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アメとムチ

米政権がグリーンランド買収について検討していると
伝えられている。

トランプ大統領のツイートでは「戦略的に興味深い」としているが、
デンマークの首相は「ばかげている」と取り合うつもりはないようだ。

グリーンランドには人口5万人がすみ自治政府があるようで
温暖化による資源開発の活性化を目論んでいるらしい。

ということで中国資本が接近を図っており、これに対抗して
地政学的見地から買収の話が出てきたようだ。

どちらにしてもツイートの担当者である大統領の元専属キャディが
次々とトランプ大統領の常軌を逸した考えをツイートするので、
フォローするのもいやになる。




目下のメインテーマである米中摩擦については、
昨年7月以降第既に第4弾まで制裁関税が発動された。

その金額は第1弾340憶ドル、第2弾160憶ドル、第3弾2千億ドル
第4弾3千億ドルとほぼ対中輸入の全てに課せられており、もはや
残る手段はその税率を引き上げるのみとなった。

そして今や10月1日以降第1弾~第3弾までの品目に対して30%となり、
第4弾のハイテクのみが15%に止まる。

これに対して中国もほとんどの輸入品に対し報復関税を25%
(一部は15%)かける対抗措置を講じており、もはや報復の
連鎖は止まらない。

9月に予定される閣僚級の会議も開かれるのかどうかもあやしいし
トランプ大統領は米企業の中国からの撤退を指示する始末だ。

これがムチで圧力をかけるトランプの交渉術か?



このような米中貿易摩擦とFRBへの怒りのツイートに嫌気して
米国株価はじめ金融市場も不安定化を強めている。

TPPからの離脱、パリ合意破棄、イランの核合意無視、G7
首脳宣言拒否とグローバル化した世界に背を向けて自国第一を
突き進むトランプ大統領にはあきれてしまうばかりだ。

とはいえ「ムチ」ばかりの中で時折「アメ」が
混じるのがトランプ流だけにそれが反って市場を混乱させることにもなる。

本当に困ったと多くの米国民も思っているに違いなく
1年後の米国民の審判を待つしか無さそうだ。


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プロフィール

斉藤洋二

Author:斉藤洋二
銀行・生命保険会社にて
長く為替・投資業務に携わった。

特にホンコン、パリ在住の際には
中国・アジア・欧州・アフリカ
各国を見て歩いた。

歴史・料理・音楽に興味がある。

「ネクスト経済研究所」代表

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