一線を越える?

神戸市議とタレント国会議員の不倫疑惑問題が
お茶の間を賑わせている。

新幹線での手をつないでのうたた寝やホテル廊下をパジャマで歩く姿が
報道され、当人たちの「一線を超えていない」との主張だけが空しく響く。

まあバカバカしい話題ではあるが、「そもそも一線とは超えるべきためにある」
などとの野次は妙に納得するところでもある。



為替市場はこのところ夏枯れの様相を強め、ボラティリティ
(変動率)が低迷し、どこもかしこも儲からなくて悲鳴が上がる。

とはいえドルは少しづつ切り下がっており、ついにユーロ・ドルは2年7か月ぶりの
高値に上昇し、今や1.20の一線を越えようとしている。

一方ドル円についてもじりじりと円高が進み、本日は約2か月ぶりに
110円の一線を越えて109円台へ突入しそう。

いよいよ105円に向かって投げ売りが出るのかどうかが注目されるが、
市場はいたってスローで「動かざること山の如し」だ。

常識的に考えれば一線を越えることなく1.20、110円を壁にして
またまたボックス相場で推移するということになるのだか、
やはり一線は超えるものでもあることを忘れてはいけない。



米国に目を転じると、トランプ政権では人事がごたごたし
今や家族以外は信頼できないと言ったところだ。

さらにロシアゲート疑惑解明に向けてモラー特別検査官の
大陪審設置の動きも注目される。

一方日本では内閣が再改造されたものの、
どこまで支持率が回復するのかあやしい。

たいして改造の目玉もないが、一億総活躍に向けて
「人づくり革命」などと活字だけが躍る。

「改革」ならまだしも「革命」など安易に使うなと共産党が
批判しているが、なるほど「革命」など片腹痛い限りだ。

そんなこんなで支持率低迷が円高への切っ掛けに
なるかも知れない。

一線を越えると一気に行ってしまうのが相場でもあり、
真夏の悪夢にはくれぐれも注意しておくにこしたことはない。



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政局流動化

安倍一強と言われ盤石を誇った現政権が、毎日新聞の調査で
支持率26%となるなど一気に政局は流動化してきた。

実際不祥事が続いた自民党ではその掉尾を飾って
「女性首相を目指す」と公言していた稲田防衛相が辞任。

あれだけ虚偽答弁を続け、またヒールと網タイツで自衛艦の
甲板を闊歩しては傷付け自衛官の顰蹙を買っていただけに遅きに失した。

また民進党の蓮舫代表も二重国籍問題で嘘をつき続けた結果
党内の支持を完全に失って辞任。

結局二人の女性首相候補が消え、
残ったのは小池都知事ひとりとなった。

来年末ではなく一転して早期解散の風が吹き出した政界において
この人の動きは一層脚光を浴びる。

特にかつての日本新党のようなブームを巻き起こすのか。
(結局ブームは泡のように消えたが)

とはいえ野党連合で政権を目指すのか、それとも保守の一角として自民党を
支えるのかすら見えないだけに過剰な期待はすべきでないことは分かってはいるのだが。



安倍首相はといえば内憂外患。

国内もさることながら、外交面においても「トランプ第一」を掲げているだけに
海外でも風当たりが強まっているようだ。

実際過日のG20における日中首脳会談において、尖閣、南シナ海、
北朝鮮問題などについて中国批判を繰り返したようだ。

しかし逆に習近平主席から厳しい反撃されたと言われ、
二人が握手する写真に笑顔はなく顔面が強張っていたとか。

中国も、地球儀を俯瞰する外交と言いつつも実際は米国べったりの
安倍外交の本質を見抜いているようだ。

今や中国は米国への反発を強めるとともに
同時に日本への対応も厳しくなってきている。



それでも安倍政権は来年の自民党総裁選を勝ち抜き
3期目において東京五輪と憲法改正を依然目指している様子だ。

果たして3日に予定される内閣改造が支持率回復、
衆院選勝利、総裁3選に結びつくのだろうか。

目下の国民の気持ちはかけもり論戦を通じ現内閣の隠蔽体質に
嫌気しており、その不満をどこかへぶつけたいとの思いが強まっている。

石破、岸田では根本的な不満解消には至らない。

やはり小池百合子に期待が集まり、
選挙民の最大の関心事と言うことになるのだろう。

どのように組織とカネを揃えるのだろうか、面白くないがやはり民進党の右寄りの前原あたりと合流か?


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戻り梅雨

天気が気まぐれなことは百も承知だが、梅雨明け宣言に合わせたように
それまでの夏空から一転して雨が降り続いている。

せっかく高原の夏を味わいに軽井沢へ出かけたのだが、
こちらも雨で夏の華やぎは乏しく、信濃山中の寂しさが漂う。

とはいえいつも行くカフェ・ル・プチ・二のアジサイは目下満開で
雨に濡れて一段と美しさが映える。


(あじさい)


(カラ松林)

今回の旅の目的のひとつはクルマのならし運転。

お見せするほどのものではないが、一部の方からの
リクエストもありその姿を以下に添付。

それぞれのクルマには当然一長一短があるが、今回のクルマは
前方の視界が広がった一方で斜め後ろが見えにくくなった。

そして最大のメリットは燃費が改善したこと。

ハイオクからレギュラーになったことも合わせると
省エネ時代にふさわしいと言うことか。




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米中蜜月の終焉

ラガルドIMF専務理事は10年後にワシントンから北京への
IMF本部移転の可能性を匂わせた。

その発言に場内には失笑が起きたと言うが、
全くの架空の話とも言い切れないのが現在の米中の力関係だ。

ラガルド氏はもともと北京寄りでまたトランプ嫌いとも言われ、
昨年10月にはSDRの構成通貨に人民元を入れることに尽力した。

すでに中国が経済面で米国を超えたとの見方も可能だけに
10年後の国際金融の覇権争いもどうなっていることやら。



ところで現在の米中関係は、今春以降演出されてきた米中蜜月は
終わりつつあり経済戦争に突入する可能性が高まりつつある。

以上の趣旨でロイター通信に「米中蜜月関係の終焉?」と題して寄稿しました。

ご笑覧頂ければ幸いです。

http://jp.reuters.com/article/column-forexforum-yoji-saito-idJPKBN1AB08G


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105歳

日野原重明氏が105歳で死去された。

その活躍ぶりは日々報道されていたが聖路加病院理事長として、
さらに執筆、講演と多忙を極めておられたようだ。

実際終末医療の医師として多くの患者さんにやさしく、
温かく接しては元気と勇気を与えてこられたようでもある。

死ぬ直前まで現役それも100歳を超えてとは
驚くばかりの超人と言うことだろう。



NHKでは5年前に放送された100歳の誕生日前後の
特集を再放送していた。

本当に矍鑠とした元気な姿には驚いたが、
その健康の源はどこにあったのか。

80歳を過ぎてからは、一日の消費カロリーを1200と想定し
1300カロリーを摂取してこられたようだ。
(100カロリーは頭脳労働に消費されると仮定されていたようだ。)

朝はコーヒー、ジュースそしてオリーブオイル、昼は紅茶とクッキー、
そして夜にステーキとか魚などとご飯半膳を食べていたとのことだ。

健康の秘訣は小食(腹七部)、植物油、速歩、笑顔、趣味に集中、
腹式呼吸、服装を自分で選ぶなどとのこと。



それにしてもこの年齢での現役生活を支える家族のご苦労は
果たしてどれほどのものだったか?

隣に3男夫婦が住んでいて、その夫人が毎朝朝食を
用意していたようである。

また認知症で苦しむ10歳余り年下の夫人にはヘルパーさん
もついていたようである。

やはりこのような老人夫婦を支えるには、家族などの
サポート体制が充実していなければ不可能ということだろう。

ともかく日野原氏は理想的な老後生活そして
老後の生き方を示唆されたということだ。

こんな老後生活を送れるとは思わないが、少しでもその肉体的、精神的健康を
おすそ分けしてもらうために健康法を真似するのも良さそうだ。

とはいえ余り効果を期待するのも欲深いかも知れない。





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プロフィール

斉藤洋二

Author:斉藤洋二
銀行・生命保険会社にて
長く為替・投資業務に携わった。

特にホンコン、パリ在住の際には
中国・アジア・欧州・アフリカ
各国を見て歩いた。

歴史・料理・音楽に興味がある。

「ネクスト経済研究所」代表

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