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オバマ来日

オバマ米大統領が昨夜(25日)来日した。

中部空港からは米国から空輸されたヘリで志摩に飛び
さらに広島へ向かう予定だ。

オバマ大統領の任期は残すところ9か月。

これまでの実績は、核なき世界に向けたプラハ演説やノーベル平和賞
受賞で好発進しただけに、平和な世界をつくり上げることができず、
世界の多くの人々を裏切った観は拭えない。

とはいえ広島訪問で8年間の締めくくりをし、この訪問で世界に対して
核廃絶の必要性をアピールした意味は大きかったのではないか。



広島の反応については、被爆者の90%余りが
米大統領の訪問を歓迎しており概ね良好だ。

しかし広島・長崎への原爆投下について米国民の思うところは
日本人が思う「不当」とほど遠い。

70年前の世論調査では、原爆投下は50%が賛成し、さらに20%が
無人地帯へ投下すべきだったとしたように大半は肯定的にとらえていた。

一方直近の調査でも賛成は28%、無人地帯へ投下すべきだったが
32%と依然6割が原爆投下に肯定的である。

つまり現在に至るも原爆投下は、日本の降伏を
早めて被害を最小にとどめたとして評価されているのだ。



このように米国民の核兵器使用に対するアレルギーは必ずしも
大きくなく、「謝罪」とはほど遠い米国の国民感情の中で広島を
訪問するオバマ大統領の決断は評価されるべきなのだ。

米大統領選は11月に迫り、ついにトランプ候補の支持率が
クリントン候補を上回った。

トランプ候補の政策は現状不透明だが、減税の大判振る舞いを
主張しているように財政を拡張する一方で、日本、韓国などに対し
貿易、軍事などにおいて自己責任を示唆している。

両候補のどちらが大統領になるにしても、来年には
オバマ大統領の志が懐かしく思い返されるのかも知れない。






プロフィール

斉藤洋二

Author:斉藤洋二
銀行・生命保険会社にて
長く為替・投資業務に携わった。

特にホンコン、パリ在住の際には
中国・アジア・欧州・アフリカ
各国を見て歩いた。

歴史・料理・音楽に興味がある。

「ネクスト経済研究所」代表

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