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雲の晴れ間

9月6日(金) 晴 33度

9月に入り最高気温が30度を切る涼しい日が続き
早くも秋が訪れたかと喜んでいたのだが。

昼下がりに三軒茶屋まで片道30分を徒歩で往復したが、
余りの暑さに途中スーパーで暑さをしのいだり。

現地で冷たいものも補給したが帰り着いたときには意識も
何だかボっとして、どうやら軽い熱中症になったのかも。

ということで9月の声を聞いても8月の名残は簡単には消えず
それは金融市場も同様である。



金融市場は8月に取り巻いていた黒雲つまり3つの地政学リスクが
この2日急速に好転して株価は上昇。

これから本格的な回復があるのかは疑問ではあるものの、
とりあえず雲の晴れ間が見えた昨日今日だ。

その切っ掛けは香港のキャリー・ラム行政長官辞任説の浮上と
逃亡条例の撤廃が米中対決の雰囲気を緩和させた。

さらに追い打ちをかけたのが行き詰まっていた米中貿易交渉について
閣僚級会議が10月に再開される見込みが強まったこと。

そして3番目が10月末に迫っていたブレクジットがひとまず
回避される見込みになったこと。

何が何でも合意無き離脱をし米国への接近を強めたい
ジョンソン首相は、総選挙が封じられたもののそれならばと保守党内
からの
内閣不信任案提出まで目論んでいたのだがどうやら万事休すか。

もはや英国の先行きについては誰にも分からぬ状況で、ともかく
上院においてEU離脱が3か月延長され協議が続行される見込みになった。



このように一瞬垣間見えた雲の晴れ間ではあるが、その先行きは
大国の思惑は複雑だけに事は簡単には運ばない。

もともと国際情勢の研究についてはナチスドイツを起源とした
地政学(GEOPOLITICS)が主流となって今日に至っている。

さらにこのところ地政学に加えて米国辺りでは地経学(GEOECONOMICS)なる
研究領域が広がりつつあるようだ。

その理由はと言えば、近頃の地政学リスクの原因は米国はじめ各国が
自国を有利にするために経済を活用することに求められ、その結果として
その視点からの研究が盛んになりつつあることによる。

つまりこの新しい学問領域の発展を後押ししているのは、
自国第一主義を掲げ経済・貿易を有利にしようとする
トランプ大統領の存在であると言えなくもないのは笑えない事実だ。

どちらにしても米中英欧を巡る地経学上の問題は根深く、
一朝一夕で解決するものではないだろう。

とすれば垣間見えた青空は所詮一時的なものであり
大きく広がって行くことはないのではないか。

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プロフィール

斉藤洋二

Author:斉藤洋二
銀行・生命保険会社にて
長く為替・投資業務に携わった。

特にホンコン、パリ在住の際には
中国・アジア・欧州・アフリカ
各国を見て歩いた。

歴史・料理・音楽に興味がある。

「ネクスト経済研究所」代表

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