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遠方の朋

高校時代の友人竹下節子さんがパリから一時帰国された。

今回の主たる目的は3年前の築地本願寺でのコンサートに続く
ギターアンサンブル「トリオ・二テティス」の全国3ヶ所での公演。

と言うことで週末の夜信濃町のカトリック系の「真正会館」の
ホールに出かけた。

「音楽と祈りの集い」と題されていたが実際はフランス・バロックの夕べで、
とりわけドイツのバッハと並ぶフランスバロックを代表するジャン・フィリップ・
ラモーの作品が演奏された。

そして第2部は、子供のためのバロック音楽童話「レミとミーファ」。

これは子供と祖父母との交流を描く音楽付き紙芝居で、
下記写真の通りDVD化されていた。





ところで竹下さんは毎年1~2冊著書を刊行し、今年もまた
「キリスト教は宗教ではない」(中央公論社)を出版された。

今回は新書でもあり比較的やさしく書かれているような印象を受けた。

キリスト教がいかに宗教として東地中海から欧州さらには世界に
広がったかについて世界史的に説明されている。

そして量的拡大の一方で質的な変化、つまり宗教以上の存在(=生き方マニュアル)
へと変化し人を救うという普遍主義へと昇華して行く過程が論考されている。

その2千年の歴史において西欧から世界へと普及しては様々な
受難に遭遇するが、その例を南米そして日本に求めている。

特に伴天連追放令以降の隠れキリシタンの話、そして明治以降ミッションスクールなどを
通じどのようにキリスト教が日本の社会に根付いていったのかについて興味が湧いた。

今更ながら遠藤周作の「沈黙」は重い作品だったこと、
そして五島列島の教会巡りの旅を懐かしく思い出した。



ところで与謝野鉄幹の作詞による「人を恋いうる歌」は
「友を選ばば書を読みて 六分の侠気四分の熱」と言うが
どのような友人に巡り合うかは不思議であり人の縁ということか。

また遠方に朋がいるというのは実に愉快なだけに、ギターを担いでの
12時間の空の旅にめげずに公演そして講演にと足繁く日仏の往来を続けてもらいたい。


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プロフィール

斉藤洋二

Author:斉藤洋二
銀行・生命保険会社にて
長く為替・投資業務に携わった。

特にホンコン、パリ在住の際には
中国・アジア・欧州・アフリカ
各国を見て歩いた。

歴史・料理・音楽に興味がある。

「ネクスト経済研究所」代表

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