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ロワール川

復活祭を迎え春が訪れた欧州では自粛疲れからか
人々が公園に繰り出していると報じられていた。

こちらはとうに外出をあきらめて週末を静かに暮らしていたところ、
友人がラザニアとワインのオシャレなランチの写真を送ってきてくれた。

そしてそのいかしたテーブルに並んでいたのが
「GIEN」(ジアン)のお皿。

その絵柄は家人お気に入りと同じもので、食器棚から
取り出して写真を撮り鬱陶しい気分を晴らした。

同時にそのお皿を買い求めてロワール川畔の「GIEN」の
町を歩いたことを思い出した。

20200413105252138.jpg


ロワール川は中央山塊に水源を持ちブルゴーニュ地方を
北上したのちオルレアンで左折、つまり西に方向をとり
ブロア、ツール、アンジュを経て大西洋に向かう。

川幅は広くゆったりと流れていることがこの川の特徴で
その中流域に人口1万人程度の製陶業で知られるGIENの町がある。

10年余り前にローマからパリまでドライブ旅行をした際に
「GIEN」本社工場を再訪した。

パリはマドレーヌ寺院の裏手さらには青山にもブティックが
あるというのに安いと言うことで遠回りしたのだからやはり
わが行動などは行動経済学の教える典型と言うことだろう。



残念ながら河口の町ナントに行ったことはない。

作家の青山七恵が2年ほど滞在して大西洋とロワール川
をアパルトマンの窓から眺めて暮らしたことなどを書いていた。

この町は歴史的にも有名なだけに今更行きそびれた
ことを悔いても遅い。

敢えて思い起こせばそのそばにナポレオンがセントヘレナ島に
流された際に出航した港町ラ・ロッシェルがある。

そこを起点にスペイン国境のビアリッツまで南下
したことがあるが、それももはや四半世紀も昔のこと。

マドレーヌと紅茶の香りで失われた時を思い出したプルースト
には遠く及ばないが、「GIEN」の絵皿で過去の記憶が蘇った。

ここしばらくはふとしたことで楽しかったことを思い出しては
コロナ欝を吹き飛ばすしかないと言うことだろう。


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プロフィール

斉藤洋二

Author:斉藤洋二
銀行・生命保険会社にて
長く為替・投資業務に携わった。

特にホンコン、パリ在住の際には
中国・アジア・欧州・アフリカ
各国を見て歩いた。

歴史・料理・音楽に興味がある。

「ネクスト経済研究所」代表

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