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ボーイズラブ

今年は珍しくNHK大河ドラマ「西郷どん」を見続けている。

実際国民的英雄への興味の故だが、さらに主演する鈴木亮平や
脇を固める鹿賀丈史、佐野史郎、青木崇高を気に入っているせいでもある。

そして江戸編である第1章は、主君斉彬の死を契機に西郷は安政の大獄に
追われる身となり、ついに錦江湾で月照上人と身投げ(=心中)をして終わった。

今後は奄美で3年さらに徳之島、沖永良部島で2年の流浪の日々が
続くことになる。



今回のドラマで注目されているひとつが林真理子の原作「西郷どん」に
描かれるボーイズラブつまり西郷の男色。

それを脚本家である中園ミホがどのようにお茶の間に届けるのかだった。

とくに原作では月照上人と西郷のやりとりが詳しいらしいが、ドラマでは
二人の絡む視線や二人が手に手をとって逃亡する姿、そしてヒシと
抱き合いながら身を投げるシーンにより描かれた。

結局このふたりの事情が十分に視聴者に伝わったのかといえば生煮えで、
したがって心中の機微もよくわからないままに終了したのである。

武家社会において男色は風潮としてあったされており、とりわけ郷中教育や
私学校という薩摩の男子が集団で教育されるシステムにおいは、ボーイズラブも
至極当然だったのかも知れない。



ともかくドラマは奄美での落魄の日々へと転じるが、波乱の人生を送る
西郷としては素朴な家庭生活を過ごす貴重なひと時になる。

また陸軍大将として華々しく活躍する前の雌伏の期間とも言えるが、
二度も島流しに合うとはナポレオンと共通するところでもある。

やはり英雄の辿った軌跡は平凡な人間からは及びもつかない。

ちなみに視聴率は当初の15%から12%へと落ち込んでいる模様だ。

実際このところ暗くて重いシーンが続いていただけに
逃げ出す人も増えたのだろう。

やはりドラマは明るく楽しくなくては。



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プロフィール

斉藤洋二

Author:斉藤洋二
銀行・生命保険会社にて
長く為替・投資業務に携わった。

特にホンコン、パリ在住の際には
中国・アジア・欧州・アフリカ
各国を見て歩いた。

歴史・料理・音楽に興味がある。

「ネクスト経済研究所」代表

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