欧州復権の芽

1992年にマーストリヒト条約が締結され、EUが発足して四半世紀。

欧州連合は基本条約(マーストリヒト条約)のF条において、自由、民主主義、
人権および法の支配を原則にして統合への道を歩み出した。
しかし目下その実体は、発足当初の精神とかなり異なっているようだ。

例えば民主主義については、肝心のEU本部が、民主的国民国家の頭越しに
決定を下す「超国家的存在」として、最も非民主的存在となっており、
各国から反発が強まる皮肉な現象が生じている。

また人権についてEUは世界の人権擁護をリードすることを謳っているものの
移民の人権についてドイツやフランスは寛容だが、東欧諸国の不寛容さが目立つ。

さらに統合に関する意思について、独仏など中核国は通貨統合から経済統合、
財政統合、政治統合へのステップを真剣に考えているが、東中欧などは
本当にどこまで真剣に考えているのか分からない。

このようにEUは拡大を急いだ結果足並みが乱れているが、マクロン大統領の登場により
独仏のリーダーが欧州復権の新たな局面へと歩を進めるのではないか。



上記のように新たなリーダーシップにより欧州復権への期待も醸成されつつあるが、
これによりユーロ高および円高がもたらされるのではないか、との趣旨でロイターに寄稿しました。

ご笑覧いただければ幸いです。

http://jp.reuters.com/article/column-forexforum-yoji-saito-idJPKBN19K0U1?pageNumber=3



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プロフィール

斉藤洋二

Author:斉藤洋二
銀行・生命保険会社にて
長く為替・投資業務に携わった。

特にホンコン、パリ在住の際には
中国・アジア・欧州・アフリカ
各国を見て歩いた。

歴史・料理・音楽に興味がある。

「ネクスト経済研究所」代表

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