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ジェンダー

韓流ドラマ「トキメキ☆成均館スキャンダル」を見終わった。

官吏を養成する男子学校「成均館(ソンギュンガン)」で、
男装したヒロインが、勉学する姿を描いた青春ドラマ。

毎回ハラハラドキドキさせて楽しませてくれた。

舞台は18世紀後半の朝鮮王朝。

女性に学問など許されない時代で、ジェンダー(女性差別)に挑む
有能な女性の活躍がドラマに活気を与えていた。



一方、当時の朝鮮とは時空を超えた現代の米国は、半世紀前の
ウーマンリブを経て、女性の社会進出が最も進んでいる国である。

とは言っても、ヒラリー・クリントンの大統領への道が遠いように
女性には「ガラスの天井」が存在するのも事実のようだ。

今この問題がFRB(連邦準備制度理事会)の次期議長人事
においても表面化しつつある。



来年1月に退任が予定されるバーナンキFRB議長の後任はオバマ大統領が
指名するが、その人事の行方はこの秋の金融市場の注目材料である。

現在本命はジャネット・イエレン副議長。
元大統領経済諮問委員会(CEA)委員長そしてサンフランシスコ連銀総裁。

金融緩和を推進するハト派で、バーナンキ議長を補佐してきたことから
順当な人事と言われ、市場では大半(9割とも言われる)がその就任を期待している。

一方、対抗馬はサマーズ元国家経済会議(NEC)委員長。

かつて女性の能力を蔑視する発言でハーバード大学の学長を辞任した同氏なら
早期に金融緩和解除に舵を切りそうだとの見込みで市場はその就任を懸念している。



この金融市場を統括する責任者の決定については、その実績、能力、
政策について議論され、それに基づいて決定されるのは当然。

ところが、目下、イエレン氏の就任を反対するキャンペーンが共和党、
金本位制論者と言った保守層はじめ様々なところで湧きあがっている。

このキャンペーンは三流紙に始まり、今やWSJなど
一流紙でも展開されている。

その根拠は、「金融政策」批判を装いつつも、内実は(要職を歴任しているものの)
イエレン氏に「威厳」がない、つまり女性であるが故だとするもの。

この秋のFRB議長人事は、米国経済の行方を大きく左右するが、
同時に今後のジェンダーの行方を占ううえで注目される。





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プロフィール

斉藤洋二

Author:斉藤洋二
銀行・生命保険会社にて
長く為替・投資業務に携わった。

特にホンコン、パリ在住の際には
中国・アジア・欧州・アフリカ
各国を見て歩いた。

歴史・料理・音楽に興味がある。

「ネクスト経済研究所」代表

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