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舟を編む

映画「舟を編む」を見た。

このタイトルの意味は「様々な文章を集めて書物を作る」と
いうことらしく、15年の歳月をかけて23万語を収録した
国語辞典が編纂される話。

これは岩波「広辞苑」に対抗し、三省堂が「大辞林」を
つくる実話をもとにした話とか。

日本アカデミー賞など様々な賞を受賞したのも頷ける作品で、
お蔭で夜更かししてしまった。星3個。



中国を代表する辞典と言えば17世紀に清の
康熙帝が5万字を収録させた「康煕字典」。

6年で急造させた為に間違いが多いと言われるが、
近代に入って使われた文字を網羅した画期的なもの。

お蔭で13億人に膨れ上がった現代中国人が様々な方言を使い
全く意味が通じないにも拘らず、同じ字を使い文章を読める。



このような現代使われている中国語の礎は秦の始皇帝の
蛮行ともいうべき「焚書坑儒」(ふんしょこうじゅ)にある。

これは前213年、皇帝が学術・思想の統一を図る為に
一部の医書などを除き四書五経など全ての書物を
焼き捨て、儒者を坑(生き埋めに)したこと。

お蔭で当時地域でばらばらだった文字・文章が
中央で統一され地方へ公式文書として広がった。

その結果、言語統一の恩恵がもたらされたのは
何とも皮肉だ。



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プロフィール

斉藤洋二

Author:斉藤洋二
銀行・生命保険会社にて
長く為替・投資業務に携わった。

特にホンコン、パリ在住の際には
中国・アジア・欧州・アフリカ
各国を見て歩いた。

歴史・料理・音楽に興味がある。

「ネクスト経済研究所」代表

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