花の命は

週末白金台そしてかつて住んでいた代々木上原へ出かけ、
花を探して歩いた。

3週間にわたり楽しませてくれた桜はほぼ終わったが、
花水木、八重桜、つつじが続き百花繚乱の趣。

じつに美しい季節が訪れた。


(サクラ)


(花みずき)


(八重桜)


(つつじ)


(ヤマブキ)

花屋には早くもアジサイが並び初めており
花の季節は忙しく過ぎて行きそうだ。

「ゴンドラの唄」で「命短し恋せよ乙女」と歌われたように、
ベニスでも日本でも花の命は短い。

「朱き唇 褪せぬ間に 熱き血潮の 冷えぬ間に
 明日の月日の ないものを」と続くが、人生もまた短いと言うことだ。



一方、四半世紀にわたり歌われているニッセイの
CMソングに「花の命は結構長い」と言うのがある。

大地真央が歌い始め、綾瀬はるかや長谷川京子に
歌い継がれている「女の保険」の宣伝ソングだ。

今や寿命が延びて女性の平均余命は87歳となっており、
花の短さに対するアンチテーゼでもある。

「花の命は長い」か「花の命は短い」のか意見は分かれるところ。

ともかく老若男女を問わずこの花の季節楽しむにしくはなしだ。







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散りそめ

4月12日(水) 晴れ 19度

昨日は大雨の肌寒い一日で、家に籠って執筆していた。
今日は打って変わった陽春の日となり晴れ晴れと外出。

今年の桜も終わったかと思いつつ、馬事公苑から
用賀に至るお気に入りの桜並木をゆっくり車を走らせた。

案外桜は未だ盛りで、お目当ての砧公園は桜吹雪。

ここの桜も樹齢50年をはるかに超える老木が多く、
花をつけることなく立ち枯れている木を見ると痛々しい。


(砧公園からご挨拶)

靖国神社の標本木が咲き急ぐせいか、桜前線が
始まるのが東京と言うのはいささか風情がない。

本当は南の九州から順に北上してもらいたいが
そういうわけにもいかないようだ。

ともかく津軽海峡を超えるのは5月の連休、
稚内に到達するのは5月末と言われる。

毎年その満開の時期は大きくずれるようで、ある年のGWに
角館・弘前を訪れた時は既に散り初めており一足遅かった。

10年ほど前に持っていた桜への執心は近頃少し冷めたが
やはり死ぬまで桜を愛で続けることになるのだろう。



「願わくば 花の下にて春死なん その如月の望月のころ」と
西行が詠んだのは大阪のお寺だったか。

西行は讃岐に流されていた崇徳院を訪ね
その落魄ぶりに涙を流していたが、人生いろいろ。

「散る桜 残る桜も 散る桜」と言われるように、
桜を見ているとつくづく人生を感じる。

今年も桜を眺めることが出来たことに感謝しつつ、
出来れば来年の桜も眺めたいと思う。

筆者には、「願わくば」の心境にはもう少し
時間が必要と言ったところか。


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上野にて

春休みで暇を持て余している小学2年になる孫と
初デートすることになった。

行き先は本人の希望で上野の東京国立博物館。

「真田丸」を見て戦国マニアになった歴史少年のお目当ては、
鎧兜に刀剣。

要するにチャンバラが好きなようで、何度か来ている上野公園と
館内を得意気に案内してくれた。

こんな日が来るとは、老いては子に従いか。



とはいえ少年老いやすく学成り難しの典型のような筆者は
今や体力も根気もなく、はやばやとレストランへ。

学校の避難訓練の話を聞いたり徳川四天王の
レクを受けたりともっぱらの聞き役。

窓の外に見えるサクラは三分咲きで、
食後は博物館の日本庭園を気持ちよく散策した。





帰りがけにショップに立ち寄ったが、屏風関ヶ原の合戦を
気に入った様子。

とはいえ8000円はいかにも高く躊躇していたのも無理からぬところ。
ここぞとばかりに貯金の大切さを教えておいた。

お互い年齢ギャップも大きいだけに出掛ける前はどうなることかと思ったが
案ずるよりは産むがやすしで無事終了。

次回は江戸博物館へ行くことになったが、
これからときどきふたりでお出かけするのも悪く無さそうだ。




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ルビー婚

結婚40周年を迎えた。
なんでもルビー婚と言うようだ。

近頃は70周年のプラチナ婚を祝うご夫婦もいるようで
盛大にお祝いするのはまだまだ早い。

とはいえお互い40年間平和かつ友好的に
暮らしてこれたことは幸いだ。

ささやかにお祝いするのが
バチが当たらなくて良いだろう。



40年前を振り返ると、今よりも遠くに行きたくて、
また未知の世界の空気を吸いたかった。

ということで新婚旅行はエーゲ海のロードス島に出かけた。

初めての地中海世界は、その植生とくにオリーブが多いことに驚いたが
料理の全てにオリーブ油が使われていたのには、ちょっと閉口した。

その島には十字軍遠征以降、聖ヨハネ騎士団(=ロードス騎士団)が
住みついたが、結局オスマン帝国により陥落しマルタ島へ去った。

その城塞跡から遠くキプロスやトルコへと視界が広がり
その海と空の蒼さと白い家が今も記憶に鮮明だ。

学生の頃から地中海に興味を持ってきたが、
その世界に没頭して暮らしていればまた違った人生を
歩むことが出来たろう。

とはいえタラレバを言っても始まらない年齢になった今
変わらず国際金融の世界を逍遙したいと思う。



ともかくこれからの10年は健康面で険しい坂道になるかも知れないが
ここまで来たら50周年到達を目標にしたい。

25周年は金婚式の義父母とともに箱根の山のホテルに出かけたが、
10年後もこのホテルで芦ノ湖と富士山を眺められたら最高だ。





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春の訪れ

暑さ寒さも彼岸までと言われるように
春分を前に俄然春めいてきた。

東京ドームではWBCが行われていたが、今日からは
甲子園で選抜高校野球も始まり、正に球春の訪れ。

さらにサクラ開花も秒読みで、ダウンコートともお別れだ。



そんな春めく季節のなかで、
白金台のウェスティン都ホテルに行った。

ここは高杉良の小説「金融腐食列島」で、男女逢い引きに
必ず使われるお決まりの場所だ。

この作家はこのホテルがよほど気にいっているのだろうが、
確かに都内とは思えない風情がある。

とはいえ普段ひっそりとしたラウンジが
この日は何故か満員でロビーで待たされた。

ところがあの岡ちゃん(サッカーの岡田監督)が待合ソファに座っており、
思わず声を掛けそうになってしまった。

20年来のファンだし何よりもこちらは高校の先輩なのだから
声をかけても許されたのではなかったろうか。
いまさら悔やんだとて遅い。


(桧町公園)

さらに開業10周年のミッドタウンに足を伸ばしたが、
桧町公園も春近し。

これから花が咲き、日差しも延びるにつれ、
薄暮が楽しめるだろう。

プレミアムフライデーと言う官製の早帰りが
定着するとも思えないが、
せいぜい春そして初夏の日の長さを楽しみたいと思う。








プロフィール

斉藤洋二

Author:斉藤洋二
銀行・生命保険会社にて
長く為替・投資業務に携わった。

特にホンコン、パリ在住の際には
中国・アジア・欧州・アフリカ
各国を見て歩いた。

歴史・料理・音楽に興味がある。

「ネクスト経済研究所」代表

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