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治世と乱世

①歴史上最大の版図を得た中国共産党がなぜ
 国家の崩壊をかくも恐れるのか

②古代中国において東方にあった倭国つまり
 日本はどのような存在であったのか

これらを知ろうと近頃中国の古代史を読んでいる。

一言でいうならば有史以来1500年の歴史しかもたない日本人としては、
10倍を超える国土、人口、時間軸を有する中国歴史の分厚さに圧倒されるばかりだ。

特に夏殷周から始まった古代社会の発展ぶりはエジプト、
メソポタミアに匹敵し現代までの繁栄も含めれば特異である。



「そもそも天下の大勢は分かれること久しければ必ず合し、
合すること久しければ必ず分かれる」

これは三国志演義の冒頭の一節で、中国人の
歴史観そのものと言って良いだろう。

換言すれば「諸行無常・盛者必衰」で始まる平家物語が日本人
の歴史観の根本にあるのと同じ。

つまり中国5千年の歴史は治世と乱世の繰り返しである。

実際周王朝末の春秋戦国の分裂を経て、秦漢の統一帝国が400年続いた。

その後三国時代に突入し、一時晋が再統一したものの
五胡十六国・南北朝の分裂が400年続くことになる。

そして隋唐が300年の統一王朝を築くが続いて五代十国に分かれ、
そして北宋の統一を経たのち南宋と金に分裂して南北時代に突入。

それから元明清が600年におよぶ王朝を建てることになる。

まさに分かれては合し、合しては分かれることの繰り返しこそ
中国歴史の神髄である。



20世紀以降は軍閥割拠・国共内戦を経て共産党政権
が樹立され70年を経た。

そして目下はウイグル、チベットなど民族問題を抱え、
いつ一触即発するかも知れないとの惧れを拭えないのも当然か。

実際これまで漢民族はじめ匈奴、鮮卑、柔然、吐蕃、モンゴルなど
数えきれない民族が中国本土を舞台に覇権を争ってきたことを見れば、
誰しもが乱世到来の予感を感じるのも無理のないところ。

ともかく中国の民族興亡の歴史は単一民族による狭い国土での争いしか知らない
日本人からすれば想像を絶する。

もう少し読み進んで中国人の持つ歴史観そして対日観の本質に
迫れたらと思っている。


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プロフィール

斉藤洋二

Author:斉藤洋二
銀行・生命保険会社にて
長く為替・投資業務に携わった。

特にホンコン、パリ在住の際には
中国・アジア・欧州・アフリカ
各国を見て歩いた。

歴史・料理・音楽に興味がある。

「ネクスト経済研究所」代表

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