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板門店宣言

4月27日は映像文化の進歩をまざまざと見せる一日となり、
リアルタイムに歴史的イベントの進行が伝えられた。

両首脳の固い握手と国境線の往復に始まって、
散策、橋の上での会談、署名、共同会見、婦人の登場
と見るものを飽きさせないまさに歴史ショーが続いた。

かつて西側社会の豊かさを報じるCNNの映像が
東ドイツの国民に動揺を与え東西ドイツ統一の動きを加速化させた。

その統合から28年、メディアの動きは一段と活発している印象だが
果たして南北統一へどう影響を与えるのか?

単に金正恩に利することになるだけなのか?



採択された板門店宣言においては、「完全な非核化を通じ、
核のない朝鮮半島の実現」を目指すことが確認された。

ただその評価については大きな一歩との見方がある一方で
具体性が皆無でまたもや北朝鮮の時間稼ぎ戦略に利用されただけ
との見方も根強い。

東アジアに住む人間からすれば前者であれば嬉しいのだが
やはり後者の懸念を捨てがたい。

実際ここ数年間だけでも金正恩はミサイルを60発も発射して、
また核実験を強行し、そして叔父の張成沢を処刑し兄の金正男を暗殺した。

つまり今回映し出された金正恩のユーモアと笑顔など、単なる演技と
見るのが妥当ではないだろうか?

悪玉が突然善玉になったその演技力には驚くばかりだが、
そんな振る舞いに決して騙されてはいけないと思うのだが・・・



今回の南北首脳会議の評価は6月初旬にシンガポールで
開催されると見られる米朝会談の行方により決まるだろう。

今回は無事スケジュールをこなしたが、トランプと金正恩が
これまでの激しいやりとりから一転して新たな関係へと歩を進めるのだろうか。

経済支援を目的にした「見せかけの平和」か、真に民族統一を
目指す第一歩なのかしばらく静観する必要がありそうだ。






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プロフィール

斉藤洋二

Author:斉藤洋二
銀行・生命保険会社にて
長く為替・投資業務に携わった。

特にホンコン、パリ在住の際には
中国・アジア・欧州・アフリカ
各国を見て歩いた。

歴史・料理・音楽に興味がある。

「ネクスト経済研究所」代表

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