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晴耕雨読

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(羽根木公園)

10連休の前半はほとんど毎日のように雨。

お陰で高齢執筆者による軽い本を3冊
読むことができた。

一つは83歳野村克也の「ありがとうを言えなくて」。

これまで野村監督の毒舌とID野球理論に喝采を
送ってきたが、今回の愛妻サッチーへの追悼本は
同氏の心身の衰えを気にさせる。

第三者から見れば悪い女ではあるが自分にとっては
良い妻だったと著書は思い出を語っているが、妻に
先立たれた男はいかにも弱い。



そして次に読んだのが坂東眞理子の「70歳のたしなみ」。

70代を黄金世代と言い、「終活は急ぎ過ぎない」
「上機嫌に振る舞う」「人は人自分は自分」など生き方の指南書。

残念ながら余り面白いとは言えず、その売り上げも2005年の
大ベストセラー「女性の品格」には遠く及ばないだろう。



ということで前2作はともに老人色が充満して少し気が
滅入ったが、それを一気に吹き飛ばしてくれたのが
内館牧子の「すぐ死ぬんだから」。

78歳のオシャレな老女が主人公で
多少「意地悪ばあさん」を連想するが、
青島幸男とは一味も二味も違う痛快さ。一読をお勧めしておきます。

脚本家・内館牧子と言えば、横綱審議委員として朝青龍との
バトルで名を馳せたが、先般の「終わった人」はエリート・
サラリーマンの定年後を描いて大ヒットとなった。

今回の作品は前作に負けず劣らず。

「ナチュラル」を言い訳にオシャレに気を使わない
多くの横着な老人へのアンチテーゼだ。

70代と言う黄金世代の生き方の参考書としては、
坂東眞理子よりも何倍も明るくて含蓄に富んでいる。


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プロフィール

斉藤洋二

Author:斉藤洋二
銀行・生命保険会社にて
長く為替・投資業務に携わった。

特にホンコン、パリ在住の際には
中国・アジア・欧州・アフリカ
各国を見て歩いた。

歴史・料理・音楽に興味がある。

「ネクスト経済研究所」代表

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