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ドル安論者

戦後米国主導で国際連合が設立されまたIMF・世銀体制が構築された。

そして例年9月末には国連総会が行われ世界の首脳がワシントンに
集合したことから様々な重要案件が決定された。

したがって固定相場制度下にあった通貨についても、
この時期には多角的通貨調整が行われることが多く、
9月~10月は「通貨の秋」と言われることになった。

1973年の変動相場制への以降の後も9月は為替相場の
大変動がたびたび発生したたことから、「通貨の秋」は死語と
なるどころか、今もアノマリーとして生き続けている。



今年もまた9月25日から国連総会が始まる。

これを前に24日にはワシントンでFFR(日米通商協議)が行われる。
また安倍首相は渡米し9月26日にトランプ大統領との首脳会談に臨む。

これらの会議のテーマは通商問題、とりわけ日米間に存在する
貿易不均衡だ。

その是正は中間選挙を控えて支持者を慰撫したいトランプ大統領としては
絶好のチャンスである。

一方日本政府はドナルド・シンゾウのデレデレ関係を維持し、
為替への言及を避け何とかやり過ごしたいとの思いがにじむのだが。



それでは米国側から為替への言及はないのか?

これまでトランプ大統領は「合意がなければ日本は大変なことになる」などど
脅迫的なツイートを行っているだけに為替問題が俎上に上がる恐れはある。

もともとトランプ大統領は「ドル安論者」だ。
とはいえこれまでのところ為替に関する発言は抑制的である。

また口が滑った場合にはムニューシン財務長官がいつも
火消しに努めてきたのであるが。

9月23日と言えば33年前、レーガン大統領の貿易不均衡を
是正したいとの意向を受けてプラザ合意を経て
未曾有の円高が始まった日でもある。

果たして今年の「通貨の秋」は何が起きるのだろうか?



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プロフィール

斉藤洋二

Author:斉藤洋二
銀行・生命保険会社にて
長く為替・投資業務に携わった。

特にホンコン、パリ在住の際には
中国・アジア・欧州・アフリカ
各国を見て歩いた。

歴史・料理・音楽に興味がある。

「ネクスト経済研究所」代表

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