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祈りの桜

奈良・吉野山の桜は満開を迎えて全山は
ピンク色に染まっているだろうか。

かつて桜前線を追いかけて弘前や角館まで足を
伸ばしたことがあるが残念ながらこの山を登ったことはない。

「一目千本」と言われるように下、中、上、奥の
4か所には3万本のシロヤマザクラが咲き乱れると言う。

とりわけ如意輪寺や金峰山寺蔵王堂の遠望が
秀逸とされるが・・・・・

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その代わりお茶の間で録画した30分モノの
映像詩「祈りの桜 奈良吉野山」を繰り返しては
桜の風景と音楽を楽しんでいる。

これは奈良県在住の映像作家・保山耕一が撮った
風の舞う桜と光が織りなす吉野の山の風景。

早朝から夕暮れまでの全山の桜を遠景から接写を
含めた近景に至るまで桜の美しさを届けてくれる。



この映像詩の背景で流れる音楽は主にヴァイオリンと
ピアノにより奏でられる数々のアヴェ・マリア。

もともとマリアを讃えるアヴェ・マリアはいくつもあるそうだが
代表的な次の3人の作品が選曲されている。

ご興味あれば是非以下を聞き比べをしてみてください。

グノー=バッハ

カッチーニ

シューベルト

グノーはバッハの平均律クラヴィーア1番を編曲したとかで
作曲者はグノーともJ.Sバッハとも言われる。

そしてシューベルトも捨てがたいが個人的には
やはりカッチー二をイチ押ししたいところだ。

今年は遠くまでお花見に出かけることは憚れるが、
近頃の映像と音楽の技術を持ってすれば人込みを
避けてよりその美しさを堪能できようと言うものだ。


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ジャズの夕べ

長年親交のある下田さんが主催するジャズピアニスト
安井さち子さんが率いるトリオの演奏会に出かけた。

10年近く前に下田さんの熱海のお宅でピアノソロ
をお聞きしたことがあって以来の安井さんの演奏会。

今回は浅草の南欧料理店「バンキーナ」にて。

ここの9階の大きな窓からは隅田川そして川向うに
アサヒビールの本社ビルとかつて物議を醸したオブジェが。

さらに東京スカイツリーも鎮座しており、薄暮のひと時を風景と
お酒を楽しみつつジャズを満喫することになった。

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招待客は下田さんの幼少期から現代に至るまでのご友人たちで、
極めてアットホームな空間。

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演奏後の食事はジビエなども振る舞われた。

夏至直後の日照時間が長い季節とはいえ7時半を過ぎるころには
スカイツリーに灯がともり、夜景を楽しむこととなった。

このレストランは浅草随一の絶景を誇っているようで
この界隈に来られた際には是非お勧めしておきます。

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立春

2月3日(日) 晴 14度

寒い1月をやり過ごし、今日は節分そして明日は立春を迎える。

これから日々日差しが長くなり春を実感できるように
なるかと思うと嬉しくなる。

特に昨日は3月後半の陽気になったが、それに誘われたわけではないものの
友人とともに中野のゼロ・ホールへクラシックを聴きに行った。

東京都の特別区は今でこそふるさと納税による影響で税収減に
苦慮していると言うが、これまでかなり豊かだったのは間違いない。

実際墨田区のトリフォニーホール、文京区のシビックホール、そして
建て替え計画が進行中の世田谷会館などどこも立派な施設を持っている。

ということでこの中野区のホールも負けず劣らずの箱物である。



本日は東京セラフィックと言うアマチュアオーケストラの
定期演奏会で、出し物は次の3曲。

べードーベン  献堂式序曲
サンサーンス  チェロ協奏曲
ブラームス   交響曲第3番

とりわけ「献堂式序曲」はウイーンのヨーゼフシュタット劇場の
こけら落とし用として作曲されたとのことで、荘厳、壮大。

特にトランペットが随所で鳴り響いて実に爽快な気分となった。

コンサート終了後30代なかばの若い団長さんとお話する機会
があったが、年2回の定期演奏会に向けての合宿を含めた特訓の
一端をお聞きした。



そのあとは友人とともに新宿西口の住友三角ビルへ行き
高層階から景色を眺めつつ喉を潤した。

新宿西口と言えば1960年代末の京王プラザを皮切りに
副都心として高層ビルが林立することになり脚光を浴びた。

しかし耐用年数は60年としても、40年も経過した今
その老朽化はかなりのものだ。

このビルも大々的なリノベーション工事をしていたが見るからに
古ぼけた感じは否めず、時代の流れを感じさせてくれた。

それほど遠くない将来にこの一角の高層ビル群は一気に
再開発が進むのだろう。

普段余り行かない中野に行ったお陰で、西新宿を再発見する
ことができる一日となった。


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犬も歩けば

5月12日(土) 晴 25度

サラリーマン時代の後輩の武邑くんから
お誘いがあってNHKホールへ出かけた。

5月の薄暮は気持ちよく代々木公園は
そぞろ歩く人でにぎわっていた。

当日の出し物はベートーベンのバイオリン協奏曲二長調と
シベリウスの交響詩「4つの伝説」。

管楽器がリードする後者は余り聞きなれなかったが、
前者についてはレコードをもっていた学生時代
に下宿でよく聞いたもので懐かしかった。



コンサートの後は初夏の夜風に吹かれて歩き、そのまま
明治神宮前の「カフェ&グリル キュウリ」にてビールで乾杯。

フランス通の武邑くんからは様々なフランス情報を聞いたが、
その中で特筆されたのが東京正徳大学のフランス語講師の
芳野まい准教授との交流があること。

この人のことは失念していたが2年ほど前にNHKラジオの
フランス語講座で「ガストロノミーフランセーズ」と題して
3か月にわたって食と愛について語っていた記憶が鮮明に戻った。

その若々しいおしゃべりとエスプリの利いた内容に隠れファンに
なっていたのだが、その人の名前が出てきて驚くやらうれしいやら。

「犬も歩けば棒に当たる」と言うように広いようで
狭いのがこの世の中と言うことか。



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文化の秋

さる日曜日に伊豆・下田に住む林さんが下北沢の
ライブハウスで3度目のコンサートを行った。

招待客には飯田さんとか昔からの友達もいるので
喜々として出かけた。

演奏曲はその街並みを描いた「下北沢」、腰痛に悩む
日々を綴った「アジサイ」、花嫁の父の心境を語る
「キンモクセイ」など自作自演。

さらに30年以上も前に作曲したと言う、ご長男と
香港の坂道を散歩したときの心象を描いた作品など。

最後はご長男、娘婿さん、そして二人のお孫さんも
参加しての演奏で盛り上がった。

家族一同に音楽を奏でるなどサウンドオブミュージックの
トラップ大佐一家ばりでうらやましくもほほえましい一日だった。





10月は実りの秋そして文化の秋だ。
友人たちの文化活動にいそしむ様子が届いている。

例えば

竹下節子さんがパリから一時帰国されて信濃町で
「フランスのカソリック事情」について講演される。

そして画家の向井由美さんが神楽坂の画廊で
3年ぶりに個展。

さらに歴博の学芸員をしている川崎さんからは
「シーボルト展」のご案内が。

とまあ皆さん(といっても男性は仕事疲れかやはり女性の方が)
元気で積極的に文化活動をされている。

筆者は日ごろ文化とはあまり縁がない生活を送っているだけに
この季節は刺激を求めて参加したいと思っている。



..
プロフィール

斉藤洋二

Author:斉藤洋二
銀行・生命保険会社にて
長く為替・投資業務に携わった。

特にホンコン、パリ在住の際には
中国・アジア・欧州・アフリカ
各国を見て歩いた。

歴史・料理・音楽に興味がある。

「ネクスト経済研究所」代表

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