ロシアゲート

4月23日の仏大統領選以降「マクロンラリー」と言われるように
ユーロが対ドルで1.06から1.11へ、そしてユーロ円が115円
から125円へと急上昇。

お陰でドル円でも108円台から114円台まで円安が進んでいたが
ここにきてトランプ大統領の周辺がざわついて円高へ反転し、今朝は
110円台となっている。

もともとトランプ大統領の政策運営については懸念されてきたが
公約の実現による米国経済再生の夢を追う動きが勝り
ドル高、株高が高進してきた。

今回の「ロシアゲート」の発端はFBIのコミ―長官の解任で、
その真相はフリン元補佐官への捜査中止に圧力をかけたこと。

さらにイスラエルから提供されたISの機密情報をラブロフ露外相に
提供したが、この利敵行為に民主党のみならず共和党も驚いては
あきれ果て、弾劾の現実味が語られはじめた。

実際ISに潜入している情報源の安全が侵される問題であり
情報が集中する最高司令長官への信頼感がぐらついている。



弾劾裁判については憲法第1章第2条5項において「訴追権限は下院に属し」
「裁判を行う権限は上院にある」とされ、その2/3の賛成で有罪となり罷免されることになる。

これまでについては、ニクソン大統領が辞任に追い込まれた例がある。

これは「ウオーターゲート事件」と呼ばれるもので、自らの不法行為を
捜査していた特別検察官を解任し、司法長官を辞任させた事件である。

同大統領は訴追されることが必至となったことを受け急きょ辞職に至った。

と言うことでトランプ大統領の今後が注目されるが、もともと支持率が50%以下で
たまたま不人気のクリントンが相手だったから当選しただけとも言われるだけに、
いつまで大統領職を続けることができるか。

中間選挙を1年半後に控え、共和党でははやばやとペンス副大統領に
首をすげ替えようかとの思惑も台頭しているようだ。



トランプ大統領辞任ともなれば公約に挙げた減税と1兆ドルの
インフラ投資が画餅になるということで、株価の暴落とドル売りの嵐
との見方が強まる。

しかし国民の信頼の厚いペンス副大統領が大統領になれば
これはこれで好材料で、ドル買い・株高だとの見方も存在する。

金融市場は本当に気まぐれで一体どちらなんだと考えてしまう。
ともかく円相場は、案外早くに105円に到達するかも知れない。


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プロフィール

斉藤洋二

Author:斉藤洋二
銀行・生命保険会社にて
長く為替・投資業務に携わった。

特にホンコン、パリ在住の際には
中国・アジア・欧州・アフリカ
各国を見て歩いた。

歴史・料理・音楽に興味がある。

「ネクスト経済研究所」代表

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