秋の夜長

10月に入り中秋の名月、十六夜、ノーベル賞発表と
日に日に秋は深まってきた。

秋と言えば何よりも読書の秋ではあるが、人恋しくもなる季節だけに
人形町の寿司店「とちのき」で友人たちと歓談した。

越後「麒麟山」など全国の銘酒を飲み比べ、
最後は店主お勧めの越前「飛露喜」で締めた。

大間の本マグロに石持ち鰈などの魚も最高で、
場所柄お値段もリーズナブルで今後再訪したいと思う。







ところでノーベル賞の文学賞はカズオ・イシグロ氏に決まった。
5歳から英国に渡り帰化して半世紀近くになるとのこと。

自らの移民体験をもとにブレクジットに反対そして再度の国民投票をと
論陣を張っており、外見、内容どこから見ても英国人。

にもかかわらず日本のマスコミはその内向き体質の故か
「日本人が受賞した」とひたすら主張しているのがおかしくも見える。

これだけ日本人が海外に出、日本の国際化が進んでいるのに
マスコミだけは超ドメステイックで天動説的発想をする姿は何だか滑稽だ。



一方発表当夜鳩森神社境内に集まったハルキストたちは
イシグロの名前を聞いて「Who?」と首を傾げて同時に落胆したとのこと。

ブックメーカーによれば村上春樹は今年も大本命で、
イシグロ氏は圏外だったとか。

またイシグロ氏は「村上氏より早くもらって罪悪感がある」と
述べていることからもハルキストたちの落ち込みは当然と言うことか。

村上氏がなかなか受賞できない理由はどの辺にあるのか分からない。

とはいえ同氏は「南京大虐殺は40万人」と中国政府が主張する30万人
よりも大きな数字を掲げては日本のリベラル派が喝采するように
少し政治色が強すぎるのがマイナス材料となっているのかも知れない。

ともかく秋の夜長は月を見て、お酒を飲んで、本を読んで、
あれやこれやと考えるのに最適だ。


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プロフィール

斉藤洋二

Author:斉藤洋二
銀行・生命保険会社にて
長く為替・投資業務に携わった。

特にホンコン、パリ在住の際には
中国・アジア・欧州・アフリカ
各国を見て歩いた。

歴史・料理・音楽に興味がある。

「ネクスト経済研究所」代表

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