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安曇野

政府税制調査会会長や一橋大学学長を務めた
財政の専門家である石博光氏が亡くなった。

この人は財政再建を主張してきた人で財務省の
財政再建論に影響を与えてきた。

朝日新聞の訃報記事によると、同紙のコラム「経済気象台」において
長く「安曇野」のペンネームで執筆してきたとのこと。

山歩きをした人ならではのペンネームではないかと思った次第だ。



「安曇野」と言えば学生時代に臼井吉見のノンフィクション小説
「安曇野」を読んで以来好んで訪れてきた。

これは新宿・中村屋の創業者である相馬黒光を主人公としたもので、
ヒロインが東京の女学校を退学し山また山を越えて安曇野に
嫁入りをするところから始まる。

明治前半の山深い里にハイカラな女性がカルチャーショックを
受けたのは当然だったろう。

一方地元ではパラソル姿が驚きを持って見られたのも無理からぬところで、
少年時代の彫刻家・荻原守衛(碌山)が恋心を抱いた。

後年碌山がロダンの下で修行を積んで帰国するが、
その代表作で碌山美術館に展示されている「女」のモデルが
相馬黒光と推測されるのもうなずけるところだ。



時代がくだって次女家族が2年ほど旧制松本高等学校の
キャンパスの傍に暮らしていた。

お陰で再三松本に足を運ぶことになったが、日々常念岳が時には
穂高や槍などの景色を楽しむことが出来たのは余禄みたいなもの。

特に大雪が上がり青空が広がった朝、糸魚川から南小谷を経由して
大糸線を松本まで南下した時には、中央アルプスの山なみの余りの
神々しさには感動したものだ

アルプスの山なみそして麓に広がる安曇野の風景を思い出していると
「あずさ」に乗って松本に出かけたくなってきた。


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プロフィール

斉藤洋二

Author:斉藤洋二
銀行・生命保険会社にて
長く為替・投資業務に携わった。

特にホンコン、パリ在住の際には
中国・アジア・欧州・アフリカ
各国を見て歩いた。

歴史・料理・音楽に興味がある。

「ネクスト経済研究所」代表

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