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女太閤記

田崎史郎という時事通信社出身の政治記者がいる。

ソフトなご老人でお茶の間さらにはSNSでも
「田崎スシロー」などと呼ばれて人気が高い。

「官邸の手先」と評されるように政権寄りの発言が多いが
それだけに内部通であり情報が豊富なのが特徴だ。

この人が小泉進次郎の結婚の一報を聞いたとたんに
滝川クリステルの顔が浮かんだとか勘も鋭い。

また最初に結婚報告に行ったのが菅官房長官だったことは
進次郎の今後を占う上で重要だとも言っていた。



今月の文芸春秋は進次郎と菅官房長官の対談で
その司会を務めたのがこの田崎氏だ。

文芸春秋は進次郎と塩野七生との対談を組んだり、田崎氏の司会で
福田達夫(福田元首相の孫)との対談を企画したり。

要するに進次郎の首相就任を強く願って応援を
続けているのである。

今回の対談は小泉の将来の総理としての資格と意欲について
議論しており、菅は資格ありと断定しているのである。



ということで進次郎は9月の内閣改造においてご祝儀で
初入閣すると見込まれ、安倍の次の次へと名乗りをあげる見込みだ。

それでは安倍の次はと言うと「話がとってもつまらない」との定評の
ある岸田ではなく石破か菅ということになるのだろうか?

どちらにしても5年以内にクリステルはファーストレディーに
駆け上がると言う寸法だ。

フランスと神戸で育ち、その後上京して砧中、都立青山高
さらに青山学院仏文に学び、社会に出てからもキャリアアップを果たしてきた。

それに伴い付き合う相手もレベルを上げてきたが
まさに女太閤記を見ているような。

今後二人に待ち受ける試練はと言えば目下過剰に持ち上げている
マスコミがどこで掌を返すのかと言うところか。


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反日

愛知トリエンナーレ「表現の不自由展」は物議を醸し、
結果75日の会期が僅か3日間で終了した。

津田大介監督の説明によるとあくまで芸術の世界であり
政治とは無関係としているが、反日そして天皇制批判などの
作品が数多くあったようである。

また主催者側の説明によれば1400件を超えるクレームが
殺到し、中には「ガソリンを持ってお邪魔する」などとの
脅迫もあったことで苦渋の決断をしたとのこと。

朝日新聞などは政府が表現の自由を損なう、つまり検閲、
弾圧と断じ第一面から3ページほどにわたって徹底糾弾。

このヒステリックな報道は一体どうなっているのかと思うほどで
「ハンギョレ新聞、中央日報と共に反日3羽ガラス」と揶揄されるのも
仕方がないかと思わせた。



当然この「表現の不自由」についての議論の背景には
日韓の政治情勢の混迷化が深く横たわっている。

もともと親日政権の後を襲った文政権はノムヒョンの流れを
汲んで北よりであり、反日をばねに支持の拡大を図ってきた。

したがって米国主導で締結された1965年の日韓基本条約を
不当として、徴用工問題など解決したとされる一切をないがしろに
しているのが実情だ。



今般日本が取った輸出管理規制により、韓国側の経済的損失は
甚大であり、韓国は経済分野にとどまらず安全保障、領土問題など
での報復へと拡大するつもりのようだ。

韓国軍は先日竹島(独島)の空域に入ったロシア軍機
にスクランブルをかけたが、続いて軍事訓練を行うとかで
竹島を巡る領土問題は今後熱くなりそうだ。

これまで韓国内には文政権の手際の悪さを批判する向きもあったが、
今や韓国メディアは一丸となって反日で固まってきた。

一方最新の日本の世論調査では嫌韓が8割を占めたともされ
いよいよ日韓問題は出口が見えなくなりつつある。

日米韓の足並みが乱れる中で東アジア情勢は
中ロ朝の望む方向に動きつつあるようだ。




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れいわ新選組

トランプの登場を機に世界的にポピュリズムが広がっているが
欧州でもイタリアで五つ星運動そしてスペインでポモデスが
既存政党を批判して大躍進している。

この大衆の不満を煽る戦略は効果があるようだが、
日本ではまだ不満は沸点に達していない。

日本の若者と言えばその大半は自民党支持であり
お陰で政治に関心を示すのは高齢層ばかりの故かも知れない。

参院選において消費税、年金などがテーマとして挙げられるが
その論争は極めてマンネリ的である。

このような環境下参院選に興味を持てない筆者を覚醒させてくれたのが
山本太郎が主宰する「れいわ新選組」。



百年一日変わらず成長戦略を唱える「自公政権」に共感できないし、
野党もひたすら反対ばかりで国家ビジョンを呈示してくれない。

そんな不満が鬱積する中で政党要件を満たしておらず
党首討論会に呼ばれることもない「れいわ」がネットを中心に浸透しつつあるそうだ。

6年前に東京選挙区から参院議員となった山本が
今回は仲間を引き連れて比例区に登場したのである。

山本と言えばその周辺に革共同中核派のメンバーがいるとか
園遊会や国会での非常識な行動など首を傾げる点が多々ある。

とはいえ東京地方区に沖縄創価学会の野原ヨシマサを出馬させ、
さらに比例区には特定枠に身障者を2名指名するなど奇策に
打って出ている。

つまり山本本人は300万票をとり「れいわ」として
3枠を確保しなければ議席を失うことになるのである。



ということで「無関心」を決め込んでいた筆者は
背水の陣を敷く「れいわ」に俄然興味を持ったのである。

「れいわ」の政権公約の中心は「消費税廃止」と「奨学金徳政令」
という究極のポピュリズム。

既存の政治体制に不満を持つ選挙民が政党要件奪取を
目指す「れいわ」にどのような判断を下すのか。



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皇室外交

米中はじめ米イラン、米朝そして日韓など外交問題は
実務者による長い交渉を要するもので、どれも一朝一夕にことは
進まないと言うのが一般の理解だ。

そんな中で目立つことの好きなトランプ大統領は「トップ外交」を
推し進めているが、この危うさについて様々に指摘される。

実際駐米英国大使がその点を含めて大統領批判をし、その公電が
もれて大統領は気分を害し米英の外交問題に発展している。

とはいえトランプ大統領は板門店で金正恩と電撃会見したりと
俺流を追求しているが、実務者のフォローがないだけに火遊びに
終わる惧れもなしとしない。



「トップ外交」とともに言葉だけが一人歩きし実体がないのが「皇室外交」だ。

かつて職業外交官を辞めて宮中入りすることを嫌がる雅子皇后に対し
時の宮沢首相が「皇室外交」をすればよいと説得したとされている。

それが功を奏したか雅子皇后は皇太子妃となりさらに四半世紀におよぶ
苦節を経てこのたび皇后として外交デビューした。

この短い期間にトランプ大統領夫妻、マクロン仏大統領夫妻
さらに駐日中国大使など多数の要人と接見し、その立ち居振る舞いに
賞賛の声が上がっている。

実際ロシア人の駐日スイス大使夫人とはモスクワの話で
意気投合したとも言われる。

さらにメラニア夫人やブリジット夫人とは教育問題を語り
トランプ大統領には象徴天皇制のレクチャーをしたとか。

このように雅子皇后の語学力や知性に対し内外を問わず人気は
沸騰しているようで、会見したいと外国要人が列をなしているという。



令和に改元されて2月余り。

すでに雅子皇后は28もの公務をこなしたと言われるが、
皇太子妃時代のドタキャン、ドタ出で周囲を困らせていた
ころとは見違えるばかりの活躍ぶりだ。

と言うことでその継続性が心配になるが、「勤労奉仕団へのお会釈」
「香淳皇后のご追悼」などは欠席されているようで、今後も昭和の香りの
するものなどを中心に取捨選択してもらいたいものだ。

ということで天皇皇后は「皇室外交」の何たるかを身を持って
示し、さらに日本そして世界を明るくする存在となれば、何と
痛快極まりないことではないか。


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G20サミット

1973年に5か国で始まった先進国首脳会議。

当時のG5やG7は世界の70%を占める経済規模を有するなど
国際政治や軍事に与える影響力は絶大だった。

それから40年以上が経ち、BRICsの台頭もありG7の占める
割合は40%程度に減じた。

また国際協調から自国優先へとの米国発の流れが浸透しており
今や「政策協調」など画餅と言ったところだ。

しかもG20は金融経済が主要議題とされて始まったが、
参加者が20人でどうみても合意形成は難しい。

これまでもパリ協定や反保護貿易などは反故にされ、せいぜい
プラスチック問題や格差への反対を合意することができるぐらい。

まさに会議は踊るのみで、単に集合写真を撮り食事をするだけと
言ったところだ。



このようにマルチラテラルでの会議の意味は見いだせないが、
バイラテラルでの協議の場と言う点では意義がありそうだ。

特に注目されたのは米中首脳会談。

固唾を飲んで見守ったが結論は協議続行、追加関税見送り、
ファーウエイへの部品提供再開などひとまず悲惨が先送られた。

実際消費者を直撃する追加関税第4弾についてはトランプ大統領
としても回避したいのはやまやまと言うところだろう。



一方この間米国で注目されたのはフロリダで行われた
民主党大統領候補者20人のTV討論会。

これまでトランプ大統領に対抗できるのはバイデン元副大統領(76歳)
との見方が強かったが、今回人種差別主義者との印象が強まり人気が
急落したことが特筆される。

さらにサンダース(77歳)も影は薄く、ともに世代交代を
求める声に埋没しそうな雰囲気だ。

そのような中で特に注目されたのがヒラリーのスタッフだった
ウオーレン上院議員と移民の子女であるハリス上院議員と言う
二人の女性候補。

この5~60代の二人ならセクハラの批判が絶えないトランプの
対抗馬になるのかも知れない。



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プロフィール

斉藤洋二

Author:斉藤洋二
銀行・生命保険会社にて
長く為替・投資業務に携わった。

特にホンコン、パリ在住の際には
中国・アジア・欧州・アフリカ
各国を見て歩いた。

歴史・料理・音楽に興味がある。

「ネクスト経済研究所」代表

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