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春分の日

開花宣言が早々と出され春が来たかと思ったが、
冬と春を分ける日に雪が降った。

とはいえ卒業式真っただ中のこの季節、
当時を思い出しつつ同窓の友人たち5人でランチに出かけた。

行き先は首相官邸の裏手にある都立日比谷高校の
同窓会館内「シーボニア」。

ワイン付きのブッフェで1900円とお値打ち価格。

OBに政官財の有力者が多いとはいえこんな同窓会館が
作れるのかと大阪の公立高校出身者たちは驚いたのだ。



2次会はキャピトル東急のラウンジ「ORIGAMI」。

ここのお茶はドトールのコーヒーの5倍はするが
さすがに静かで落ち着ける。

そして「首相動静」にしばしば登場する場所だけに、
知った政治家がいるかと見まわしたが特段見えず。

なるほど27日に佐川氏の喚問が予定されるなど
目下国会は森友問題で多忙のようだ。

それにしても福島県出身で苦学して国税庁長官まで
上り詰めた佐川氏は一人詰め腹を切らされる見込み。

事実を述べれば今後保証されている天下りやわたりが水の泡に
なるとすれば、口をつぐみひとり罪をかぶることになるのも当然か。



安倍内閣は発足して5年半が経過したが、これまで日本の政治の
安定度は抜群と見られてきた。

しかしここにきて内閣支持率が3割台となったことも加わって、
海外の投資家が素早く反応して、株安・円高へと振れる場面が増えている。

実際この秋の自民党総裁選では小泉進次郎氏が押す
とされる石破氏が急浮上してきたようだ。

それに続くのが岸田政調会長。

今や霞が関の主流となったのが、これまでの日比谷高校OBに代わり
開成学園OBとかで、そしてそのOB会が押しているのが開成から
慶応へ進んだこの人だとか。

果たして安倍、石破、岸田の三つ巴が予想される今秋の
総裁選を勝ち抜くのは誰だろうか。


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次の首相は

ローマ在住の塩野七生氏が傘寿を迎え、同時に
「ギリシャ人の物語」を書き上げたことで長編から卒業するそうだ。

この40年余りフィレンツェ、ベネチア、ローマの歴史を書き、
さらに十字軍、イスラム、ギリシャなどへと守備範囲を広げてきたが
ついに体力的な限界に達したとのことだ。

さすがに1年に1作を書き上げるのは大変な作業だったようで
これからは短いもの、例えば文春の巻頭の辞などを中心にするようだ。



塩野氏は歴史上の人物ではとりわけカエサルや
アレキサンドロス大王など英雄を愛してはページ数が増えた。

この延長線上で現代の日本の政治家の中では若くてハンサムな
小泉進次郎氏に期待をし、文春の新春対談でエールを送っている。

この小泉氏と言えば36歳と若いが、フランスやオーストリアで
は30代の若いリーダーが登場したように、進次郎氏を
次期首相として強く推挙しているのだ。

安倍政権は今年9月の自民党の総裁選を通過して、さらに3年
続投する見込みだ。

その後継には様々な名前が挙がるものの、残念ながら誰一人として
魅力ある人物はおらず進次郎氏へと一気に若返るのも良いかも知れない。



安倍首相はといえばいよいよやりたい放題で、憲法のみならず
天皇即位や改元にもいろいろ独自色を出そうとしている模様だ。

新元号についてはすでに候補は絞られている。

「平成」は安岡正篤の起案とされるが、昭和天皇ご崩御
のかなり以前から準備されていたようで、ライバルの「文思」を
競り落として内定していたとも。

したがって次の元号もすでに絞られていると思われるが、
「安政」から170年、次の年号に「安」を入れるべきという
悪い冗談がささやかれているとか。

国文学者には時の権力者におもねるようなことだけはやめてもらいたいものだ。

本日の結論としては、「新しい酒は新しい革袋に」と言われるように新しい時代には
若いリーダーの登場が相応しいということだ。



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敵前逃亡

小池都知事が希望の党を立ち上げてわずか1か月半、
早々と代表を辞任した。

都民ファースト代表に続く辞任で「またもや途中で投げ出した」
との非難の声が上がるが、これですっきりした。

たかだか50議席の野党第2党なのでトップがどうなろうが構わないが
一時は天下取りを考えたのだから、その顛末は見届ける必要があろう。

今回感じていた違和感とは、小池都知事が議席を有しないで
公党を牛耳る、つまり院政を敷くことの正統性の欠如だったのだ。

議会制民主主義である以上、国民の負託を得た人たちが政治を
行うのが正道であるはずで、小池氏が創業者の責任と権利を主張するのはおかしい。

その点で少なくとも政治の正常化が進んだと言うべきだろう。



すでに小池ブームも去り、もはや3年後の知事選を勝ち抜けるかも
不確実になった。

実際築地問題もほったらかしでこれまでの成果は皆無と言われるだけに、
今後3年の残り任期にどれほど汗を流せるのか?

かつては腕利きのキャスターとしてTV東京の早朝の経済ニュースを
仕切っていた頃は良く視聴もした。

しかし組織を運営したこともないこの人が果たして10万人を超える
都庁のリーダーとしてかじ取りをし、名都知事となれるのかははなはだ疑問だ。



先日塩野七生氏が帰国中に目撃した衆院選の一部始終について語っていたが、
やはり小池氏のパリ逃亡が気にかかる様子。

ローマ時代にも多くの将軍がいたが兵を残して敵前逃亡する
将は最低の部類であり、あるまじき行為だと断罪していた。

実際太平洋戦争においてもインバール作戦で9万兵力の半数近くが
白骨化したが、無理な指揮をした司令官の牟田口中将は
一足先に飛行機で東京へ逃亡していた。

そして満州国の崩壊に直面して高級将校、高級官僚およびその家族は
兵や入植者を置き去りにして早々と飛行機で東京へ帰国した。

一方小池氏を党首として仰いだ人たちも見捨てられたが、
その多くが小池人気にあやかろうと
の下心から行動したのであり、
同情の余地は皆無と言うところだ。






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緑のタヌキ

特別国会が始まったが野党は未だ戦線が整わない。

野党第一党の立憲民主党ではセクハラ議員が続出し
また第二党の希望の党の混乱は目を覆うばかりだ。

小池代表はさじを投げ、かといって国会議員だけでは共同代表も決められず、
先行組と合流組とで元民進党議員は仲間割れ状態が続く。

希望の党へ投票した1千万人のみならず全国の有権者はあきれているが、
これぞ民進党・民主党の真骨頂と言ったところか。



希望の党の混乱の背景は保身を優先し蜘蛛の糸にすがった
民進党議員により席巻された結果だが、そもそも党規約に問題があるようだ。

この党規約の作成については若狭勝元議員が小池氏の
意向を忖度して作ったらしいが、小池独裁を前提としたものだ。

つまりその任期は選挙に基づかず2期6年におよび、重要人事はひとりで決定し
共同代表はあくまでも小池代表の補佐的役割を担うのみ。

ことほどさように党は小池代表の意の向くままに運営できること
になっており、今後この規約の見直しが最優先される見込みだ。



世界を見渡せば「政党」と言われるものは多数存在するが、
これほど独裁色の強い政党はなく中国共産党ぐらいしか思いつかない。

習近平が「核心」となり独裁色を強めようと党規約を改正したばかりだが、
それにしても希望の党には及ばない。

常務委員はじめ政治局員は党への忠誠を誓うことが義務
づけられているが、個人崇拝など明文化されていない。

つまり「希望の党」はまさに小池独裁を想定して作られたものであり
これを見直してまず「私党」から「公党」への転換を図る必要があるということだ。

「逃亡中の女王」とフィガロ紙に揶揄され、今や「緑のタヌキ」とまで言われて
都知事2期目は無いと予測される小池氏の未来はどうなるか?

年内に希望の党は消えてなくなるのかも知れない。


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改憲問題

立憲民主党が55議席をとつて野党第1党となり
今後自民党に対抗する勢力となった。

しかし立民が「リベラル」を代表する存在とはいえ欧米例えば米国の民主党
やドイツの社会民主党そしてフランスの「前進」などとは異なり余りにも左派色が強く、
将来二大政党の一翼を担う存在へと成長してゆくのかはなはだ疑問。

さしづめ55年体制において自民と対決して万年野党だった
社会党のようにいつも反対を唱える存在になるということだろうか。



今回の選挙の結果465人の衆議院議員が誕生した。

この人たちの歳費と政治活動費は年間5千万円程度だが
実際議員一人に要するコストは3億円とも言われるだけに
しっかりと働いてもらいたい。

しかし実態は不倫あり、重婚あり、詐欺ありさらに都心に宿舎ありと
何でもありの状態だけにどれだけ真摯に仕事をしてくれるのか。

所詮各党からすれば新人議員などただの兵隊、頭数と言ったところでは
あるのだが。



それにしても今回の選挙の結果、自公に希望、維新を加えて
国会の8割は改憲勢力が占めることとなった。

いよいよ安倍首相は来年の自民党総裁選を通過して2021年9月まで
の長期政権下において憲法改正を加速化させるのだろう。

実際憲法9条において戦争放棄および戦力の不保持と交戦権の否認が
定められており、自衛隊の存在に正当性がないことは明らかだ。

とはいえ70年におよぶ北東アジアの緊張の中でその存在
なくして日本の将来を語ることは不可能であることも明らか。

その点からも憲法と自衛隊との整合性を取るとすれば
やはり9条の改正は必然と言うことになるのだろう。

とはいえ戦後民主教育を受けた高齢世代には平和憲法改正への
抵抗感が根強いことも事実だ。

どちらにしても現状の実体と乖離した憲法を守ること、つまりあいまいな
状態を続けるか否か結論を出す時期に来ているのは確かだ。



プロフィール

斉藤洋二

Author:斉藤洋二
銀行・生命保険会社にて
長く為替・投資業務に携わった。

特にホンコン、パリ在住の際には
中国・アジア・欧州・アフリカ
各国を見て歩いた。

歴史・料理・音楽に興味がある。

「ネクスト経済研究所」代表

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