陸王大作戦

駅伝が冬の季語になって久しいが、その本格シーズンの頂点である
正月の大会に向けて大学や実業団チームは練習に余念がない。

そんな有力チームや有力選手は企業と靴やユニフォームの
スポンサー契約を結んで広告塔の役割を担っている。

そんな現実を描いた池井戸潤の「陸王」がTVで放映され好評を博している。

これは埼玉・行田の先細りする足袋屋が薄型の陸上用の靴を開発し
蘇生して行くという実話をもとにしたもの。

ナイキと思しき米国企業に挑戦する物語だが、同時に主人公の選手が
この靴を履いたことから故障を克服する根性ものでもある。
(そのモデルは瀬古だとも言われる。)



長距離の走法にはヒールストライク走法(かかと着地)、ミッドフット走法
(中足部着地)、フォアフット走法(つま先着地)の3種類があるそうだ。

薄型靴はミッドフットに最適で、ナイキの厚底とは全くことなる、
どちらが良いかは個人差があるようでブランドイメージが大きく左右する。

ナイキの場合はオレゴン・プロジェクトと銘打ってケニアなどの名選手を
オレゴン州の自社の拠点に集めて高地トレーニングを行い広告塔を養成している。

ちなみに日本から唯一参加している早稲田OBの大迫傑が過日の
福岡マラソンで入賞し、東京五輪のホープとして脚光を集めることになった。

つまりナイキか行田の足袋屋かそれともアシックスやミズノか
どれが勝者となるのか注目されるところだ。



このように日本ではジョッガーの増加に連れて靴の市場は拡大し、
市場競争は過熱気味だ。

さらに「陸王」に続き2019年の大河ドラマは日本のマラソンの草分けで
地下足袋で走った金栗四三が主人公とかでこちらもヒートアップ。

また箱根駅伝で目下3連覇中の青山学院の原監督は
「陸王」にも出演し、グランドを提供するなど引っ張りだこ。

はたして「陸王大作戦」と銘打った箱根V4作戦を遂行する青山学院か
それを苦々しく思う東海大などが勝つのか、いよいよ駅伝はクライマックスへ。

これぞまさにナイキなどスポーツメーカーの思うツボと言ったところだ。


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プロフィール

斉藤洋二

Author:斉藤洋二
銀行・生命保険会社にて
長く為替・投資業務に携わった。

特にホンコン、パリ在住の際には
中国・アジア・欧州・アフリカ
各国を見て歩いた。

歴史・料理・音楽に興味がある。

「ネクスト経済研究所」代表

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