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日本売り?

武漢でのコロナウイルス発生を受けて金融市場では
リスクオフの動きとなり円買いが強まった。

しかしその被害が日本におよぶ第二段階に入り
その防疫体制の甘さが嫌気され、「日本売り」を囃して
米系ファンドが円売りを進めている。

その結果一時108円台の円高から目下売りが売りを呼んで
112円台となっている。

果たして米系ファンドの言うようにコロナリスクは
円買いではなく日本売り=円売りなのか。



20世紀を通じて北朝鮮のミサイル発射や中東リスクなど
が生じるたびにエネルギー供給に不安を抱える日本は
その通貨および株が売り込まれた。

つまりリスクオフは「日本売り」が当然視されてきたが、
その思考が逆転したのが2001年の9.11。

米国の中心地が次々と狙われたことから「ドル売り」
そして安全通貨としての「円買い」が定着し、それ以来
20年近く条件反射的に金融市場は動いてきたのである。

実際3.11の東日本大震災発生時にも海外資産の
日本への還流が進み円買いが生じた。

その結果日銀が為替介入にまで乗り出して
75円でようやく円高騰を押しとどめたのである。



それでは今回の事象について円売りと円買いの
どちらが正解なのだろうか。

日本政府の対応のまずさを見れば目先は円売りかも知れないが
長期的には世界経済の縮小を通じて円は買われると思うのだが。

現状米国経済の好調な指標を好感して
世界的に株価は堅調だ。

とはいえコロナへの恐怖が強まれば必然的に世界経済が
縮小して米国株を直撃し、その下落を通じてドル売り=円買いが
強まるのではないか。

どちらにしても「リスクオフ=日本売り」が定着するか否かは
今後の金融市場に聞くしかないと言うところだ。


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プロフィール

斉藤洋二

Author:斉藤洋二
銀行・生命保険会社にて
長く為替・投資業務に携わった。

特にホンコン、パリ在住の際には
中国・アジア・欧州・アフリカ
各国を見て歩いた。

歴史・料理・音楽に興味がある。

「ネクスト経済研究所」代表

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