コーン辞任

トランプ政権の経済政策のトップであるゲーリー・コーン
NEC(国家経済会議)委員長の辞任が報じられた。

この人はゴールドマンザックスの先物取引を皮切りにNO2まで
登りつめたが,CEOになれず不完全燃焼であったことから
ホワイトハウスに転じたとされる。

一時はコーン(トウモロコシ)の取引トレーダーのコーン氏が
FRB議長になるのではとささやかれたが、結局強硬な
通商政策を主張する一派に敗れて大型減税の実現を手土産に去る。

これからは対中強硬派のナバロ氏やロス商務長官らが
保護主義を推進することになる見込みだ。



トランプ政権が誕生した際にホワイトハウス西館にいたバロン上級顧問
はじめ側近7人はほぼすべて入れ替わっており、これからも
辞任者が続出する見込みだ。

女婿のクシュナー氏も今回の一件のみならずロシアゲートへの関与が
取りざたされており辞任論がくすぶっている。

米国には多くの人材がおり、異なる意見を戦わせてはどちらか選ぶのが
俺流だとトランプ大統領は豪語しているが、ホワイトハウスの屋台骨が
揺らいでいるのは明らか。

政権の揺らぎが経済界へ影を落とすが、とりわけウォール街の
代表でもあったコーン氏の辞任による金融市場への影響は小さくない。



一方輸入制限については4月半ばに最終決定される見込みだが、
今後NAFTA、EUはじめ各国・地域との交渉戦術にこの脅しを
駆使して交渉の果実を得ようと強気の姿勢を維持するのだろう。

これに対して早速EUは報復措置を打ち出したが、その内容は
ハーレーダビットソンやリーバイスのジーンズなどブランド商品
にもおよびなど米国および米国人への意趣返しも強烈だ。

果たして貿易戦争がどのように展開するのか、しばらく
ホワイトハウスの先行きとともに注目する必要がありそうだ。


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プロフィール

斉藤洋二

Author:斉藤洋二
銀行・生命保険会社にて
長く為替・投資業務に携わった。

特にホンコン、パリ在住の際には
中国・アジア・欧州・アフリカ
各国を見て歩いた。

歴史・料理・音楽に興味がある。

「ネクスト経済研究所」代表

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