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散りそめ

北沢川のせせらぎに沿った緑道を歩けば
桜が心を和ませてくれる。

この川はこの辺りでは川幅50センチほどの小川に過ぎないが、
池尻大橋を超えると目黒川に注ぎ、同時に桜並木も立派になる。

お陰で目黒川は千鳥ヶ淵と並び人出が繰り出す。

やはり桜は静かに楽しみたいと思う。

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(北沢川緑道)

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(羽根木公園)

世の中に たえて桜のなかりせば
春の心は のどけからまし 

在原業平は満開の桜の美しさを詠んだ。

桜は開花から満開、葉桜、花筏まで風情は様々だが、
やはり散りそめが最も心を引きつけられる。

古今集においても以下のようにそのすばらしさが詠まれている。

散ればこそ いとど桜は めでたけれ
憂き世になにか 久しかるべき  (詠み人しらず)

ひさかたの 光のどけき 春の日に
しずごころなく 花の散るらん   (紀友則)



すでに4月に入って5日が経過した。

3月14日の開花以来3週にわたって楽しませてくれた桜も
今終わりを迎えようとしている。

桜が散れば大いに寂しくなるが、一方で花に嵐のたとえがあるように
風雨の声に心をかき乱されることもなくなるだろう。

そして八重桜、ハナミズキと百花繚乱の季節が始まるのである。




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五分咲き

3月22日(日〉  晴 20度

この三連休は春が来て自粛ムードが
緩んだせいか、どこも人出が増えているらしい。

今日はコロナを忘れて駒場に住む次女家族を訪ね、
続いてその周辺を散策した。

桜は未だ5分咲きで来週末が見頃そして再来週末の
花吹雪まで楽しむ時間は十分にありそうだ。

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(東大駒場キャンパス)

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(駒場野公園)

大相撲春場所の無観客の味気無さは拭い様がなかったが、
ともかく千秋楽に至ったのはファンとしては満足。

700人に上る関係者のうち一人でも感染者が出れば
打ち切りとしていただけによく持ちこたえたと言うべきだ。

次は何よりも五輪の行方がどうなるか。

ワシントンポストが批判するように世界がパンデミックに
陥っているさなか、日本政府関係者の実施ありきの
建前に拘る姿は常識を超え滑稽と言うべきか。



それにしても大阪府と兵庫県では神崎川を超えての
県境封鎖が俎上に上がったのには驚いた。

阪神間の一体化した経済圏を分断するなど非現実的だが
大都市での事態が深刻化している証左と受け止めるべきか。

それでは東京都はどうなるのか気になるが、小池知事は
五輪しか頭にないようでコロナについては音無しに終始している。

米、独、仏、伊とは死者の数が一桁も二桁も違うのだからと政治家、
専門家はいつまで楽観論を言い続けることが出来るのだろうか。



春の足音

3月14日(土)  雨   6度

株式の暴落や五輪開催危機など右も左もコロナの
猛威は収まらず日常から楽しい話題は消えた。

ということで犬も歩けば棒に当たるかと街をさすらっていると
ユキヤナギが咲いておりいよいよ春がそこまで来ていることを知った。

一両日中には桜も開花が宣言されそうだし、
この雨が上がれば心は少し浮き立つか?

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武漢が封鎖されて2か月近くたったが、その住人たちの生活は
いかばかりだろうか?

こんなことを想像するのも禁足を自らに課し不要不急の
外出を控えては、武漢の人たち同様に昨年中国で流行した
TVドラマ「大唐見聞録」を見ているせいである。

この物語は考古学を学ぶ青年が陵墓の穴から落ちて
大唐帝国は貞観の時代にタイムスリップする話。

そこで太宗の娘である公主(=内親王)と恋に落ち
さらに朝廷で異彩を放つという荒唐無稽な話である。

ともかく歴史エンタメ・ラブコメとしてなかなか楽しいが、現代中国人の
大唐帝国への郷愁が強いことも同時に推測される。

その一方で太宗が親を追い落とし、兄を討ち果たして王位を
簒奪したことへの違和感は現代においても健在のようだ。



太宗は暗い即位の負い目をバネにその後名君たらんとして
自己を奮い立たせ30年を超える「貞観の治」を成し遂げた。

お陰で歴代1000人を超える皇帝・王の中でも清の康熙帝や
乾隆帝などと並び最右翼に位置付けられるのである。

ということで現代中国は余り好きではないが、
古代中国への興味は尽きない。

コロナ収束つまり特効薬かワクチンが出来上がるまでの日々は
中国の悠久の歴史に思いを馳せることにするか?


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謹賀新年

去年今年 貫く棒の 如きもの (虚子)

元旦は大晦日と言う一日を超えただけなのに
新しい年を迎え心は清新となり気分はいたってさわやか。

一方で年が改まったとはいえ時の流れには簡単には変わらない重いものがある。

時という大きなテーマを去年今年(こぞことし)と詠んだ虚子の新春の
句に同じ鎌倉に住んでいた川端康成はいたく感動したと言われる。

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(新春のお菓子箱)

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おせち料理は年末に一家の主婦が作り正月に家族団欒で食べるのが
日本の風習とばかり思っていたが・・・

昭和から平成そして令和に移るに連れて正月風景は大きく変わり、
渋谷で若者、外人がカウントダウンに騒ぎまた正月三が日も開いている店が多数となった。

すでにおせち料理はデパートや全国の有名店から通販で
買うのが広く定着しつつあるようだ。

と言うことで我が家でもフライング気味に大晦日の夜、長女家族
お持たせの洋風と和風のおせちセットとシャンパンで一足早い新年を祝ったのである。

すでに時代は平成を超えて令和2年、つまり昭和は遠くなったのである。



去年同様に今年も元気に楽しく過ごしたいと思う。
皆様よろしくお願いいたします。






定めなき世

大晦日 定めなき世の さだめかな (井原西鶴)

人生そして日々の生活は定めなく不安定であるものの、
今年もまた無事に大晦日を迎えることが出来た、と西鶴は言う。

翻って300年後の定めなき世を生きる筆者は、15年来ドイツ・
デュッセルのメガ邦銀で働き今年もまた帰省してきた友人と再会した。

いつものように赤坂サカスにある美登利寿司で互いの
健康に感謝して乾杯。

そしてドイツの鮨店で供される寿司ネタとの違いや知人たちの消息を
他愛なく語りあいつつ一年を〆たのである。

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相場が当たらないのはいつもではあるが来年の見通しに目を通したところ
大方が円相場104円~113円、米国株27000~31000、
米10年債1.7~2.1%と泰平の世が続くと予想している。

つまり「リスクオン相場継続」との見立てだが、リーマンショックから
11年も右肩上がりが継続しているだけに債券そして株式のバブルも相当ではないか。

定めないのが世の中そして相場である以上2020年がどのような
一年になるのか、ひとかたならぬ不安がありそれ以上に楽しみに思う年の瀬である。



それでは皆様良いお年をお迎え下さい。


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プロフィール

斉藤洋二

Author:斉藤洋二
銀行・生命保険会社にて
長く為替・投資業務に携わった。

特にホンコン、パリ在住の際には
中国・アジア・欧州・アフリカ
各国を見て歩いた。

歴史・料理・音楽に興味がある。

「ネクスト経済研究所」代表

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