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ビットコイン

ビットコインはサトシ・ナカモトという人物の名前で、2008年に
インターネット上に掲載された文書を基礎とする「決済システム」だ。

ただ日本人にとってのビット・コインと言えば、先般東京の取引所Mt.Goxが
破綻した事件を連想することから印象はとても悪い。

また価格が乱高下することからこの仮想通貨の利用価値は
投機目的にしかないとの否定的な意見も多い。

しかし実際にはアルゼンチンなど通貨価値が不安定な国では
成長余地が高く、また利用者はコスト節減などメリットがある。

例えば10万円程度の外国送金をすれば数千円の銀行手数料が
かかるが、ビットコインによるネット送金なら5円程度のコストで済むなど
実用価値を評価する向きが増大しているのも事実だ。



このような状況下、今週から電力小売業に参入したガス会社が
(この社長は筆者の知人)ビットコインでの料金支払いを可能にした。

つまり日本で初めて公共料金がビットコインで支払い
できるという大きな一歩が刻まれた。

これを機に今後日本においてどのようにビットコインが
認知され実用化されるのか注目されるところだ。

実はこれまで「中央銀行が終わる日ービットコインと通貨の未来」
(岩村充)などいくつかの著書を読んだが今一つ分からないでいる。

そのコンセプトはハッシュ関数と暗号から出来ているとのことだ。

一方金融論の視点からすると、これは中央銀行の管理下にはない
仮想通貨である点でこれまでの通貨と異なる性質のものだ。

したがって将来性について通貨に代替するシステムへと発展する
可能性を秘めているのか否か定かでない。



ビットコインについては成長スピードも速く、したがって議論も
これまでは通貨としての基本概念に終始していた。

しかしここにきて実用化についての議論へと発展しているようだ。

つまりこのシステムはスタートして8年を経過した今
着実な成長を遂げているということだろう。

ただ新しいものには創業者利得がある一方で
どのようなリスクが潜んでいるかも知れない。

やはりここしばらくはその発展を見守るということだろうか。



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プロフィール

斉藤洋二

Author:斉藤洋二
銀行・生命保険会社にて
長く為替・投資業務に携わった。

特にホンコン、パリ在住の際には
中国・アジア・欧州・アフリカ
各国を見て歩いた。

歴史・料理・音楽に興味がある。

「ネクスト経済研究所」代表

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