ブロックチエーン

仮想通貨NEMの流出事件から1か月が経った。

一方ビットコインはじめ1000にも上る仮想通貨の相場は相変わらず
のジェットコースターと投機色が満載で、仮想通貨のイメージは悪い。

それでなくともその歴史は10年にも満たず信頼度など極めて乏しく、
うさん臭くみられるのもやむなしだ。

そもそも仮想通貨の根本にある「ブロックチェーン」について未だに
メディアはじめ既存有識者は疑いの眼を示して冷ややかに見ている。



したがって「ブロックチェーン」および「仮想通貨」の有効性を
主張してきた野口悠紀雄氏はこれまではもちろん今もその
偏見はつきまとっているとか。

同氏著「ブロックチエーン革命-分散自立型社会の出現」の一説を借りれば、
ブロックチェーンとは「電子的な情報を記録する新しい仕組みで、管理者を
必要とせず、記録が改ざんできない」総勘定元帳ということだ。

従来の「総勘定元帳」と言えば日銀はじめ金融機関と言った絶対的
存在感のある主体が全取引データを管理するものであり、金融システムの
根幹と位置付けられるものだ。

それに代替する「ブロックチェーン」は、皆がインターネットで
自由に新たな取引を書き込んでは共有するものだと言う。

そう説明されても天地がひっくりかえった発想である以上誰もが
納得できないのも仕方ないだろう。

まさにライト兄弟が空を飛ぶ実験を始めた際に人々から冷笑され、
実験が成功したとの報道を信じなかったのと同様なのである。

それは「これは反乱ではありませぬ、これは革命です」と
フランス革命が勃発したその日にリアンクール侯爵がルイ16世
に向かって言った通り。

今まさに金融および通貨の世界に「革命」が進行しているのだろう。



目下のビットコイン人気は一攫千金を狙う人々によるもので
真の「革命」を理解し支持する人々の集団によるものではないだろう。

しかし既存の制度および概念に基づいて進むフィンテックとは異なり
別次元の世界で進む「ブロックチェーン革命」が世界で市民権を
得るまでには相当時間がかかるだろう。

このような状況で日銀で決済システムに携わり亜流と目された
人々、特に京都大学の岩下信行、麗澤大学の中島真志、早稲田大の
岩村充など各教授がこの概念の普及を図っている。

まだまだ理解されるのに時間がかかるのだが、当面野口氏はじめ
上記専門家の発言をフォローして行く必要がありそうだ。



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プロフィール

斉藤洋二

Author:斉藤洋二
銀行・生命保険会社にて
長く為替・投資業務に携わった。

特にホンコン、パリ在住の際には
中国・アジア・欧州・アフリカ
各国を見て歩いた。

歴史・料理・音楽に興味がある。

「ネクスト経済研究所」代表

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