FC2ブログ

合従連衡

近頃ロシアの「エカテリーナ」、オスマン帝国の「スレイマン」
さらに新羅・高句麗・李氏朝鮮時代の英雄や美女を主人公に
した輸入歴史ドラマを見る機会が増えた。

その理由は目が悪くて本を読むのがつらくなってきたことや
衣装や建築物の内装外観などが視覚的に楽しめること、
何より随分とお金をかけて面白く作られている故である。

特に紀元前の中国と言えば陳舜臣、司馬遼太郎、
宮城谷昌光などを読んで物語はある程度分かっている。

しかしどの作品も無彩色でその当時の時代背景が分かりにくくて
不完全燃焼が続いていたところだ。

それらを解決してくれるのがTVドラマであり、ついに
極彩色の中国ドラマの世界に足を踏み入れたのである。



ということで今見ているのは紀元前4世紀の秦の
始皇帝の高祖母をヒロインにしたドラマだ。

この時代は、夏殷周と続いた統一国家が楚魏韓斉趙燕
そして秦と七雄に分かれた春秋戦国時代だ。

つまり縦横家と言われる口舌の徒が活躍する時代で
辺境にありつつも強大化する秦の孤立化を図る
「合従」が進められているところ。

一方秦と連携を図ることを目指す「連衡」も提唱されていた。

したがってドラマの中には合従を主張する屈原や
連衡を唱える張儀などが登場するのもまた面白い。

とはいえ波乱の星の下に生まれた楚の公主(王女)が
あくまでも主人公。

目下は母親の身分が低いことから虐げられているが
将来秦に嫁ぎ波乱の人生を歩むことになるらしい。



どちらにしてもトルコ、中国、朝鮮など専制国家において
後宮(ハーレム)の陰謀・嫉妬がすさまじいのはどこも同じ。

後宮における権力争いに王は基本的には関与せず、
后を中心に回るという形になっていること、そして
宦官が存在するのもどの国も同じだ。

ということで大奥に見られる通り日本についても中国や半島の
文化が輸入されそのうえで制度設計がなされたのは明かだ。

「テレビを見ればバカになる」とよく言われるように、
バラエティ番組などを見ているとその通りだとも思う.

とはいえ吉本隆明が晩年テレビ(教育テレビだったか)を楽しみに暮らしていると語って
いたが、テレビの速報性とエンタメ性は特筆されるものであり
生活を豊かにするのもまた事実である。



.


スポンサーサイト

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

斉藤洋二

Author:斉藤洋二
銀行・生命保険会社にて
長く為替・投資業務に携わった。

特にホンコン、パリ在住の際には
中国・アジア・欧州・アフリカ
各国を見て歩いた。

歴史・料理・音楽に興味がある。

「ネクスト経済研究所」代表

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR