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泰平の夢

桑田佳祐の「勝手にシンドバッド」で大盛り上がりした
平成最後の紅白歌合戦を見ながら戌年を送り、
平和に亥年を迎えた。

そして例年通りウイーンフィルや箱根駅伝とテレビ三昧でお正月を
過ごしていたが、やはりというか泰平の夢は突然破られた。

すでに海外は2日から始動しクリスマスあたりから続く神経質な
下落基調に警戒はしていたが、ことは正月3日早朝の
超閑散市場で起きた。

NY市場終了後アップルの第4四半期の業績見通しの下方修正は
新年度入りしたヘッジファンドにとって絶好の売り場だったということか。

その報を機に株価先物が崩れさらに為替市場で大玉が出回り
市場はクラッシュした。



特に円相場は僅か2分で109円台から104円台へと5円も下落。

つまりこの3週間で113円から9円の下落と9か月かけた上昇分を
短期間で全部吐き出したと言うことだ。

その背景にはアルゴリズムやHFTが稼働したとも言われるが
昨年8月のトルコショックで瞬時に21円から15円へと3割近くも
下落したトルコリラを彷彿させた。

まさにブラックアウトで瞬間市場は消え最安値は105円台、
104円台との説などまちまちで103円台があったとの説もある。

一件鉄板に見える相場も嵐に彷徨う小舟同様戸板の下はまさに地獄で
ストップロスはじめ顧客のリーブオーダーがどのように処理されたのか
他人事ながら気になるところだ。

多分金融機関はオーダーを執行できず、結構自腹で呑み込んだと
言うことだろうか。



それから2日、相場は少しづつ冷静を取り戻して108円台を回復。

日本の株価も4日の大発会は19千円台で始まったが
NYの先物市場では2万円台を回復した。

市場の狼狽を防ぐべく財務省・金融庁・日銀も急遽三者会談を
開き、またGPIFなどの公的な買いも見られたようだ。

とはいえいまや政府・日銀は円高時の対応として何ら有効策も持っておらず
張り子のトラ状態であることは明らか。

今回の正月ショックは一過性でとりあえず110円台を回復しそうには
見えるが、どちらにしても今年の波乱を予感させる1年の始まりとなった。

こんな時として起こる大相場に遭遇すると血が騒ぐのは習い性となったが、
やはり治に居て乱を忘れず、か。



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プロフィール

斉藤洋二

Author:斉藤洋二
銀行・生命保険会社にて
長く為替・投資業務に携わった。

特にホンコン、パリ在住の際には
中国・アジア・欧州・アフリカ
各国を見て歩いた。

歴史・料理・音楽に興味がある。

「ネクスト経済研究所」代表

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