ドイツ車

BMW、ダイムラー、フォルクスワーゲン(V.W.)。

どの車が好きかと問われれば、
それぞれ魅力的で回答に苦慮する。

ただ、ドイツ車はどれも売り上げ絶好調、
という点で共通している。

特にV.W.は年間販売台数を700万台に伸ばし、
トヨタを抜き世界第2位へと躍進した。

技術革新など企業努力の結果であるが、
最大の要因は、何と言ってもユーロ統合の恩恵。




自動車産業は、裾野が広く、独の場合は
輸出の4割をこの分野が占める。

本来であれば、欧州の最強通貨・独マルクを有する国。

それが、ユーロという割安の通貨で輸出が出来るとなれば
売上が伸びるのは当然。




東西ドイツが「統一」されたのは90年。
西独は後進的な東独を編入。

マルク流通に当たり、東独の通貨を割高に交換。
また国有企業の民営化に資金を拠出。

更に西独は、年金など社会制度存続などの
費用も含め十兆円単位で支払った。

しかし、中長期的に見れば、市場は拡大し、
また安い労働力をも獲得。

西独は、多くのメリットを享受し、現在の強国としての
統一ドイツの地位を確立した。




21世紀に入り、独はユーロという新たな
「統一」に取り組んでいる。

独は、公務員天国ギリシャに対し多大の
支援を行っており、国内では強い反発が出る。

しかしユーロ統合の恩恵はそれにも勝る。
その恩恵とは、統一時と同様に市場の拡大、安い労働力の確保。

「ドイツ統一」の成功体験を有する独は、
「欧州統合」の長期的メリットを確信している。

故に、独は欧州統合理念を放棄する事はない、と確信する。






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テーマ : 資産運用
ジャンル : 株式・投資・マネー

プロフィール

Author:斉藤洋二
銀行・生命保険会社にて
長く為替・投資業務に携わった。

特にホンコン、パリ在住の際には
中国・アジア・欧州・アフリカ
各国を見て歩いた。

歴史・料理・音楽に興味がある。

「ネクスト経済研究所」代表

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