インフェルノ

イタリアには歴史ある魅力的な都市が多数ある。

お気に入りを列挙すればきりがないが、
20代の夏訪れたフィレンツェもそのひとつ。

ミケランジェロのダビデ像(レプリカ)のあるシニョーリア広場や
「花の大聖堂」に感動したのは昨日のようだ。

その後冬に訪れた。

「ダンテの家」の傍のレストランで食べた
炭火焼Tボーン・ステーキが美味しかった。

またウフィッツィ美術館で見た、ボッティチェリの
「春」と「ヴィーナス誕生」の官能美に圧倒された。



ダン・ブラウンの「インフェルノ」は
フィレンツェの記憶を蘇らせてくれた。

そもそもこの小説は、ダンテの「神曲」の地獄篇
(インフェルノ)の謎解きがテーマ。

さらに人口爆発やゲノムなど時事社会問題にも踏み込んでいる。

そして映画化をも念頭にし、フィレンツェに始まり、
ベニス、イスタンブールへと舞台は転じるなどサービス満点。

世界で1100万人も読んでいるというのも頷ける。



しかし・・・

ダン・ブラウンの愛読者には怒られそうだが、筆者の個人的資質の故か
追跡劇の連続は手に汗を握ることなく、途中から面倒臭くなった。

上下3,600円、650ページの大作の満足度は「いまいち」。

本を買ったはずなのに、何故か「春」、「ビーナス誕生」などの絵葉書、
さらにフィレンツェの風景を印刷したクリアファイルなどのおまけつき。

角川書店の商業主義に踊らされた印象は否めない。





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プロフィール

斉藤洋二

Author:斉藤洋二
銀行・生命保険会社にて
長く為替・投資業務に携わった。

特にホンコン、パリ在住の際には
中国・アジア・欧州・アフリカ
各国を見て歩いた。

歴史・料理・音楽に興味がある。

「ネクスト経済研究所」代表

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