国造りの神々

イザナギ・イザナミと言えば、大八洲いや日本の国造りの神々だ。

そして天照大神をも含めたこれら神話の主人公たちは景気とも深く関わっており、
日本の戦後の景気にも「いざなぎ」「いざなみ」さらには「岩戸」などが冠せられている。

したがって好況の実感は乏しい現在の景気が今後
どのように命名されるのか興味の湧くところだ。



実際目下の景気拡大は58か月に及び、ついに1960年代の「いざなぎ景気」を超えた。

さらに2000年代の73か月におよぶ戦後最長の
「いざなみ景気」に迫ろうとしている。

とはいえ成長率はわずか1%にとどまり、危険な職種はともかく
オフィスワークなどは求職者が求人数を上回り、さらに正規雇用
など夢のまた夢で好景気の恩恵に浴する人は少ない。



一方で株価とともに不動産の値上がりが注目されている。

実際は東京都心の商業地やマンションばかりが値上がりして、
地方の住宅地は26年連続で値下がりが続いている有様なのだが。



ということで実体経済に比して株価・不動産にミニバブルが起きている
ことはかなり確実で、早晩バブル崩壊が起きるのではないか。

そのような趣旨で「日本経済ミニバブル崩壊リスク」と題して
ロイター通信に寄稿しました。

ご笑覧いただければ幸いです。

http://jp.reuters.com/article/column-forexforum-yoji-saito-idJPKCN1BV06W


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米国経済の優位性

過去10年の先進国経済の成長率を見ると日欧が0-1%にとどまるのに対し
米国は2%台を維持してきた。

その構造的優位性として次のものが挙げられる。

①シェール革命が進んでいるように米国はエネルギー面で優位であること

②米国にはシリコンバレーなどへの頭脳と投資資金の流入が続いていること
、さらに企業の新陳代謝が激しいこと

③分厚い資本市場や効率的な資金配分を可能にする金融システムがあること

とはいえこれらの優越性がいつまでも株価やドルが上昇することを
担保するものではない。

といった趣旨でロイター通信に
「ゴルデイロックス相場の終焉」と題して寄稿しました。

ご笑覧いただければ幸いです。

http://jp.reuters.com/article/column-forexforum-yoji-saito-idJPKCN1B30CH


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米中蜜月の終焉

ラガルドIMF専務理事は10年後にワシントンから北京への
IMF本部移転の可能性を匂わせた。

その発言に場内には失笑が起きたと言うが、
全くの架空の話とも言い切れないのが現在の米中の力関係だ。

ラガルド氏はもともと北京寄りでまたトランプ嫌いとも言われ、
昨年10月にはSDRの構成通貨に人民元を入れることに尽力した。

すでに中国が経済面で米国を超えたとの見方も可能だけに
10年後の国際金融の覇権争いもどうなっていることやら。



ところで現在の米中関係は、今春以降演出されてきた米中蜜月は
終わりつつあり経済戦争に突入する可能性が高まりつつある。

以上の趣旨でロイター通信に「米中蜜月関係の終焉?」と題して寄稿しました。

ご笑覧頂ければ幸いです。

http://jp.reuters.com/article/column-forexforum-yoji-saito-idJPKBN1AB08G


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欧州復権の芽

1992年にマーストリヒト条約が締結され、EUが発足して四半世紀。

欧州連合は基本条約(マーストリヒト条約)のF条において、自由、民主主義、
人権および法の支配を原則にして統合への道を歩み出した。
しかし目下その実体は、発足当初の精神とかなり異なっているようだ。

例えば民主主義については、肝心のEU本部が、民主的国民国家の頭越しに
決定を下す「超国家的存在」として、最も非民主的存在となっており、
各国から反発が強まる皮肉な現象が生じている。

また人権についてEUは世界の人権擁護をリードすることを謳っているものの
移民の人権についてドイツやフランスは寛容だが、東欧諸国の不寛容さが目立つ。

さらに統合に関する意思について、独仏など中核国は通貨統合から経済統合、
財政統合、政治統合へのステップを真剣に考えているが、東中欧などは
本当にどこまで真剣に考えているのか分からない。

このようにEUは拡大を急いだ結果足並みが乱れているが、マクロン大統領の登場により
独仏のリーダーが欧州復権の新たな局面へと歩を進めるのではないか。



上記のように新たなリーダーシップにより欧州復権への期待も醸成されつつあるが、
これによりユーロ高および円高がもたらされるのではないか、との趣旨でロイターに寄稿しました。

ご笑覧いただければ幸いです。

http://jp.reuters.com/article/column-forexforum-yoji-saito-idJPKBN19K0U1?pageNumber=3



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円高の夏

これから8月の夏休み入りまでの間円相場はどう動くのか?

この解として、「ロシアゲートが増幅する円高の夏」と題し
ロイター通信に寄稿しましたのでご笑覧ください。

ちなみに相場に季節性は無いようで実はあり、
春から夏は輸出予約による円高、秋は大波乱、年末は外資企業のリパトリエーション(利益の本国送金)
による円安、年度末は本邦企業のリパトリによる円高と言った傾向が見られる。

一方目下の金融市場には仏大統領選を無事通過してポピュリズムの
危機も過ぎたとの安心感が広がる一方で米国政情不安も台頭しての綱引きが。

果たしてどうなるか。

http://jp.reuters.com/article/column-forexforum-yoji-saito-idJPKCN18F0LC


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プロフィール

斉藤洋二

Author:斉藤洋二
銀行・生命保険会社にて
長く為替・投資業務に携わった。

特にホンコン、パリ在住の際には
中国・アジア・欧州・アフリカ
各国を見て歩いた。

歴史・料理・音楽に興味がある。

「ネクスト経済研究所」代表

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