氏の3度目の登板を期待する筆者を含め
ファンの声も多かったが、残念ながら実現しなかった。

ということで西野氏の采配に期待されるが、ハリルと西野の
どちらがやっても結果は同じで、出場32チームの中で後ろから
4番目の日本が予選を勝ち上がる可能性はゼロだとか。

まあ本田、岡崎、香川の雄姿を見たいファンたちだけが
喜ぶ騒動だったということか。大山鳴動鼠一匹だ。


.



.
スポンサーサイト

立春過ぎて

立春も過ぎたがまだまだ寒く、本格的な春の到来が
待たれる。

ローソンや海苔業界がその火付け役と言われるが、
節分に恵方巻という奈良県あたりの風習が全国に広がっている。

昨日の梅ヶ丘駅前では美登利寿司で買い求める人の
長蛇の列ができるし、セブンイレブンからお客の呼び込みの
声が響いたり。

お寿司は3月の節句にと考えている我が家ではあるが、
華の少ない2月に彩りを添える風物詩と考えれば
それなりに楽しいと言える。



それにしてもこのところの大相撲の不祥事はさすがに
うんざりで、いい加減に土俵に集中してもらいたい。

とりわけ話題の中心は貴乃花。だんまりに突然の笑顔と
躁鬱が激しく変な人にしか見えないが、人気は根強いらしい。

NHKまで理事選の票読みをしたり選挙速報もどきを流したり。

理事から降格した貴乃花を待つものはもぎりと場内整理
らしいが少し苦労するのも良いかも知れない。



世の中の目は場外乱闘に集中していたが、
土俵上は結構熱かった。

初場所は栃ノ心の優勝で案外盛り上がり、さらに注目が
集まったのが「納谷」つまり大鵬の孫のデビューだ。

そして本場所最大の熱戦が前相撲での納谷と朝青龍の甥・
豊昇龍の一番だったのが相撲界の将来を明るくする。

この二人の対決はインターハイに始まったものらしく、
今回の一戦は納谷が勝ったが今後ライバル対決が続くだろう。

来年の夏あたりには二人とも十両にかけ上がって
いるのではないか。

ご贔屓の成長・昇進こそ相撲の醍醐味なのだ。


.

陸王大作戦

駅伝が冬の季語になって久しいが、その本格シーズンの頂点である
正月の大会に向けて大学や実業団チームは練習に余念がない。

そんな有力チームや有力選手は企業と靴やユニフォームの
スポンサー契約を結んで広告塔の役割を担っている。

そんな現実を描いた池井戸潤の「陸王」がTVで放映され好評を博している。

これは埼玉・行田の先細りする足袋屋が薄型の陸上用の靴を開発し
蘇生して行くという実話をもとにしたもの。

ナイキと思しき米国企業に挑戦する物語だが、同時に主人公の選手が
この靴を履いたことから故障を克服する根性ものでもある。
(そのモデルは瀬古だとも言われる。)



長距離の走法にはヒールストライク走法(かかと着地)、ミッドフット走法
(中足部着地)、フォアフット走法(つま先着地)の3種類があるそうだ。

薄型靴はミッドフットに最適で、ナイキの厚底とは全くことなる、
どちらが良いかは個人差があるようでブランドイメージが大きく左右する。

ナイキの場合はオレゴン・プロジェクトと銘打ってケニアなどの名選手を
オレゴン州の自社の拠点に集めて高地トレーニングを行い広告塔を養成している。

ちなみに日本から唯一参加している早稲田OBの大迫傑が過日の
福岡マラソンで入賞し、東京五輪のホープとして脚光を集めることになった。

つまりナイキか行田の足袋屋かそれともアシックスやミズノか
どれが勝者となるのか注目されるところだ。



このように日本ではジョッガーの増加に連れて靴の市場は拡大し、
市場競争は過熱気味だ。

さらに「陸王」に続き2019年の大河ドラマは日本のマラソンの草分けで
地下足袋で走った金栗四三が主人公とかでこちらもヒートアップ。

また箱根駅伝で目下3連覇中の青山学院の原監督は
「陸王」にも出演し、グランドを提供するなど引っ張りだこ。

はたして「陸王大作戦」と銘打った箱根V4作戦を遂行する青山学院か
それを苦々しく思う東海大などが勝つのか、いよいよ駅伝はクライマックスへ。

これぞまさにナイキなどスポーツメーカーの思うツボと言ったところだ。


.


.

江夏豊

今月の日経新聞「私の履歴書」は元阪神タイガースの
エース江夏豊だ。

この人は覚醒剤で塀の中に2年もいたこともあり、、本人も言う通り
「何故この俺が履歴書に登場できるのか」というのはだれしも思うところ。

日経新聞の粋な計らいということで、その内容は豪快で実に面白い。
やはり常識人にとって無法者の世界をのぞき見するのは楽しいと
言うことか。



それにしてもその球歴は華々しく、大阪の強豪6高ではなく野球三流校へ進学したが
ワンマン選手として大活躍し阪神へドラフト1位で入った。

一方通知表は2ばかりだったが、体育だけは休んでいても5。
とにかくすごい身体能力をもっていたようだ。

一方まったくのノーコンの剛速球投手だったらしく3回で9四球
9奪三振とかハチャメチャで甲子園に縁などあろうはずもない。



かつてフランスで勤務していた頃、元阪神の監督だった吉田義男
(愛称ムッシュー)が同時期フランスのアマチュア監督をしていた。

ある時パリ市内の鮨屋で一緒になったが、隣席で日本から来た
雑誌記者2人からインタビューを受けていた。

その話は筒抜けだったが「ワンちゃん(王貞治)は江夏が打てなかった」
と身振り手振りで話していたのが印象的だった。

どちらにしても今回の履歴書は痛快。

これまで王や長嶋も登場したが紳士的で面白さはほどほど。
あえて探せば野村克也のID野球の話が印象に残る。

ともかく2017年は江夏で暮れそうだ。


..


相撲談義

昨夜は江戸情緒の残る人形町の居酒屋「ななお」で
40年来の古い友人たち4人で飲んだ。

話題はもっぱら大相撲、とりわけ日馬富士の暴力、貴乃花
の独善的行為、白鵬の万歳事件など場外編について。

年を取るとなぜみんな相撲好きになるのか不思議だが
話が尽きないのはやはり相撲が国技?の所以だ。



事件については憶測が乱れ飛び真相は不明とはいえ、
今後の処分について協会は世論の動向を見極める意向だ。

ということで処分の妥当性については皆の意見(といっても
その情報源はだれしもネットやTVだが)を集約したところ、

1.日馬富士は引退(解雇ではなく退職金がでる)
2.貴乃花は理事解任
3.白鵬へは注意

あたりで幕引きとなるのではないかとの結論に達した。

特に日馬富士はけがに泣かされもはや年齢的にも限界で
ちょうど身を引く時期にも重なり妥当な処分だろう。

それにしてもあの池坊保子、イスラム学の山内昌之東大名誉教授、
林文科大臣、さらには旭鷲山や朝青龍、そしてモンゴル大統領などが
乱入し問題は今や日蒙をはさむ国際問題へと発展した。

火事と喧嘩は大きければ面白いだけに騒ぎをそれなりに楽しんでいるが
そろそろ幕引きが図られるのが良いだろう。



それにしても貴乃花の行動は不可解で支離滅裂。
よほど相撲道における花田家の血統にプライドがあるのか。

そもそも優勝20回を超え、相撲人気を確立して協会に
貢献しただけにその自負はひときわ大きいのだろう。

したがって八角(元北勝海)や尾車(元大関・琴風)など現執行部を
軽視する心持は容易に想像がつくし、報告・相談などはちゃんちゃら
おかしいと思っているのではないか。

巡業部長として「闘う」と言っているが誰と何を戦うのかも不明で、
何よりも組織の一員である以上どうみてもその考えは幼稚。

さらに行動に加えてマフィアばりのコスチュームは一部ファンを除き
評判をさらに下げている。

すでに主役は日馬富士から貴乃花に移ったようだ。



.
プロフィール

斉藤洋二

Author:斉藤洋二
銀行・生命保険会社にて
長く為替・投資業務に携わった。

特にホンコン、パリ在住の際には
中国・アジア・欧州・アフリカ
各国を見て歩いた。

歴史・料理・音楽に興味がある。

「ネクスト経済研究所」代表

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR