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散りそめ

北沢川のせせらぎに沿った緑道を歩けば
桜が心を和ませてくれる。

この川はこの辺りでは川幅50センチほどの小川に過ぎないが、
池尻大橋を超えると目黒川に注ぎ、同時に桜並木も立派になる。

お陰で目黒川は千鳥ヶ淵と並び人出が繰り出す。

やはり桜は静かに楽しみたいと思う。

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(北沢川緑道)

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(羽根木公園)

世の中に たえて桜のなかりせば
春の心は のどけからまし 

在原業平は満開の桜の美しさを詠んだ。

桜は開花から満開、葉桜、花筏まで風情は様々だが、
やはり散りそめが最も心を引きつけられる。

古今集においても以下のようにそのすばらしさが詠まれている。

散ればこそ いとど桜は めでたけれ
憂き世になにか 久しかるべき  (詠み人しらず)

ひさかたの 光のどけき 春の日に
しずごころなく 花の散るらん   (紀友則)



すでに4月に入って5日が経過した。

3月14日の開花以来3週にわたって楽しませてくれた桜も
今終わりを迎えようとしている。

桜が散れば大いに寂しくなるが、一方で花に嵐のたとえがあるように
風雨の声に心をかき乱されることもなくなるだろう。

そして八重桜、ハナミズキと百花繚乱の季節が始まるのである。




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プロフィール

斉藤洋二

Author:斉藤洋二
銀行・生命保険会社にて
長く為替・投資業務に携わった。

特にホンコン、パリ在住の際には
中国・アジア・欧州・アフリカ
各国を見て歩いた。

歴史・料理・音楽に興味がある。

「ネクスト経済研究所」代表

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