デジタル通貨

近頃ビットコインはじめデジタル通貨(=仮想通貨)の
話題が賑やかだ。

過去1年で20倍ぐらいに価格が上昇し、
日本においても取引所は20社に及ぶなど乱立気味だ。

これらは金融庁の免許制ではなくただの登録制で、
コインチェック社にみられる通り大学生でも開設できる代物なのだ。

特に当社はお笑いタレントの出川哲朗のインパクトある
TVコマーシャルで筆者も瞠目していたのだが、過去1月半で
売り上げを10倍に伸ばしていたとか。

案の定顧客の500億円相当のNEM
がハッキングされてしまったのだからさらに驚いた。



過去1年急成長するデジタル通貨については、JPモルガンの
ダイモンCEDが「詐欺」と呼びまた日本円を発行・管理する
黒田日銀総裁も疑念を呈していた。

一方で野口悠紀雄氏はその成長性にいち早く着目し、
これまで国家・中央銀行が発行・管理し、都合よく印刷される
従来の通貨に代わるべきものとしてその成長性を指摘していた。

実際日銀OBの岩村充の「中央銀行が終わる日」という刺激的な本が
出回ったりと、新たな通貨への期待感が膨らむのも当然だ。



通貨には価値の尺度、価値の保存、価値の交換・決済の
3つの役割があると考えられている。

この観点で言えば日本などの先進国つまりドル、円、ユーロなど
通貨制度が発展しているところは現行の制度でも運用することは可能だ。

しかし金融制度発展が後発的な段階にあり、また自国通貨の信頼性の
乏しいアルゼンチンや中国などでは後発故に今後の発展の余地も大きい。

つまりデジタル通貨の未来は捨てがたいものがあると思われるが
現状は投機性が高いことそして規制・管理もされずに野放図であること
からl当面様々な事件が発生するだろう。

したがって2月のG20でもこの管理が議論される予定だ。

現状問題含みではあるが、将来性の点では「新たな通貨の誕生」は
明らかで当面騒動は頻発するとしても普及して行くことは
間違いないだろう。


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プロフィール

斉藤洋二

Author:斉藤洋二
銀行・生命保険会社にて
長く為替・投資業務に携わった。

特にホンコン、パリ在住の際には
中国・アジア・欧州・アフリカ
各国を見て歩いた。

歴史・料理・音楽に興味がある。

「ネクスト経済研究所」代表

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