紫陽花

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梅雨前線が北上しさらに台風も接近したせいで湿度が急上昇。

このジメジメしたうっとうしい季節を華やかに彩ってくれるのが紫陽花。
少し控えめながら楚々とした姿に心が和む。

近頃はピンクに限らず赤や赤紫などカラフルになっているが
やはり水色が好ましい。



ところで我が家の紫陽花たちと言えば、今年は虫に葉を食われて
心配していたのだが、懸念した通り花も小さくイマイチ。

ということで花泥棒ならぬ道端で盗ったいや撮ったのがこの写真。

梅桜桃李と続いた花のシーズンのクライマックスを
飾るにふさわしい。

梅雨も悪くないということだ。
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ビッグウイーク

7日(木)の日米首脳会談に続いて
8日(金)からカナダでG7が行われる。

続いて12日(火)にはシンガポールで米朝首脳会談が予定されるなど
この1週間はトランプ大統領の真価が問われるビッグ・ウイークだ。

これまでのところトランプ大統領の強気姿勢が奏功して、
米中貿易戦争では中国側の譲歩を引き出して休戦状態に持ち込んだ。

一方米国の関税引き上げ問題で集中砲火を浴びるG7でも、
トランプは強硬姿勢を貫くつもりのようだ。

果たしてドイツはじめ6か国が共闘して自由貿易をと叫ぶ中で、
どこまで自主路線を押し通すことができるのだろうか?

ともかく米国の農業を疲弊に追い込むとしてカナダへの批判を含めて
通商問題の混迷化は避けられない。

それだけに通商問題での成果をいくらアピールしても米国民の
支持を拡大し、中間選挙を乗り越えることは難しい。



畢竟外交での得点を目指すことになるが、それだけに
4日後に迫った米朝首脳会談の行方が注目される。

とはいえ今回の会談では署名も予定されず、会談は今後数回行われる
見込みと伝えられるなど、すでに半島の非核化は遠い将来の目標となった。

つまり今回の勝者は経済制裁の緩和メリットを受ける金正恩であり、
お陰でその満面の笑みが頂点に達しようとするのも無理はないだろう。



そして日本はといえば拉致問題に進展は期待できない中で
日朝の首脳会談開催や経済援助が議題に上がりつつある。

当然その入り口には巨額の戦後賠償が横たわっており
日本にとってはカネがらみの話ばかりが先行することになる。

まさに金正恩の思うつぼの展開とトランプの頑迷さが
浮彫りになる1週間が始まった。


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継体天皇

プロイセンの宰相ビスマルクは「賢人は歴史に学ぶ」と言ったが
このところ「応仁の乱」が流行るように今も変わらず日本史人気は根強い。

一方現代の皇族には過去半世紀において男子は
悠仁親王以外は生まれておらず、皇統の存続が懸念されている。

したがって万世一系を旨とした125代にわたる天皇家において
異色の存在である26代の継体天皇の即位に学ぼうとする向きがある。



6世紀初頭に皇位についた継体天皇はヤマトから離れ近江もしくは
福井に長く土着した一族で、帰化人との接触も多く地方の豪族として
大勢力になったと推測されている。

5世紀後半雄略天皇(21代)がライバルつぶしを行った結果
男系男子がいなくなった。

したがって22代こそ息子の清寧に継承されたがそれ以降23,24,25代は
3世代遡り血縁的にかなり遠いところから選ばれたのである。

さらに25代の武烈で仁徳(16代)の子孫は完全に途絶えた。

そこでさらに応神(15代)まで遡り、そのひ孫の孫つまり
6世代目にあたる継体へと引き継がれたのである。

これは王権の簒奪が行われたと見るのが妥当かも知れず、
平和的に権力が移行されたのではないとも思われる。

とはいえ万世一系は続いたと解釈されたのである。



このように25代から26代へは何世代も遡って継承が行われており
果たして血統的につながっているのかも疑わしいが、ともかく
天皇家は継体以降1500年にわたり続くことになる。

そして現在のところでは悠仁の血のスペアの存在は余り見当たらず
明治天皇よりさらに遡ってその係累をも対象とすべきなのかも知れない。

すでに宮内庁において該当者調査が進んでいるとも思えないが、
数十年後には江戸時代の孝明や仁孝天皇の血統でIT長者にでも
なっているような人物が天皇になるということがあるのかも知れない。


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奥志賀

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6月3日(日)

梅雨入りを前にした快晴の一日。

信州中野で高速を降り志賀高原に入り蓮池、熊ノ湯などの
スキー場を横目に新緑の山岳道路をひたすら登った。

さらに夏山リフトを乗り継いで家を出て5時間で
2300米の横手山頂に到着。

霞んでいるせいで長野市街はともかく遠くに見えるはずの
富士山、白馬岳、黒姫山などが見えないのが残念。

とはいえ夏山の登頂は初めてでとても満足だ。



山頂はかなり涼しくて何よりも空気が薄いようなので
早々と山を下って標高1500米の奥志賀へ。

今回の宿泊先は「グランフェニックス奥志賀」。

ザガットが客室・施設部門で長野県1位にランクしたらしいが、
紅葉の季節に来て以来結構気に入っているところ。

ついでに言えば皇太子ご一家が護衛を引き連れて
毎年春スキーに借り切っているとも。

ホテル眼前のゲレンデは一面若草が萌えており
さらに自生するつつじ、タンポポが可愛い。

テラスでお茶をしているとせせらぎの音や
野鳥の声も聞こえてくる。

松田聖子が風立ちぬと歌う初秋もさることながら
初夏の高原もまた捨てがたい。

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7周年

本ブログ「風の便り」を書き出したのが2011年6月9日で
ちょうど7年に至った。

つれづれに身の回りのこと、旅の記録、国際金融、国内外の政治経済
など思っていることを備忘的に書いているうちに1300段を超えた。

因みに内容は比較することも憚られるが、量だけで言えば
徒然草の243段、枕草子の300段を抜いている。

一段800字として計算すると100万字で本にすれば数冊か。

全15巻を書いたプルーストや月5万字を書く野口悠紀雄氏に
遠く及ばないが、凡人でも量を稼げるのはただただパソコン様様だ。



7年というのは金融危機が7年周期や10年周期で起きるように
矛盾が蓄積され癇癪を起す、つまりパラダイムが転換するに
十分な期間と言える。

振り返れば当時の欧州は債務危機の真っただ中にあり市場も
パニックとなっていたが、今となっては不思議な感じがしないでもない。

一方日本は東日本大震災の直後で円相場も70円台と
浜矩子氏が50円割れを叫ぶ中で頻繁に円売り介入が行われるなど
デフレ不況の真っただ中にあった。

それがアベクロ相場に転じて目下110円そしてもりかけで国会が
機能不全と泰平の世の中。

まあこれが世の中の実情でそして付和雷同の相場が続くのだから
これらに人生さらに命までかけるのもバカバカしいのは明らかだ。

とはいえいまさら金融市場、相場の世界から撤退するわけにもゆかず
これからも相場と喧嘩しないで仲良く暮らすのが自分の人生と思っているのだが。



ともかくブログの第一回は天竜川の源流に位置する
南信州・伊那谷への紀行文。

つつじが美しいと記していたが、やはり旅は日常から離れ
心洗われるだけにこれからもやめられない究極の楽しみということだ。

芭蕉が言うように人生そのものが旅である以上、旅としての日常を
さらに年に数回程度としても旅先での美しい景色と感動を記録して
行きたいと思う。


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プロフィール

斉藤洋二

Author:斉藤洋二
銀行・生命保険会社にて
長く為替・投資業務に携わった。

特にホンコン、パリ在住の際には
中国・アジア・欧州・アフリカ
各国を見て歩いた。

歴史・料理・音楽に興味がある。

「ネクスト経済研究所」代表

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