春本番に思う

三分咲きとなった桜と陽気に
春本番となった日本橋へ出かけた。

茅場町で株式市場の象徴である
東京証券取引所の偉容を眺めた。

それにしても隅田川支流を走る首都高速は
よくぞ江戸情緒をぶち壊してくれたものだ。


(東京証券取引所)


(江戸橋JCT高架下)


今日の仕事は新興国問題について
金融紙の取材を受けた。

論点は次の通り。

①現在IMF加盟188カ国のうち、先進国に分類されるのは
 OECD加盟国など30か国余り。残り154か国が新興国・途上国。

②約65兆ドルの世界GDPの過半は既に後者が占める。
 しかもその成長率は5%(前者は2%)でその差は広がり、
 金融市場への影響度について新興国の比重とリスクは高まる。

③新興国は、金融面では米国の影響を、貿易面では中国の影響を受けている。
 その結果FRBの金融政策そして中国の景気次第で、問題が噴き出す、

④1月のアルゼンチンの次はどこで問題が発生するかは不明。
 特に地政学問題が強まる中で、資金流出の続くロシアは
 その一つである。



3月24-25日、ハーグにて核セキュリティ・サミットが行われた。

それに続いて欧州を舞台に中米がそれぞれの
思惑を胸に外交を展開している。

習近平国家主席は中仏外交50年を記念して
国賓として訪仏。

アンバリッドでの記念式典、さらにベルサイユ宮殿での
晩餐会などで異例の大歓待が行われた.

そして中国によるエアバス機70機の購入や東風汽車のPSAグループ
への出資など180億ユーロ(2.5兆円)の合意文書が調印された。

一方、オバマ大統領はバチカンを訪問。
フランシスコ・ローマ法王と1時間にわたり懇談。

プロテスタントとカソリック間に横たわる妊娠中絶や
同性婚など教義上の食い違いを越えての接近が目立った。

東西関係が流動化する中で中米の外交上の
駆け引きは激しさを増している。

20余年前東西冷戦の終了とともに世界のテーマは
政治から経済へと移った。

しかし第二次東西冷戦の始まりが語られる仲で、今後は経済から
政治とりわけ地政学がキーワードとなりそうだ。






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プロフィール

斉藤洋二

Author:斉藤洋二
銀行・生命保険会社にて
長く為替・投資業務に携わった。

特にホンコン、パリ在住の際には
中国・アジア・欧州・アフリカ
各国を見て歩いた。

歴史・料理・音楽に興味がある。

「ネクスト経済研究所」代表

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