私学経営

日大悪質タックル問題が勃発して3週間が経過したが、
当該選手が潔く記者会見して事の真相が明らかになった。

とはいえ首謀者たる監督コーチがのらりくらり発言した後
監督は病院に逃げ込み、半落ち状態ながらコーチも煮え切らない。

このような環境下関東学連やスポーツ庁が乗り出しているが、
その捜査能力に限界もあり関学側は司法にも訴える見込みだ。

一方日大側は学長も登場しているものの、どうも私学における
運動部の力は絶大で、この問題の主体としての「日大」とは
運動部を管理し同時に経営主体である理事会のようだ。



日大と言えばマンモス大学、大衆大学と言われ系列の約30の
中学・高校を含め学生数は8万人、OBは110万人に及ぶ。

有名人には林真理子、神田正輝、柴田恭兵、小泉幸太郎などがおり、
さらに政治家も多く五輪のメダル数は100個を超えるとかで
スポーツが大学ブランドを高めている。

他方その経営内容を見ると、国などからの補助金100億円を含めて
年間予算は2500憶円に上っており、NHKの予算7000億円と
比較してもその規模の大きさは容易に推察される。

その年収の大半は授業料や受験料で賄われているようで、
その経営はブランド力こそ命と言うことだ。



目下日大はじめ私学にとってはどこも少子化の時代に
生き残りは厳しい。

したがって資産運用にも積極的となっているが早稲田や駒沢が
デリバティブで百億円単位で損失を出したと報じられるように
それほど殖やすことは容易ではない。

ということで学生集め、受験者集めは最重要課題で畢竟箱根駅伝など
スポーツに力を入れることになり、相撲部とならびアメフト部の力が
学内で強くなるのは明らかだ。

したがって理事長がアマ相撲で鳴らし角界に入れば横綱になれたと
言われる田中永寿氏でNO2がアメフト部の内田監督と言うのも当然か。

しかしこの上層部には暴力団との関係やリベート問題がささやかれる
だけに、アメフト部に自浄能力が働くとは考えにくい。

ともかく今回の悪質タックル問題が大山鳴動鼠一匹で終わらず
大学経営に一石を投じそれなりの解決を見て欲しいのだが。



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プロフィール

斉藤洋二

Author:斉藤洋二
銀行・生命保険会社にて
長く為替・投資業務に携わった。

特にホンコン、パリ在住の際には
中国・アジア・欧州・アフリカ
各国を見て歩いた。

歴史・料理・音楽に興味がある。

「ネクスト経済研究所」代表

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