聖ヨハネ騎士団

デコポン、伊予かんなど柑橘類の美味しさが、
春の近さを感じさせてくれる今日この頃。

塩野七生の「十字軍物語」に続いて
「ローマ亡き後の地中海世界」を読んだ。

おかげで地中海の青い空、蒼い海で頭の中は一杯になった。



地中海の島と言えば、それぞれの歴史と環境を有しているが
ロードス島とマルタ島もその例外ではない。

東地中海に浮かぶロードスは、薔薇の花を意味し、
微風が吹き太陽が注ぐ。

ローマ時代には多くの留学生がこの地で学ぶなど
人々を引きつけてきた。

一方、マルタは、地政学的に要衝とは言え、
岩だらけの土地で水も少なく、ほこりまみれ。

夏はアフリカから吹きつけるシロッコ(南東風)が酷暑をもたらし
冬はマエストラ-レ(北西風)が吹きまくる。

この両極端の2つの島に共通するのは、
聖ヨハネ騎士団の棲家だったことである。



西ローマ帝国が滅亡して以降、7世紀以降16世紀までの
1千年はキリスト社会とイスラム社会との闘いが続いた。

この間、聖地奪還や十字軍国家の防衛に活躍したのが
中世の華と言われた修道僧からなる騎士団。

その代表格のひとつ聖ヨハネ騎士団はパレスティナを撤退して後も
200年間ロードス島で「ロードス騎士団」として巡礼者を守った。

16世紀に入りオスマントルコに敗れ、マルタ島に移り
「マルタ騎士団」と呼ばれるようになる。

1565年のマルタ攻防戦ではスレイマン大帝が率いる
10万を越えるオスマントルコに対し400人程度の騎士が奮戦。

勝利した「マルタ騎士団」の人気がキリスト教世界で
沸騰し今も語り継がれるのは当然だろう。

マルタ島やロードス島で陽光を浴びたいところだが
相模湾で良しとするしかなさそうだ。






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プロフィール

Author:斉藤洋二
銀行・生命保険会社にて
長く為替・投資業務に携わった。

特にホンコン、パリ在住の際には
中国・アジア・欧州・アフリカ
各国を見て歩いた。

歴史・料理・音楽に興味がある。

「ネクスト経済研究所」代表

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