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石の上にも

ユーラシア・グル―プのイワン・ブレマーは当代一の国際政治学者であり、
その発言に人々は耳をそばだてる。

実際この20年地政学的リスク分析の最前線に立ち、その発言や執筆は
注目されてきたが、一方メディアの人たちからは
「使いまわしが多い」との苦情も散見される。

それもこれも人気者の故でやむなしと言うことだが
コロナが蔓延し不透明感が増す世情を反映して
そのご託宣を聞こうと露出度は一段と増しているようだ。



昨今の発言は主に次の通りだ。

①新型コロナは第二次世界大戦以来のグローバル危機であり、
 将来的に世界はグローバルからローカルへと転じて行くだろう。

②今後人の作業を一層排除した機械化、自動化が進み
 第4次産業革命が一気に進むだろう。

③この危機においても「協調」は置き去りにされたままで、Gゼロつまり
 リーダーとなる国が存在しないことが問題の解決を遠ざける。
 
④ポストコロナにおいて「シャットダウンから脱却できない」欧米の
 地位は今まで以上に沈下して「経済活動を先行して再開する」
 中国の存在感が増すことになるだろう。

⑤医療制度が貧弱でIMFなどからの財政支援が不十分な
 新興国を発生源とする金融危機が1年以内に起きる可能性が高まる。



それぞれについて説得力があるが、中でもその冒頭で語られていた
コロナ収束に向けての時間軸が気になった。

つまりワクチンが広まるのに1年半程度を要すること。
そしてかつてのような旅ができるのに3年を要すること。

これまでのように自由に旅ができる日が再来するのを
強く願っているが、3年もかかるのか、とつい慨嘆してしまう。

緊急事態宣言はまもなく終わりそうだが、臥薪嘗胆の
日は「石の上にも三年」と言われるようにまだまだ続く。




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プロフィール

斉藤洋二

Author:斉藤洋二
銀行・生命保険会社にて
長く為替・投資業務に携わった。

特にホンコン、パリ在住の際には
中国・アジア・欧州・アフリカ
各国を見て歩いた。

歴史・料理・音楽に興味がある。

「ネクスト経済研究所」代表

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