ナベツネ

「朝日ジャーナル」と言えば、かつて新左翼を
主な読者として40万部近く売れた。

「右手にジャーナル、左手に少年マガジン」が
学生のおしゃれなスタイルの頃の事である。

政治の季節も過ぎ、筑紫哲也が編集長を務めテコ入れした事もあったが
5万部を切るようになり、92年に廃刊になった。



ここ数年、忘れた頃に「朝日ジャーナル」復刊版が出ている。
去る10月、第4弾が出た。「渡邉恒雄インタビュー・政治の未来図」。
御厨貴氏がインタビューをしている。


内容はともかく何故「朝日」、とりわけあの「朝日ジャーナル」が、
「読売本社会長・主筆」というよりも、あの「ナベツネ」に
インタビューなのか奇異に感じた。


さらに28日の朝日新聞では、1面を使い、ナベツネへの
インタビュー記事を載せている。

これは、過日「読売巨人軍代表・清武英利」氏へ
行ったインタビュー記事の続編。

「朝日も読売の軍門に下ったか」とのナベツネの高笑いが
聞こえて来そう。しのぎを削る全国紙2社の不思議な関係だ。



「メディア界のドン」「政界フィクサー」「独裁者」と称される
この人へのインタビュー概要は以下の通り。

1.清武の乱

  ・清武は企業機密を漏らした。
   
    ・おかげで江川招致が流れた。
     取締役の忠実義務違反、民法上の不法行為だ。


  ・江川監督もある

    ・とりあえず助監督で。
     岡崎はヘッドのままで良かったのだ。

    ・江川は好かぬ。が能力を評価している。
     かつて「空白の1日」の尻拭いをさせられた。
     その後においても、条件面の事ばかりを語る男だ。
      
         
2.政治

  ・野田首相は良い。

    ・読売の社論の80%位を代弁している。
     正直だし、やる気がある。

    ・それにしても、鳩山、菅はひどかった。       
     政治家も落ちたもんだ。


  ・期待できる政治家は?

    ・若手なら小泉進次郎。

     TPPや「税と社会保障の一体改革」など賛成できるものは、党を超えて言う。

    ・中堅では、林芳正や石破茂。

3.経済
  
  ・一番興味のある事は?

    ・経済。巨額の国債を抱え、日本は国難にある。
     だらだらとやっている場合ではない。
                 
    ・「原発推進」は社論だ。
    
      中国は沿海部に200基作る予定だ。日本はその影響下に入る。
      脱原発とか綺麗事では済まない。安全な原発を中国に輸出すれば良い。
  
    ・8ヵ月も経過してがれきが残っているなど、「国家」ではない。

    ・消費税の引き上げについては朝日と同じだ。



御年85歳。正論を語る。
元気だが、映像を見ると流石に年齢を感じさせる。

「終生一記者を貫く渡邊恒男之碑」と墓碑銘を
中曽根康弘に書いてもらい、墓石屋を探していると言う。







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プロフィール

Author:斉藤洋二
銀行・生命保険会社にて
長く為替・投資業務に携わった。

特にホンコン、パリ在住の際には
中国・アジア・欧州・アフリカ
各国を見て歩いた。

歴史・料理・音楽に興味がある。

「ネクスト経済研究所」代表

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