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古風堂々

文芸春秋と言えば日本を代表する月刊誌だ。

なかでも巻頭を飾るエッセイはまさに雑誌の顔と
なるだけに誰が執筆するかは極めて重要である。

したがって長きに渡る読者としては「日本の知性」である
はずのその執筆者には一目も二目も置き、誰が選ばれ
毎月何を語るか注目してきたのである。



これまで5~10年ごとに執筆者が入れ替わってきたが、
今更振り返っても遠い昔のことはほとんど忘れてしまった。

そんな中で「よしのずいから」を連載した阿川弘之と「日本再生」を
書いた立花隆の記憶は未だ鮮明だ。

80代の阿川は「よしのずいから」天井を覗いても全体像が
見えないと言いたかったのだろうが、逆に一点を凝視して
世の中を探っていたのである。

ただこの人の経歴上日本海軍の話が多かったし寝たり
起きたりの日常などその齢のせいか繰り言との印象が
強くて少しうっとうしかった。

その点東日本大震災の直後に登板し、「日本再生」を
テーマに8年間にわたっていかんなくその知見を披露した
立花隆はやはり「日本の知性」と言っても過言ではない。

特に同氏の政治、科学などそのカバレッジの広さには、
毎月刺激を受けては感心したのである。



そして今月から新たに登場したのが数学者であり、
また「国家の品格」などを書くなど道徳者の一面を
兼ね備えて文武両道の論客として知られる藤原正彦。

今回は「古風堂々」と題して毎月辛口に世相を切る
つもりのようだが、ともかく意欲満々である。

ちなみに第一回はAIについて、特に教え子でアルファ碁の
開発者の英国人について記している。

果たして今後どんなことを書いてくれるのか楽しみである。


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プロフィール

斉藤洋二

Author:斉藤洋二
銀行・生命保険会社にて
長く為替・投資業務に携わった。

特にホンコン、パリ在住の際には
中国・アジア・欧州・アフリカ
各国を見て歩いた。

歴史・料理・音楽に興味がある。

「ネクスト経済研究所」代表

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