最後の車

11年65000キロ乗り続けた赤のシトロエンを乗り換えた。

十分乗ったと思っていたが、17年とか19年も乗った人の
話をきいてもう少し乗れたかなと思ったりしてもいる。

でも機械はひと知れず疲労するし、何だか変な音が
エンジンルームから聞こえたりすると動揺する。

実際過日は浅間山麓でエンコしてレッカーを頼んだ。

幸い近くに親切なおそば屋さんがあって大過なく済んだが
やはりこんなトラブルは勘弁してもらいたいところだ。



と言うことでカラフルなルノーとかアウディも視野に入れたが、
結局地味目に黒のマツダに落ち着いた。

まあ日本車は堅実に走ってくれるのではないかと期待している。

ちなみにシトロエンのサービスマンが「輸入車は気難しい」といっていたのも
満更嘘でもなく、特に地方へ行くと整備工場が見つからないことで不便するのも確かだ。



このような顛末で「最後の車」に乗り出したのだが
しばらくは慣らし運転。

久しぶりに上信越や関西へ遠出しようかと思っているところだが
踏み間違いが多発する折から何よりも安全運転に徹したい。



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春場所

「荒れる春場所」と言われるように、
今年もそのとおりとなった。

白鵬の休場で始まり、終盤に至り本命の稀勢の里が負傷して暗転。

しかし「見えない力」?が働いて稀勢の里が劇的逆転優勝した。

それにしても当人の言う「見えない力」とは何だったのだろうか?

ともかく長い停滞を経て同期の日馬富士に遅れること4年半で
横綱になったがこれから黄金時代を迎えるかもしれないのは何より。



今場所特筆されたのは年配ファンが目立つ中で、フィギュア界の新星で
浅田真央の後継者となった15歳の本田真凛ちゃんが観戦にきたことだろう。

スケート一家の可愛い3姉妹と兄がマス席に陣どったが、
若い人たちが楽しむ姿はほほえましい。

今後も相撲は新たな世代に引き継がれて行くのだろうが、
成長株が育ちつつあるのも喜ばしい限り。



一方、三月の歌舞伎座は海老蔵の「助六由縁江戸桜」が華やかで
なかなかの評判だ。

特に助六が吉原の遊女や花魁たちにもてる姿を、
舞台の上の出来事とはいえ長女麗禾(れいか)ちゃんが
嫌がっているとか。

そんな話を耳にするとまた見に行きたくもなるが、
前回はと記憶をたどればあの堀越勸玄くんの
初お目見えに行って以来だから、1年半もご無沙汰。

相撲と歌舞伎と言えば江戸古典芸能の双璧だが、
どちらも甲乙つけがたく面白く感じるのは年齡のせいか。

どちらにしても千秋楽以降の数日、
相撲ロスに襲われるのは困ったものだ。



おらが横綱

1月は「いぬ」、2月は「にげる」、3月は「さる」、と言われるように
この季節の月日の流れは早く、あっと言う間に2月に入った。

すでに花粉が飛び始め、筆者も早速眼科で目薬を処方して
もらわねばならなくなった。

春の足音が聞こえてくるのは嬉しいが、
やっかいな早春の一コマだ。



ともかく1月はトランプ大統領の就任と稀勢の里の
横綱昇進で明け暮れる毎日となった。

それにしても米国では矢継ぎ早に大統領令が発布され、入国制限など選挙の
論戦のテーマでしかないと思われた様々なことの具体化が図られている。

どうやらトランプ大統領は全て本気のようで、今後70歳の頑固老人が
他人からの意見で方針を変えるとも思えない。

これからますますメキシコ、中国、日本などとの壁を高くして、
米国第一主義を貫徹して行くのだろう。



一方日本国内は至ってのどかで、事件と言えば、稀勢の里が
オオアマの推挙で19年ぶりに日本人横綱に昇進したことぐらい。

相撲ファンの筆者も余りに突然のNHKおよび世論の盛り上がりに
ついて行けず、あれよあれよと言う間の明治神宮での土俵入りとなった。

かつて3場所で2度優勝するなど圧倒的な強さを誇った小錦が
横綱昇進を阻止され、白鵬も厳しい判断で横砂昇進に待ったがかけられた経緯があった。

それは人種差別そのものであり、「日本人ファースト」は
ウインブルドン現象が顕著になればなるほど、強く蔓延するようだ。

つまり米国で移民社会が進化するほどに、
白人ファーストの意識が強まるのと同じことかも知れない。

ちなみに稀勢の里が生まれ育った竜ケ崎市と中学の2年間住んだ
隣町の牛久市では横綱の出身地の本家争いが勃発しているようだ。

すでに両市は名誉市民賞を送り、「おらが横綱」を主張しているのだ。

世の中グローバル化が進みベクトルが外向きになっているはずが
実際には反作用として内向きのベクトルも強まりミクロな戦いが生じているということか。



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世代交代

1995年1月17日に阪神淡路大震災が発生して
丁度22年となった。

当日余震が続く中で淡路島で生まれたのが、
今場所から十両に昇進した「照強」(てるつよし)だ。

軽量なので今後どこまで通じるのかは疑問だが、
弱冠22歳がアドバンテージ。

若手の成長株を発見してひそかに応援するのが
相撲の楽しみであり、今後の出世を期待しておこう。



ところで相撲界も横綱、大関の7人は昭和生まれで、
皆32~33歳と引退も視野に入ってきた。

近頃のスポーツ界では新たなトレーニング方法
が開発されており、
50歳のカズが契約を更改したし、山本昌も52歳まで投げていた。

とはいえ軽量の日馬富士など満身創痍だし、琴奨菊もサポーターだらけ。
あれだけ強かった白鵬も簡単に星を落とすようになった。

早く引導を渡してもらった方が良いがその役目を誰が担うのか。
正代(しょうだい)、御嶽海、遠藤に期待しているのだが。



ということで2017年の角界のテーマは「世代交代」だが
中国共産党の最高指導部にもその波が押し寄せている。

今年の秋の共産党大会では7人の常務委員のうち習近平、
李克強を除く5人が68歳の定年を迎える。

そして新任の5人の中から2022年のポスト習が選ばれるだけに
その人事は世界が注目するところだ。

胡春華や孫政才などの名前が第6世代のトップ候補として
長らく挙がってきたが、院政を狙う習は側近の栗戦書らを抜擢するとも言われる。

2017年、米国と中国の関係はポスト習を見すえながら
新しいステージへ突入する。


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今年の顔

TIME誌は「Person of the year 」にトランプ氏を選んだ。

同誌はこれまで、エボラ熱に戦う医師たちやキング牧師を、
また一方で、プーチン大統領やヒットラーを選んできた。

今回の選考の意図については分からないが、どうやら
後者のひとりとして選んだに違いないとの憶測が飛び交っている。



ところで筆者が選らぶ今年の顔と言えば、日本ハムの大谷翔平だ。
高卒4年目の22歳で、投手、打者として二刀流の大活躍。

9月後半のリーグ優勝をかけた頃から、日本シリーズまで
久方ぶりでBSでの放映を探しては応援していた。

(大谷が登板すると必ず中継があるのがうれしい。)

その思いは長嶋が活躍していたころ以来だ。



彼の良いところは、野球がうまいことは言うに及ばないが
ハンサムで、話すことは理路整然としていてとても謙虚なのだ。

できるやつはできるのだ、と今更ながら感心するのだが、
年俸は2倍の4億円に到達するかと思ったのに2.7億円に
とどまった。

ファンは夢を奪ったとして、日ハムにブーイングの嵐だが
貧乏球団だけにしょうがないか。

来年はメジャーに行くとの話も出ており、
その場合は7年200億円は間違いないとのこと。

ただ目下は、両親がおカネ管理をしているようで
好物はコンビニのスイーツと言うのだから、月10万の
お小遣いが余るのは当然か。

それにしても年増の美人アナが狙っているとの噂さも出ており
ファンとしてはハラハラしている。


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プロフィール

斉藤洋二

Author:斉藤洋二
銀行・生命保険会社にて
長く為替・投資業務に携わった。

特にホンコン、パリ在住の際には
中国・アジア・欧州・アフリカ
各国を見て歩いた。

歴史・料理・音楽に興味がある。

「ネクスト経済研究所」代表

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