天城越え

天城高原にて目覚めた。

箱根連山の向こうに、朝焼けの富士山が裾野を広げる
姿をと期待したが、台風接近により厚い雲に霞んでいた。


(富士山を覆う雲)


「天城越え」とは下田と修善寺を繋ぐ天城峠を
越える旅路の事。

峠の下を貫通する旧天城トンネルは数々の
小説そして映画の舞台となった。

松本清張の同名小説は幾度か映像化された。
このトンネルで起きた殺人事件が迷宮入りして30年。

(当時少年だった)男が事件を回想する設定で
一見の価値がある映画だとか。

また川端康成の「伊豆の踊子」でも主人公の
学生が旅芸人そして踊り子と出会った場所である。

しかし 平成に入って後は、石川さゆりが女の情念を
歌い上げた名曲の題名、と言った方が通りは良いだろう。



山を下ると相模湾は晴天ながらも
折からの強風で白波が立っていた。

中川一政が画題としてお気に入りだった
真鶴半島の福浦突堤は高波が打ち寄せていた。


(真鶴半島・福浦突堤)


真鶴岬の沖合には三ツ石という岩礁がある。
干潮時には歩いて渡れる、神奈川景勝50選のひとつ。

岬の突端に立ち、三浦半島や伊豆半島を遠望した。

東京から東海道線で1時間20分。中川一政美術館もある。
地味ながらお気に入りのスポットである。


(真鶴岬・三ツ石)






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プロフィール

斉藤洋二

Author:斉藤洋二
銀行・生命保険会社にて
長く為替・投資業務に携わった。

特にホンコン、パリ在住の際には
中国・アジア・欧州・アフリカ
各国を見て歩いた。

歴史・料理・音楽に興味がある。

「ネクスト経済研究所」代表

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