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パウエル・プット

Mr.Ordinary(=ただのおじさん)ことパウエル新議長が
登場して1か月が経った。

デビュー戦として注目された議会証言では経済見通しに
確信を示し、今後は金融正常化に邁進すると受け止められた。

したがって2018年は年4回程度とこれまでの
3回よりも利上げ回数は増えるだろうとの見方が
支配的となっている。

それだけにイエレン議長が「チャイナショック」などの際には
利上げを見送るなど市場にやさしい政策をとってきたように、
一朝事が起きれば「パウエル・プット」を機能させるのかが関心を呼ぶ。



新議長の発言に市場は一応の安ど感を見せたがそれも束の間、
トランプ大統領が「鉄鋼とアルミに25%の輸入関税をかける」との
爆弾発言。

その対象国は目下不明だが、少なくとも公約である保護主義への
強い意思を示したというところだ。

それに対し中・欧などが報復措置などに言及するなど一気に
「貿易戦争」の様相を強め、日経新聞を開くとまるで戦争が
勃発したかのような悲観一色に包まれている過剰報道には驚いた。



一方トランプ陣営では早々と新たな選挙対策本部長を選び
2年半後の大統領選に向けて選挙モードに入った。

したがって政権はこれに呼応して国内産業を保護し、大統領の
コア支持層であるプア―ホワイトにやさしい政策を打ち出すのも
当然か。

とすれば次の一手は万人に分かりやすい「為替切り下げ」か。

この結果として注目されるのが黒田日銀の手詰まり感を
強める円相場だ。

すでに年初の112円から105円へと円高が進んでいるが、
いよいよ遠くに霞んでいた100円が朧気に見えてきた。

株価も世界的に弱気が台頭しているだけにパウエルプットは
ますます期待される場面が増えそうだ。




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プロフィール

斉藤洋二

Author:斉藤洋二
銀行・生命保険会社にて
長く為替・投資業務に携わった。

特にホンコン、パリ在住の際には
中国・アジア・欧州・アフリカ
各国を見て歩いた。

歴史・料理・音楽に興味がある。

「ネクスト経済研究所」代表

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