FC2ブログ

既視感

ダイヤモンドプリンセス号が横浜に接岸した2月3日以来
コロナが身近な問題となってはや3か月が経過。

この間かつてなく疫学・医学の専門家の科学的な話を聞き、
PCR検査など対策の要点をそれなりに理解してきた。

それに対して政治家(主に自民党議員)の緩慢で忖度に溢れた
非科学的発言を繰り返す姿を見るにつけ事態の悪化を危惧していたのだが。

季節は既に初夏にさしかかったのに未だ国の体制は整わず
医療現場も厳しい状態が続き、PCR検査数などOECD37か国で
下から2番目の現状に失望するやら腹が立つやら。



PCR検査数の低迷について「本気でなかったことはない」との
首相発言を信じるとすれば「政府は無能」と自白したも同然だ。

そして「37.5度・4日間」は「基準」ではなく「目安」であり
あくまでも国民・保健所の「誤解」と言い切った加藤厚労相。

この人も先日までポスト安倍候補と言われていたことなど
笑止千万で、西村大臣も所詮おしゃべり好きの出たがり屋
だと聞けば国家への信頼感など持てるはずもない。

あれこれリーダー不在の政府の無能さを見せられるにつけ、
戦時下の日本国と日本人がかぶさって見えてくる。



現在のコロナ戦に向けての政府の動きや社会の変化は
既視感にとらわれるが、それはまさに戦時のこと。

誰が開戦を決めたかは未だに分からないこと、また終戦を
決意できなかったことなと、国の決定は「空気」が支配した故
との分析は日本人の本質を言い当てる。

今回の緊急時においてもリーダー不在のうちにいつのまにやら
クラスター退治と検査限定に拘り、間違っていることが分かっても
方向転換の断を下す人間などいない。

そして自粛警察が横行する社会を見るにつけ、大日本帝国国防
婦人会が幅を利かせたり、軍にすり寄る人間が多数いたことなど
人間の恐ろしさを思い起こさせる。

つまりコロナを敵にした現在の日本は、米国を敵にした戦時下の
日本そして日本人そのものだ。

国家にさほど期待などしていないが、いくら決断できない
とはいえ1年もたてば医療体制の構築を達成できるのでは。

取りあえずそれまでの間岩陰に隠れてひたすらコロナに
感染しないことを祈るしかない。



.
スポンサーサイト



コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

斉藤洋二

Author:斉藤洋二
銀行・生命保険会社にて
長く為替・投資業務に携わった。

特にホンコン、パリ在住の際には
中国・アジア・欧州・アフリカ
各国を見て歩いた。

歴史・料理・音楽に興味がある。

「ネクスト経済研究所」代表

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR