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あおによし

今年もカレンダーの新旧交代時期を迎えた。

我が家ではこのところ南都銀行に勤務する友人に
頂いた奈良の風景が描かれた物を愛用している。

14年は薬師寺が、そして15年は若草山から見下ろす
東大寺が題材となったものであり旅心をそそる。



青丹(あおに)よし 奈良の都は 咲く花の 
にほふがごとく 今盛りなり

現在の色調から想像も出来ないが
聖武天皇の御世の東大寺は青丹(あおに)の
色がさぞや美しかったろう。

詠み人・ 小野老(おゆ)は大伴旅人が太宰府の
長官だったころにその下で太宰少弐をしていた。

都落ちはとてもさびしかったと思われるだけに、帰京して詠んだこの歌は
都の美しさに感嘆し、心の奥からほとばしり出たものだろう。



平城京は大極殿を中心に、道幅70mの朱雀大路が南北に走っていた。
また人口も20万人に上っていたとされ殷賑を極めていた。

それから1300年。都は京、そして江戸へと移って行くが、
奈良は古い時代に取り残された。

その良さがあると思うが、一方で観光立国化の波に
乗り遅れまいとする動きも目立つ。

リニア新幹線は2045年に名古屋から大阪へと
延伸される予定で、奈良県に駅が設置されるか否かが
目下のテーマのようだ。

奈良ルートが本命視されているものの、京都が割り込み
今後紛糾が予想される。

目立った産業がなく、観光に生き残りをかける
奈良にとりまさに剣ヶ峰と言えよう。



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プロフィール

斉藤洋二

Author:斉藤洋二
銀行・生命保険会社にて
長く為替・投資業務に携わった。

特にホンコン、パリ在住の際には
中国・アジア・欧州・アフリカ
各国を見て歩いた。

歴史・料理・音楽に興味がある。

「ネクスト経済研究所」代表

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